よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1-4 ソマトロピン(遺伝子組換え)の電子化された添付文書一覧 (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24579.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和3年度第31回 3/22)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

【有効成分に関する理化学的知見】14)

②長期投与試験
二重盲検試験において12週間以上の治験薬の投与を行
い、12週以降の躯幹部体脂肪のデータが存在している成
人成長ホルモン分泌不全症患者を対象に長期投与試験を
行った。8)

一般名:ソマトロピン(遺伝子組換え)
Somatropin(Genetical Recombination)
化学名:ヒト成長ホルモン(遺伝子組換え)
growth hormone human(genetical recombination)
構造式:191個のアミノ酸からなるペプチド
分子量:約22,125
性 状:白色の粉末で、においはない。

躯幹部体脂肪率
(%)
の変化量
(長期投与試験 開始時~48週後)

プラセボ/本剤
本剤/本剤

Mean±SD(例数)

95%信頼区間

-4.01±3.21(29)**

-5.24 ~ -2.79

0.35±3.02(59)

-0.44 ~ 1.13

【包

血清IGF-ⅠSDスコア

【主要文献】

長期投与試験 開始時 変化量(長期投与試験 開始時~48週後)

プラセボ/本剤
本剤/本剤

**p値

Mean±SD(例数) Mean±SD(例数)

95%信頼区間

-2.849±1.602(29) 3.102±1.887(29)**

2.384 ~ 3.819

1)Gustafsson, J.:Acta Pediatr. Scand.[Suppl.]362, 50, 1989
2)Randall, R. V.:Acromegaly and Gigantism,
Chapter 26:Endocrinology, Vol. 1,
1989, W. B. Saunders Company
3)渡瀬貴博 他:基礎と臨床, 27(15Nov), 5733, 1993
4)JR-401(液状製剤)における生物学的同等性試験(社内資料)
5)田中敏章 他:新薬と臨床, 47(8), 1251, 1998
6)田中敏章 他:薬理と治療, 27(12), 1857, 1999
7)成人成長ホルモン分泌不全症(AGHD)に対するJR-401の
プラセボ対照二重盲検群間比較試験(社内資料)
8)成人成長ホルモン分泌不全症(AGHD)に対するJR-401の
長期投与試験(社内資料)
9)SGA性低身長症に対するJR-401の臨床試験(社内資料)
10)田中敏章 他:基礎と臨床, 26(1 Jan), 443, 1992
11)野崎 修 他:基礎と臨床, 25(12 Sep), 3672, 1991
12)河野誠一 他:基礎と臨床, 25(12 Sep), 3683, 1991
13)下垂体摘出成熟ラットの体組成および脂質代謝異常に対
するJR-401の効果(社内資料)
14)野村啓一 他:基礎と臨床, 25(12 Sep), 3599, 1991

-0.102±2.174(58) -0.223±1.873(59) -0.711 ~ 0.266

群内比較:長期投与試験 開始時 vs 48週後(p<0.001)

4)SGA性低身長症 9)
グロウジェクトBC注射用 8 mgのSGA性低身長症を対象
とした臨床試験(第Ⅲ相)における主な成績を下表に示し
た。SGA性低身長症患者に各表中に示す投与量を 1 日 1
回皮下投与した。
①身長SDSの変化量
群(用量)

12ヵ月後(例数)

0.23mg群
0.634±0.322(42)
(0.23mg/kg/週)



24ヵ月後(例数)
0.840±0.418(43)



0.47mg群
1.025±0.336(45) p<0.001* 1.497±0.440(45) p<0.001*
(0.47mg/kg/週)

Mean±SD

*:0.23 mg群との群間比較[t検定]

②身長SDS及び成長速度SDSの経時推移
項目


(用量)

試験開始時
(例数)

12ヵ月後
(例数)

装】

1 カートリッジ

24ヵ月後
(例数)

0.23mg群
-3.176±0.672
(43)-2.512±0.751
(42)-2.336±0.820
(43)
身長(0.23mg/kg/週)

【文献請求先】
主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求下
さい。

SDS
0.47mg群
-3.211±0.710
(45)-2.186±0.814
(45)-1.714±0.861
(45)
(0.47mg/kg/週)
0.23mg群
成長
-1.986±1.400
(43) 2.636±1.854
(42) 0.640±1.285
(42)
(0.23mg/kg/週)
速度
0.47mg群
(45) 4.822±1.866
(45) 2.648±1.453
(43)
SDS(0.47mg/kg/週)-1.539±1.194

JCRファーマ株式会社 マーケティング部
(住所) 〒659ー0021 兵庫県芦屋市春日町3ー19
(電話) 0797ー32ー3635

Mean±SD
2. 抗ヒト成長ホルモン抗体
国内での臨床試験205例(グロウジェクト注射用 1.33mg:
成長ホルモン分泌不全性低身長症63例、ターナー症候群 97
例、グロウジェクト注射用 8 mg:成長ホルモン分泌不全性
低身長症45例)において、その検査で一度でも10倍以上の抗
hGH抗体が出現した症例は16例(7.8%、内訳 グロウジェ
クト注射用 1.33mg:成長ホルモン分泌不全性低身長症 7
例、ターナー症候群 6 例、グロウジェクト注射用 8 mg:成
長ホルモン分泌不全性低身長症 3 例)であった。この抗体
出現率は、他の同種同効製剤とほぼ同率であった。5)、6)、10)

【薬効薬理】
1. 身体成長促進作用
下垂体摘出ラットにおける脛骨骨端軟骨の増大及び各種骨
端軟骨への35Sの取り込み作用を試験し、これらの作用はい
ずれも下垂体由来ヒト成長ホルモン製剤とほぼ同等である
ことが確認されている。11)
2. IGF-Ⅰ増加作用
下垂体摘出ラットを用いた試験、また健常成人における試
験で、血中IGF-Ⅰを増加させることが認められている。12)
3. 体組成及び脂質代謝改善作用 13)
下垂体摘出成熟ラットを用いた試験で、除脂肪体重の有意
な増加及び血清LDL-コレステロールの有意な低下が認めら
れている。また、副腎皮質ホルモンおよび甲状腺ホルモン
との併用試験においても、同様の作用を示すことが認めら
れている。

製造販売元

- 5-

〒659 ー 0021 兵庫県芦屋市春日町3-19
5

:登録商標

Code No. 42446
PI-GJ4-003A