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【参考資料1】電子カルテ情報共有サービスのこれまでの整理 (27 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40268.html
出典情報 健康・医療・介護情報利活用検討会 医療等情報利活用ワーキンググループ(第22回 6/10)《厚生労働省》
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第19回 健康・医療・介護情報利活用検討会
医療等情報利活用ワーキンググループ 一部改変

(参考)健診結果報告書の取扱いと運用の整理について(関係者のメリット)

電子カルテ情報共有サービスで健診結果を取り扱うこととした場合、国民(患者)、医療機関、保険者等に具体的
にどのようなメリットがあるか整理。システムベンダ側のメリットについて検討する。
国民(患者)、医療機関、保険者のメリット
国民(患者)

医療機関等(健診機関)

保険者

医療機関等ベンダ

①特定健診だけでなく、事業者健
診や人間ドックの結果をマイナ
ポータルで閲覧できるので、自身
の健康管理や疾病予防に役立てる
ことができる。

①より迅速に多くの健診結果を医療
機関が閲覧することが可能になり、
より質の高い安全な医療を提供でき
るようになる。

①健診結果の迅速な取得
特定健診や事業者健診の結果情報をこれまでよ
りも迅速に取得することができる。
※保険者によって異なるが、いくつかの保険者
に聞いたところ、現在は、結果取得まで1~3
か月を要している場合が多い。

①各保険者独自のチェック
ルールやファイル形式で提供
する必要がなくなる。

②より迅速に多くの健診結果を医
療機関が閲覧することが可能にな
り、より質の高い安全な医療を受
けることができるようになる。

②マイナポータルの閲覧に対応した
医療機関が選択されることで健診者
が増える可能性がある

②健診結果の取得率向上
事業者健診や人間ドッグの結果の取得率が向上
する。また、被扶養者やパート従業員の取得率
も向上。
※現在、制度上は、事業者健診等の結果を保険
者が取得することは可能となっているが、取得
までに時間を要している。

②事業者や保険者からデータ
の修正依頼が来て対応してい
たものが、バリデーション
チェックによって一定減少す
る可能性がある。

③より多くの健診結果を医療機関
が閲覧することが可能になること
で、重複検査を回避できる場合が
ある。

③現在、健診を実施した医療機関か
ら保険者や事業者には、紙媒体で結
果報告書が提出される場合がある。
電カル共有サービスの普及により、
紙媒体での提出が減少することが考
えられる。

③健診後速やかな保健指導・受診勧奨が可能
これまでよりも早く健診結果を取得できるので、
速やかな保健指導や受診勧奨が可能。

④毎年の健診結果を紙で保存する
必要がなくなる。

④電子化の手間(パンチ代)の削減
現在は、事業者健診や人間ドックは紙媒体等
で保険者に提出されることがあるが、電カル共
有サービスが普及すれば、紙媒体を保険者で電
子化する手間がなくなる

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