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オンライン診療その他の遠隔医療に関する事例集(令和6年4月版) (24 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/index_0024_00004.html
出典情報 オンライン診療その他の遠隔医療に関する事例集(令和6年4月版)(4/19)《厚生労働省》
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事 例 11

あいち小児保健医療総合センター
所在地

事例の
ポイント

愛知県大府市

⚫ 小児診療においてオンライン診療で感染症への不安を軽減しながら診療継続
⚫ 医師事務作業補助者がオンライン診療診察室の開室・PC接続・患者への連絡など調整
⚫ 他の公立病院の導入事例を聞き取り自院での体制検討
医療機関の概要

遠隔医療の実施状況

設立主体

公立

開始時期

病床数

200床

診療科

呼吸器内科、循環器内科、腎臓内科、神経内科、内分泌内科、周産期内科、
新生児内科、皮膚科、アレルギー科、リウマチ科、感染症内科、

診療科
対象患者

2022年6月
神経内科、アレルギー科、心
療内科、小児外科
一般的な小児診療で、問診で

小児科、精神科、心療内科、心臓血管外科、泌尿器科、脳神経外科、

状況を把握可能と各診療科の

整形外科、形成外科、眼科、耳鼻いんこう科、小児外科、産科、

医師が判断した患者等

婦人科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科、臨床検査科、
救急科、小児歯科、矯正歯科、歯科口腔外科

職員数

患者数

医師94人、看護職員319人、事務スタッフ23人

14人(2024年1月)

1 オンライン診療の導入の経緯
2020年度の診療報酬改定をうけて、遠方から通院する患者の付添い負担軽減や感染症への不安軽減など患
者の利便性の向上のため導入に至った。

2 オンライン診療の導入までの流れ
2020年9月に副センター長の主導で、内分泌代謝科、アレルギー科、神経内科、泌尿器科の医師・看護師

長・システム担当者・医事担当者などが参加する院内プロジェクトチームを立ち上げ、検討を始めた。事
務部経営企画課がプロジェクトチームの運営を行った。
他の公立病院に対して、オンライン診療の活用に関する聞き取りを行った。導入システム・支払い方法・診療時
間・電子カルテとの連携などの内容を聞き取り、多くの公立病院において導入していたシステムがセキュリティ
面でも安全だと考え、当該システムを選定した。

オンライン診療専用の診察室を準備した。
プロジェクトチームにおいて、医師向けのマニュアルを作成し、急遽オンライン診療ができない場合や開始時刻

に遅れる場合、その他不明な点がある場合には、医師事務作業補助者に連絡することを記載した。
医師向けのマニュアルの中で対象とする患者を次ページ(対象患者)の通り記載した。実際にどの患者にオンライ
ン診療を案内するかは、これらを参考にしながら各診療科の医師が判断している。神経内科や小児科での活用が
多い傾向である。

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