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オンライン診療その他の遠隔医療に関する事例集(令和6年4月版) (25 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/index_0024_00004.html
出典情報 オンライン診療その他の遠隔医療に関する事例集(令和6年4月版)(4/19)《厚生労働省》
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対象患者
慢性疾患で体調に変化がなく、同じ薬を継続的に服用している方。

簡単な問診で状況を把握でき対応が可能な方。
在宅物品のある患者は対象外とする。

3 オンライン診療の実施の流れ
予約

⚫ 患者や保護者がオンライン診療システム上で予約。
⚫ 医師事務作業補助者が予約を確認し、システム上で患者が予約を完了できていない場合は
患者に電話等で連絡。
⚫ 毎週水曜の午後をオンライン診療枠として設定。

診療

⚫ 水曜午後のオンライン診療枠に合わせて、医師事務作業補助者がオンライン診療専用の診
察室を開室し、PC等を立ち上げ。
⚫ 医師事務作業補助者が予約時10分前に医師に連絡。医師が予約時間に15分以上遅れる場合
は、開始が遅れる旨を医師事務作業補助者から患者に電話で連絡。
⚫ 医師がオンライン診療専用の診察室に行き、オンライン診療を実施。

支払い

⚫ 次回対面診療時に窓口で支払いまたは銀行振込。

処方箋・処方薬の
受け渡し

⚫ 医事課が患者の希望する薬局に処方箋をFAX送付するとともに原本を送付。

4 オンライン診療を実施する際の課題と工夫点等
システム上で予約を取らない患者がいる。そのような患者には、医師事務作業補助者から電話等で連絡を行
い、システム上で予約を取ることができない患者の代わりに予約を取っている。
導入当初は、病院側がオンライン診療システムに接続できないことが稀にあったため、医師事務作業補助者

が水曜午前に接続確認を行うことで、オンライン診療を円滑に開始できるよう対応している。

5 オンライン診療の効果と今後の展望
把握した効果等
小児科など、通院による感染症への不安を軽減しながら診療継続ができ、患者の負担軽減につながった。
新型コロナウイルス感染症に関する時限的・特例的な取扱いに基づく電話診療の取扱いが変わったことや、
医師の間で活用例が広く認識されるようになったことを受け、オンライン診療を取り入れたい医師からの相
談や、オンライン診療の実施に必要な研修を受講する医師が増えている。

今後の展望
オンライン診療実施件数は、現在20件に達することもあり、毎週水曜のオンライン診療枠で 1 日に 5 人 程
度に対応することもある。徐々に件数が増えてきているところなので、水曜日以外のオンライン診療枠の増
設など対応していきたい。

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