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オンライン診療その他の遠隔医療に関する事例集(令和6年4月版) (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/index_0024_00004.html
出典情報 オンライン診療その他の遠隔医療に関する事例集(令和6年4月版)(4/19)《厚生労働省》
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事例8

かねここどもクリニック
所在地

事例の
ポイント

愛知県北名古屋市

● 小児に関わる全ての疾患についての診療に可能な限り対応
● オンライン診療により、家庭内で子どもに生じる種々の事象の相談や、疑問・質

問への対応

医療機関の概要

遠隔医療の実施状況
2020年4月

-(無床診療所)

開始時期
診療科

職員数

小児科

対象患者

0歳~大人(子供の親)

職員数

医師1人、看護職員5人、事務スタッフ5人

患者数

220人(2024年1月)

設立主体
病床数

個人

小児科

1 オンライン診療の導入の経緯
新型コロナウイルス感染症の流行のため、感染を恐れた患者が外出・受診を控えるようになった。
新型コロナウイルス感染症の流行下であっても、必要な医療を継続して提供できるよう、感染対策の一環と

して、2020年4月からオンライン診療を開始した。

2 オンライン診療の導入までの流れ
既存の電子カルテシステムでオンライン診療システムも利用可能であった。セキュリティに問題がないこと
を確認した上で、当該システムを活用することとした。
医師や看護師、事務スタッフのいずれもオンライン診療は初めてであり、実際の対応について院長指示のも
と、事前に事務・看護部門に分かれ事前にトレーニングを実施した。トレーニングでは、スタッフ全員が、

予約の受付から診察、調剤や支払い、院外処方箋使用時の対応等の一連の流れを確認し、診療報酬の取扱い
などに関する知識の習得を行った。
オンライン診療の導入を決めてから実施まで、数か月程度を要した。

対象患者
新型コロナウイルス感染症の流行当初は、対面診療での受診を控える患者が多かった。
そのため、新型コロナウイルス感染症の流行下であっても、治療を継続できるよう、オンライン診療を開始
した。当初は、全身の状態が安定しており、オンライン診療で十分な診療を提供できる小児の診療、保護者
の不安に対応するための診療をオンライン診療で実施することから始めた。続いて、新型コロナウイルス感
染症罹患後の経過観察などにも拡大した。

オンライン診療を活用する患者の多くが、近隣の住民である。一部、転居後の遠方の地域から受診するケー
スもある。

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