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参考資料1 (32 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20220525/zaiseia20220525.html
出典情報 財政制度等審議会 歴史の転換点における財政運営(5/25)《財務省》
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資料Ⅰ-2-18

債務残高対GDP比のシミュレーション

○ 金利(r)よりも、成長率(g)の方が高ければ、PB赤字が大きくても、計算上は、債務残対GDP比は「いず
れ」は「収束」するとの主張もある。
○ しかし、計算上「収束」するには数百年かかるところ、実際に数百年にわたり金利(r)よりも成長率(g)を高い
水準に維持することは困難。また、債務残高対GDP比が極めて高い水準に増嵩していく中で、現実には各時点で
「収束」する経路なのか発散する経路なのか見分けはつかず、市場からの信認を維持できるとは考えられない。
○ 債務残高対GDP比が高い状態で、一旦、金利(r)が成長率を上回れば、債務残高対GDP比は加速度的に発
散していき、財政は破綻する。

<前提>※以下が永続する場合

債務残高対GDP比のシミュレーション

(%)

550

 金利1%

500

 成長率2%

450

 PB赤字対GDP比▲5%

400

510.0

350

<計算結果>
 債務残高対GDP比が安定する水準
は500%超
 安定するには500年以上かかる

300
250
200
150

0

200

400

600

800

1000

(年後)