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・資料No.2~2-1_日本薬局方の参考情報の改正(案)について (19 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000174942_00007.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 日本薬局方部会(令和4年度第1回 7/26)《厚生労働省》 |
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4 参考情報
1
◆
2
調和の対象とされた項中非調和となっている項の該当箇所は「
3
で,調和の対象とされた項以外に日本薬局方が独自に規定することとし
4
た項は「
5
∞
なお,三薬局方で調和されていない部分のうち,調和合意において,
◇
◇
◆
」
38
0
」で囲むことにより示す.
三薬局方の調和合意に関する情報については,独立行政法人医薬品医
∞
39
6
療機器総合機構のウェブサイトに掲載している.
7
1. 原理
8
測定される物質の色は第一にその物質の吸収特性に依存する. 40
しかし,光源の違い,光源のスペクトルのエネルギー,測定者
9
Y =k
y Sd
f -
Z =k
z Sd
f -
0
∞
10
の視感度,サイズの違い,背景の違い及び見る方向の違いのよ
11
うな種々の条件によっても色の見え方は異なる.色相,明度
41
12
(又は輝度)及び彩度は色の三属性とされている.決められた条
42
13
件のもとで機器分析を行えば色の数値化は可能である.どのよ
43
14
うな色の機器分析においても,ヒトの目が3タイプの受容体を
44
15
通して色を見るということに基づいている.
45
k =100/
y Sd
f -
0
k:一つの受容体タイプと使用した光源を特徴付ける基準化
係数
S:光源の相対分光分布
-
x , -
y 及び-
z :CIE 視角2°の視野の測色標準観測者にお
けるカラーマッチング分散係数
16
色の測定において,機器分析法は目視による色の主観的な観
46
17
f:物質の分光透過率係数T
察よりも客観的なデータを得ることができる.適切な保守管理
47
:波長(nm)
18
及び校正を行うことで機器分析法により正確で,精度よく,更
19
に経時的に変化しない一定の色の測定値を得ることができる.
48
実際の3刺激値の計算において,積分は次式に示すように近
20
正常な色覚を持つヒト被験者による広範囲なカラーマッチング
49
似的な和で求める.
21
実験を通して,分散係数(荷重係数)を可視スペクトル範囲のそ
22
れぞれの波長で求めて,その波長の光による各受容体の相対的
50
X =kT -
x SΔ
23
な刺激量を求めた.国際照明委員会(CIE)は,測色標準観測者
24
が対象(視野)を認識する光源及び光の角度を考慮したモデルを
25
開発した.溶液の色の目視テストにおいては視角2°の視野及び
26
散乱昼光を用いる必要がある.ヒトの目の平均的な感受性は
27
-
x ,-
y 及び-
z の分散係数で表される(図1).
51
Y =kT -
y SΔ
52
Z =kT -
z SΔ
53
k=
100
y Δ
S -
54
a*(赤色-緑色)及びb*(黄色-青色)を計算することができる.
56
これらは次のように定義される.
57
L*=116f (Y/Yn) - 16
58
a*=500[f (X/Xn) - f (Y/Yn)]
59
b*=200[f (Y/Yn) - f (Z/Zn)]
60
61
62
28
29
30
31
32
ここで,
X/Xn>(6/29)3のときf (X/Xn)=(X/Xn)1/3
それ以外の場合は
図1 CIE視角2°の視野でのヒトの目の平均的感受性(D:分
散係数;:波長nm)
63
f (X/Xn)=841/108(X/Xn) + 4/29
64
Y/Yn>(6/29)3のときf (Y/Yn)=(Y/Yn)1/3
全ての色における各受容体タイプの刺激量は3刺激値(X,Y
65
及びZ )によって定義される.
33
分散係数と3刺激値(X,Y 及びZ )の関係は次の積分で表され
34
る. 日本産業規格Z 8120の定義によると,一般に可視光の波
35
長範囲の短波長限界は360 ~ 400 nm,長波長限界は760 ~
36
830 nmにあると考えてよい.◇
◇
∞
37
3刺激値を用いてCIEの Lab色空間座標: L*(明度又は輝度),
55
X =k
x Sd
f -
0
それ以外の場合は
66
f (Y/Yn)=841/108(Y/Yn) + 4/29
67
Z/Zn>(6/29)3のときf (Z/Zn)=(Z/Zn)1/3
68
69
それ以外の場合は
f (Z/Zn)=841/108(Z/Zn) + 4/29
70
Xn,Yn及びZnは精製水の3刺激値である.
71
分光光度法において,透過率は,可視スペクトルの全範囲の
18
1
◆
2
調和の対象とされた項中非調和となっている項の該当箇所は「
3
で,調和の対象とされた項以外に日本薬局方が独自に規定することとし
4
た項は「
5
∞
なお,三薬局方で調和されていない部分のうち,調和合意において,
◇
◇
◆
」
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0
」で囲むことにより示す.
三薬局方の調和合意に関する情報については,独立行政法人医薬品医
∞
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6
療機器総合機構のウェブサイトに掲載している.
7
1. 原理
8
測定される物質の色は第一にその物質の吸収特性に依存する. 40
しかし,光源の違い,光源のスペクトルのエネルギー,測定者
9
Y =k
y Sd
f -
Z =k
z Sd
f -
0
∞
10
の視感度,サイズの違い,背景の違い及び見る方向の違いのよ
11
うな種々の条件によっても色の見え方は異なる.色相,明度
41
12
(又は輝度)及び彩度は色の三属性とされている.決められた条
42
13
件のもとで機器分析を行えば色の数値化は可能である.どのよ
43
14
うな色の機器分析においても,ヒトの目が3タイプの受容体を
44
15
通して色を見るということに基づいている.
45
k =100/
y Sd
f -
0
k:一つの受容体タイプと使用した光源を特徴付ける基準化
係数
S:光源の相対分光分布
-
x , -
y 及び-
z :CIE 視角2°の視野の測色標準観測者にお
けるカラーマッチング分散係数
16
色の測定において,機器分析法は目視による色の主観的な観
46
17
f:物質の分光透過率係数T
察よりも客観的なデータを得ることができる.適切な保守管理
47
:波長(nm)
18
及び校正を行うことで機器分析法により正確で,精度よく,更
19
に経時的に変化しない一定の色の測定値を得ることができる.
48
実際の3刺激値の計算において,積分は次式に示すように近
20
正常な色覚を持つヒト被験者による広範囲なカラーマッチング
49
似的な和で求める.
21
実験を通して,分散係数(荷重係数)を可視スペクトル範囲のそ
22
れぞれの波長で求めて,その波長の光による各受容体の相対的
50
X =kT -
x SΔ
23
な刺激量を求めた.国際照明委員会(CIE)は,測色標準観測者
24
が対象(視野)を認識する光源及び光の角度を考慮したモデルを
25
開発した.溶液の色の目視テストにおいては視角2°の視野及び
26
散乱昼光を用いる必要がある.ヒトの目の平均的な感受性は
27
-
x ,-
y 及び-
z の分散係数で表される(図1).
51
Y =kT -
y SΔ
52
Z =kT -
z SΔ
53
k=
100
y Δ
S -
54
a*(赤色-緑色)及びb*(黄色-青色)を計算することができる.
56
これらは次のように定義される.
57
L*=116f (Y/Yn) - 16
58
a*=500[f (X/Xn) - f (Y/Yn)]
59
b*=200[f (Y/Yn) - f (Z/Zn)]
60
61
62
28
29
30
31
32
ここで,
X/Xn>(6/29)3のときf (X/Xn)=(X/Xn)1/3
それ以外の場合は
図1 CIE視角2°の視野でのヒトの目の平均的感受性(D:分
散係数;:波長nm)
63
f (X/Xn)=841/108(X/Xn) + 4/29
64
Y/Yn>(6/29)3のときf (Y/Yn)=(Y/Yn)1/3
全ての色における各受容体タイプの刺激量は3刺激値(X,Y
65
及びZ )によって定義される.
33
分散係数と3刺激値(X,Y 及びZ )の関係は次の積分で表され
34
る. 日本産業規格Z 8120の定義によると,一般に可視光の波
35
長範囲の短波長限界は360 ~ 400 nm,長波長限界は760 ~
36
830 nmにあると考えてよい.◇
◇
∞
37
3刺激値を用いてCIEの Lab色空間座標: L*(明度又は輝度),
55
X =k
x Sd
f -
0
それ以外の場合は
66
f (Y/Yn)=841/108(Y/Yn) + 4/29
67
Z/Zn>(6/29)3のときf (Z/Zn)=(Z/Zn)1/3
68
69
それ以外の場合は
f (Z/Zn)=841/108(Z/Zn) + 4/29
70
Xn,Yn及びZnは精製水の3刺激値である.
71
分光光度法において,透過率は,可視スペクトルの全範囲の
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