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資料4 第4期がん対策推進基本計画(案)について事前にいただいたご意見 (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29457.html
出典情報 がん対策推進協議会(第86回 11/30)《厚生労働省》
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資料4
委員氏名
阿久津

友紀

第4期がん対策推進基本計画(案)について
事前にいただいたご意見
事前意見
がんと診断されたときからの緩和ケアの推進の項目は評価。緩和ケア=終末期ケアという言葉のイメージを変えてもらえるような取
り組みを望む。「終末期ケアに限らず」と一文添えてほしい。そのほか実態の研究、意思決定など治療が終了した患者について書
き加えられた表記には具体的な検討を望める表記で同意。

石岡

千加史

16頁「国は、がんゲノム医療をより一層推進する観点から、がんゲノム医療中核拠点病院等を中心とした取組を引き続き推進する
とともに、がん遺伝子パネル検査等の更なる有効性に係る科学的根拠の収集に引き続き取り組む。」
→「国は、がんゲノム医療を一層推進する観点から、がんゲノム医療中核拠点病院等を中心とした取り組みを引き続き推進する。
また、関連学会等と連携し保険適用となった(がん遺伝子パネル)検査を普及させる(または・・・検査の普及に努める)。」
(保険診療で行われているがん遺伝子パネル検査(がんゲノムプロファイリング検査)の実施要件は「科学的根拠に基づき」実施
される体制が条件になっているので敢えて記載する必要は無いと考えた。)
27頁 希少がん・難治性がん
→「難治がん」が一般的(国の「がん情報サービス」も「難治がん」)。「希少がん」は希少性がんとしないのと同様に難治性が
んとしない方がすっきりする。
→また、希少がんに注釈を付けたように、難治がんにも注釈を付けるのが良い。

小原

眞知子

緩和ケアの提供に関して、報告書の中には、(p21)には社会的苦痛の文言がありますが、分野別アウトカムの中には、身体的苦痛、
精神心理的な苦痛を抱く患者さんの減少となっています。社会的苦痛も、身体・精神心理的側面と切り離すことができないもので
あり、それぞれの側面が影響して発生するものです。ここに社会的苦痛に関するものを提示して頂けると、報告書と連動するかと
思います。例えば、(3002)、(3003)をアウトカム指標として設定するか、新たに調査を加えるなどで提示して頂くことを提
案します。
チーム医療に関しての課題は拠点病院以外の医療機関の専門チームの設置が課題であるとされています。それに関連した取り組む
べき施策は、都道府県がん診療連携協議会での拠点病院等と地域の医療機関との連携体制の議論を行うとされていますが、「議
論」にとどまらず、連携体制整備を推進することまで踏み込んだ記述を提案します。
高齢者のがん対策に関する個別目標には、多職種連携の強化とあるが、それだけではなく、高齢者の場合、患者の望んだ場所で適
切な医療とは、在宅療養を鑑みると地域の保健医療機関の連携も必要になるので、地域の医療機関・多職種連携の強化することを
記載する必要があると思います。
高齢者がん対策については、がんの罹患率は高齢になれば高くなることや、高齢者は一般的に65歳以上であるが、年齢の幅が広く、
ADL、認知機能、フレイルの状況など多様であります。アウトカムの指標として、現在示されている遺族調査は患者のご家族から
の調査であることから、今後患者体験調査の中で65歳以上の方の項目を設定・調査しデータソースに加える必要があるのではない
かと思います。

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