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資料1-2 調査結果報告書 (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27607.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和4年度第10回)
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団とされた。また、サンプリング手順の逸脱のあった 1 例(HIV プロテアーゼ阻害剤含有レ
ジメン併用群)を除く 40 例が薬物動態解析対象集団とされた。なお、エファビレンツ/エム
トリシタビン/テノホビル併用群の 1 例、アバカビル/ドルテグラビル/ラミブジン併用群の 2
例、HIV プロテアーゼ阻害剤含有レジメン併用群の 1 例が喫煙者であり、これらの症例は
安全性解析対象集団及び薬物動態解析対象集団に含まれていた。
各併用群におけるリオシグアトの薬物動態パラメータは下表のとおりであった。なお、
HIV プロテアーゼ阻害剤含有レジメン併用群の 8 例のうち、リトナビルに加えアタザナビ
ルも併用していた 1 例のリオシグアトの AUC は 39.8 µg・h/L、Cmax は 8.94 µg/L であった。
表 1. 抗 HIV 薬併用下におけるリオシグアト単回経口投与時のリオシグアトの薬物動態パラメータ
エファビレンツ

エムトリシタビン

/エムトリシタビン

/リルピビリン

/テノホビル併用群

/テノホビル併用群

(8 例)

(8 例)

AUC
(µg・h/L)

95.5(105)**

Cmax
(µg/L)

14.2(56.3)

エルビテグラビル

アバカビル

/コビシスタット

/ドルテグラビル

/エムトリシタビン

/ラミブジン

HIV プロテアーゼ
阻害剤含有
レジメン併用群*

/テノホビル併用群

併用群

(8 例)

(8 例)

185(103)

185(74.1)

255(65.8)

116(74.6)

16.3(23.0)

20.4(25.9)

20.0(46.4)

15.8(41.0)

(8 例)

幾何平均値(%CV 値)
AUC:血漿中濃度-時間曲線下面積(無限大までの外挿値)
、Cmax:最高血漿中濃度
*内訳は、リトナビル/ダルナビル/エムトリシタビン/テノホビル併用 7 例、アタザナビル/リトナビル/エムトリシタビン/
テノホビル併用 1 例。**n=7

1.2

リオシグアト単独投与時と抗 HIV 薬併用投与時のリオシグアトの薬物動態の比較

(18634 試験:試験総括報告書、Pulm Circ. 2019; 9: 1-10)
過去に実施されたリオシグアト単独投与時のリオシグアトの薬物動態等を検討した臨床
試験の結果をヒストリカルコントロールとして、リオシグアトと抗 HIV 薬との薬物相互作
用試験(17957 試験)の結果と比較することにより、リオシグアトと抗 HIV 薬との薬物動態
学的相互作用の検討が行われた。ヒストリカルコントロールとしては、11261 試験(食後投
与)及び 13009 試験(空腹時投与)のリオシグアト 0.5 mg 単独を単回投与した計 40 例(11261
試験:16 例、13009 試験:24 例)のデータが用いられた。11261 試験及び 13009 試験の概要
は、表 2 のとおりであった。
表 2. 11261 試験及び 13009 試験の概要
試験名

投与
タイミング

例数

試験概要

11261
試験

食後

16 例
(喫煙被験者
3 例、非喫煙
被験者 13 例)

ケトコナゾールとの薬物相互作用試験。
外国人健康成人 16 例を対象に、
投与期 A にリオシグアト 0.5 mg を食後単回経口投与、その後投与期 B
にケトコナゾール 400 mg を 1 日 1 回 4 日間経口投与後にリオシグアト
0.5 mg とケトコナゾール 400 mg を併用して食後単回経口投与した。

13009
試験

空腹時

24 例
(喫煙被験者
7 例、非喫煙
者 17 例)

リオシグアトの薬物動態の用量比例性を検討した臨床試験。外国人健
康成人 24 例を対象としたクロスオーバー試験で、各期にリオシグアト
0.5、1.0、1.5、2.0 又は 2.5 mg を空腹時単回経口投与した(休薬期間:
約 1 週間)。

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