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資料2 提出資料1(香取構成員) (55 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_39713.html
出典情報 新たな地域医療構想等に関する検討会(第2回 4/17)《厚生労働省》
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• 今回のCOVID-19禍で、平時の医療提供体制が持っていた構造的弱点が顕在化。
課題は有事対応(のみ)にあるのではなく、平時の体制にある。

• 自由開業医・自由標榜制のもと、独立採算の中小民間病院中心で発展してきた我が
国では、設備投資や人的資源配置は個々の医療機関が判断。
医療機関は機能未分化・相互に競合/競争関係。医療機関相互の連携・協働の契機
が内在していない。
• 他方で患者の「選択の自由」が大きいフリーアクセスの医療保険制度の下で、患者の
流れ(適時適切な医療需要の振り分け)は制度的にコントロールできていない。

• 結果、全体としてみれば、地域(医療圏)全体での最適資源分配の視点がなく、機能
未分化・非効率で「資源の薄まき」状態の余力のない医療提供体制が形成。
供給(提供側)もコントロールできず需要(患者)も制御できないまま、今回のCOVID19禍のように局所的に負荷がかかればいとも簡単に崩れる、という脆弱さを露呈。
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