よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


オンライン診療その他の遠隔医療に関する事例集(令和6年4月版) (28 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/index_0024_00004.html
出典情報 オンライン診療その他の遠隔医療に関する事例集(令和6年4月版)(4/19)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

事 例 13

井上病院
所在地

長崎県長崎市


⚫ 病状が安定しておりCPAP治療を行っている睡眠時無呼吸症候群の患者、過眠症患者

や生活習慣病患者などに対して、自覚症状や睡眠時刻、服薬状況などをアプリ上で確認し
事例の
ポイント

ながらオンライン診療を実施
⚫ 患者の家族等にオンライン診療支援者(サポーター)として協力を依頼し、オンライン診

療前の接続確認等を行うことで円滑に実施

医療機関の概要
設立主体
病床数
診療科

職員数

遠隔医療の実施状況
2020年5月

112床

開始時期
診療科

消化器内科、総合内科、呼吸器内科、循環器内

対象患者

睡眠時無呼吸症候群の患者(※)、生活習慣病を有する

社会医療法人

呼吸器内科

科、腎臓内科、外科、整形外科、脳神経外科、

患者、過眠症患者等

眼科、皮膚科

(※) 2023年5月8日以降対面診療に移行

患者数

医師26人、看護職員131人、事務スタッフ52人

90人(2023年4月)

1 オンライン診療の導入の経緯
新型コロナウイルス感染症流行下において、患者の受診控え、外来患者数の制限、緊急性のない検査の延期、長
期処方、電話再診による医療の質の低下への懸念等があった。
新型コロナウイルス感染症流行下では、院内滞在時間の短縮、生活情報を活用した質の高い医療の提供、病診連

携の強化が求められ、症状・データのモニタリングを活用しながらのオンライン診療、病院におけるチーム医療
促進、地域医療情報ネットワークの活用が求められた。
2015年より遠隔CPAPモニタリングを開始していた素地もあり、定期受診が必要なCPAP患者や、データをもと
にした生活習慣病の指導等はオンライン診療が向いていると考え、導入に至った。

2 オンライン診療の導入までの流れ
オンライン診療システムの選定については、長崎県においては地域医療連携ネットワーク(あじさいネット)と
特定のオンライン診療システムが連携しており、電子カルテ端末からオンライン診療を行うことが可能であった
ため、当該システムを選定した。

オンライン診療時のPCの接続等は医師事務作業補助者が実施することとした。
小児や高齢者患者の家族等をオンライン診療支援者(サポーター)として、オンライン診療時の通信接続等のサ
ポートを依頼することとした。

28