よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【参考資料1】電子カルテ情報共有サービスのこれまでの整理 (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40268.html
出典情報 健康・医療・介護情報利活用検討会 医療等情報利活用ワーキンググループ(第22回 6/10)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

傷病名の運用上の整理について

健康・医療・介護情報利活用検討会
第20回 医療等情報利活用ワーキンググループ
(令和6年1月24日)

基盤WGのとりまとめにおいては、傷病名について下記の通り整理を行い、「未告知フラグ」「長期保存フラグ」を設定するこ
ととした。
• 傷病名について患者に未告知である情報の場合にはその旨が分かる状態で当該情報を保存でき、また、傷病名・アレルギー情
報・感染症情報・薬剤禁忌情報について長期的に保存することが望ましいと医師が判断した場合には長期間保存を行う情報であ
る旨が分かる状態で当該情報を保存できるシステムを構築する。
• 傷病名については、未告知である情報の場合には当該情報の表示を制御する仕組みとする。
このほか、患者や医療機関に正確な傷病名を分かりやすく共有するために、傷病名の登録に係る運用をさらに検討する必要があ
るのではないか。

患者や他の医療機関に正確な傷病名の共有を行うための対応(案)
・「未告知フラグ」「長期保存フラグ」に加え、「未提供フラグ」を設ける。
傷病名を患者や他の医療機関に共有する際に、電子カルテに登録された病名を全て共有することが適さない場合も考えられる。そのため、傷病名を電
子カルテ共有サービスに登録する際に、医師が「患者や他の医療機関に共有される」傷病名を整理した上で情報共有するために、「未提供フラグ」を設け
る。
「未提供フラグ」の使用例:診療初期の段階で登録した病名が、診療の過程でより詳細な病名等に変更される場合
疑い病名の中で疑っている度合いの大きさにより、共有する範囲を調整したい場合
※「未提供フラグ」を付与した病名は本人と医療機関ともに閲覧不可となる。

・患者・医療機関に分かりやすい形で共有する観点から、主傷病の設定を行うことができることとする。
⇒システム要件としては上記としつつ、入力方法等の運用や関係者への周知についてはアカデミアや関連団体、学会等と連携し、
今後検討を行う。
10