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資料4 第4期がん対策推進基本計画(案)について事前にいただいたご意見 (33 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29457.html
出典情報 がん対策推進協議会(第86回 11/30)《厚生労働省》
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資料4

第4期がん対策推進基本計画(案)について
事前にいただいたご意見

委員氏名
谷島

雄一郎

事前意見
(前回の協議会で<がん医療>において、4期案から個別項目ではなくなった、治療法に乏しく、新たな治療機会へつながること
を望んでいる患者にとって最も重要な「ゲノム医療」と「新たな医薬品・医療機器の早期開発・アクセス改善・承認し、いち早く
患者につなげるための取組」を再度項目化して欲しいと要望した。)
4期案ではP48、49「4. これらを支える基盤の整備(1) がん研究の推進」のカテゴリーに、「ゲノム医療」や「医薬品・医療機
器等の開発」を持ってくるのであれば、(現状・課題)に、「新たなドラッグラグの発生(ドラッグロス)」について、また、
(取り組むべき施策)には「世界に後れをとることのない医薬品・治療の開発」を明記いただきたい。高い効果があるにもかかわ
らず、日本にいるから受けられない治療があってはならない。医学の進歩に希望を託し、一日一日を懸命に生き抜く患者を明日に
つなぐための取り組みを確実に進めて欲しい。
P48、49「4. これらを支える基盤の整備(1)がん研究の推進」において、以下下線部を追記いただきたい。
(取り組むべき施策)「国は、患者申出療養制度や先駆け審査指定制度等の既存の制度を、より活用できるよう制度の改善の検討
も視野に入れがん研究の成果の速やかな実装を、科学的根拠に基づき、引き続き推進する。」
(理由・背景:現状の患者申出療養制度では患者に有効な薬が届いていない。小児がんでは申出すら2~3例で、制度はあっても実
用的ではない現状がある。)
P52「(3)がん教育及びがんに関する知識の普及啓発(現状・課題)」において、以下二重線部を削除し、下線部を追記いただき
たい。
「子どもが健康と命の大切さについて学び、自らの健康を適切に管理するとともに、がんに対する正しい知識、がん患者への理解
及び命の大切さに対する認識を深めることが大切である。これらをより一層効果的なものとするため、医師やがん患者・経験者等
の外部講師を活用し、子どもに、遺伝性がん遺伝子についての基礎的な内容も含めた正しい知識やがん患者・経験者の声を伝える
ことが重要である。」
(理由・背景:いきなり遺伝性がんの話では伝え方によっては、差別や根拠のない不安をあおることにつながりかねない。発達段
階に合わせた遺伝子についての基礎的な知識習得が先にあるべきである。)
(続く)

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