議題3 参考資料 (67 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41117.html |
出典情報 | 先進医療会議(第133回 7/4)《厚生労働省》 |
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<先進医療告示20>
タイムラプス撮象法による受精卵・胚培養
適応症
胚移植を必要とする不妊症
内容
(先進性)
2008 年頃からタイムラプスによる胚の観察が行われ始め、1 日 1 回程度の形態学的観察より、 タイムラプスのほ
うが正確な胚の評価が可能であることが明らかになっている。 胚をインキュベーターから出さずにこれらのタイムラプ
スによる評価から、移植胚の選択を行うことにより、通常の観察による胚の選択に比べて妊娠率が 20%向上すると
いう報告もある。タイムラプスによる胚の評価は、移植する胚の選定に有用であると考えられる。 しかし、タイムラプス
による胚の評価の基準は各施設によってさまざまであり、評価基準を作成することが必要である。
(概要)
1)対象:胚移植を必要とする不妊症
2)各症例への実施:
体外受精や顕微授精後の卵子をタイムラプス装置搭載型培養器と従来型培養器を用いて培養し、
Pronucleus(PN)出現、細胞分裂様式、多核、割球間のサイズ、胚盤胞の細胞数、卵割に要する時間などを比較
検討する。
3)分析結果の評価:
タイムラプス搭載型培養器で得られた胚の形態的評価と従来型培養器での胚の形態学的観察による評価をも
とに選択した胚を移植し、生産率等を比較する。
(効果)
臨床的妊娠率の上昇、培養成績の向上、着床率・生産率の上昇
(先進医療にかかる費用)
先進医療に係る費用は 23000 円である。
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