【農林水産省】
○ 会計担当職員により構成される入札・契約手続審査委員会において、前回一者応札・
応募であった案件 964 件について、入札要件や仕様書等の審査を実施し、前回の改
善策が反映されているかの確認等を行った。その結果、169 件が複数者応札・応募と
なり、透明性や競争性等の向上が図られた。
○ 一者応札・応募となった 1,345 件について、入札に参加しなかった者へのアンケー
トを実施して要因を分析し、次回の調達に向けての改善策を検討した。
○ 外部有識者により構成される入札等監視委員会において、一者応札・応募となった
案件 177 件について、次回の調達に向けての改善策等についての審議を行い、透明
性や競争性等の向上が図られた。

【経済産業省】
○ ①入札前の自己チェック（前年度一者応札）
、②契約前の自己チェック（一者応札、
高落札率）
、③調達後の第三者チェック（一者応札、高落札率、同一者連続）を主な
内容として「一般競争入札における一者応札問題の改善策」
（平成 24 年度に策定し、
適宜改訂。
）を活用することで、平成 23 年度には約 42％だった一者応札比率は令和
５年度上半期には約 33％となった。
○ 令和４年度に一者応札であったことから公告前にセルフチェックリストを作成した
172 件のうち、37 件が複数者応札となった。

【国土交通省】
○ 業者側の準備不足により一者応札となったと思われる案件について更なる準備期間
の確保を行うなど、事前・事後検証を基に取組を行い、競争参加資格の拡大を行う
など一者応札改善に向け柔軟な取組を行った結果、令和５年度上半期において 111
件について一者応札が改善して、比較可能な 13 件で計約 1,000 万円（▲８％）の削
減効果があった。

【環境省】
○ 令和５年度上半期の契約において「一者応札」
、「落札率が極端な高さ（90％以上）」
及び「契約金額・落札率を問わず、
「一者応札」が２か年度以上続いている全案件」
であった 280 件について、入札公告に当たって、一者応札改善のための契約前自己
チェックを実施し、契約方式の妥当性を確認等した結果、改善は複合的要因による
ものの 20 件が複数者応札となった。

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