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資料4 第4期がん対策推進基本計画(案)について事前にいただいたご意見 (27 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29457.html
出典情報 がん対策推進協議会(第86回 11/30)《厚生労働省》
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資料4

第4期がん対策推進基本計画(案)について
事前にいただいたご意見

委員氏名
谷島

雄一郎

事前意見
(続き)
P46「(4)ライフステージに応じたがん対策 ①小児・AYA世代について(現状・課題)」において、以下下線部を追記いた
だきたい。
「さらに、人生の最終段階における療養場所として、一定数のがん患者が自宅や地域で過ごすことを希望している中、小児・AYA
世代の在宅医療の環境整備が求められている。AYA世代のがん患者は、利用できる支援制度に限りがある等の理由から、在宅で
療養することを希望しても、患者及び家族の身体的・精神的・経済的な負担が大きいことが指摘されている。これに対して、独自
の支援を行っている地方公共団体や民間団体等も複数存在しているが、その実態については明らかではない。」
(理由・背景:小児においてはホスピスの整備が非常に遅れている。小児のホスピスケアは、成人の医療的ケアを含むホスピスケ
アと異なり、遊んだり、毎日の日常を家族と共に過ごしながら、終末期においても成長できる在宅や地域での環境が必要である。
病院内ではない、独立した小児ホスピスは日本には2つしかなく、民間団体が民間資金や地方自治体の支援により設立運営している。
AYA世代においては、介護保険が受けられず、在宅支援が非常に手薄である。)
P46「(4)ライフステージに応じたがん対策① 小児・AYA世代について(取り組むべき施策) )において、以下二重線部を削除
し、下線部を追記いただきたい。
「国は、教育支援の充実に向けて、各地方公共団体の取り組みなどを参考に、医療従事者と教育関係者との連携に努めるとともに、
療養中に教育を必要とする患者とその家族が適切な教育を受けることのできる環境の整備、就学・復学支援 等の体制整備を行う。
また、情報技術(ICT)を活用した遠隔教育について、健康への影響も含めた課題等を明らかにするため、実態把握を行う。」
(理由・背景:ICTを活用した遠隔教育が進むことは非常に有難い。ただその裏側で、視力の低下等も指摘されているため、接触時
間等、平行して検討を進める必要がある。)
「国は、長期フォローアップや移行期支援など、成人診療科と連携した切れ目ない支援体制が、地域の事情に応じて構築できるよ
う、患者の健康管理の方法、地域における療養のあり方、再発・二次がん・併存疾患のフォローアップ体制や検査体制等、のまた、
その経済的負担に関する相談支援も含めた医療・支援のあり方について検討する。」
(厚生労働科学研究費補助金(がん対策推進総合研究事業)小児がん拠点病院等及び成人診療科との連携による長期フォローアッ
プ体制の構築のための研究よりhttps://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/report_pdf/20EA1022-sokatsu.pdf)
「国は、小児・AYA世代のがん患者の療養環境の課題等について実態把握を行い、診断時からの緩和ケア提供体制や在宅療養環
境等の体制整備及び民間団体の活用について、関係省庁と連携して検討する。」
(続く)

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