資料４

第４期がん対策推進基本計画（案）について
事前にいただいたご意見

委員氏名

事前意見

森内

みね子

（４）ライフステージに応じたがん対策
①小児・AYA世代について
・（P46）（取り組むべき施策 4段落目の2行目）「在宅療養環境等の体制整備」の例示として、「看護小規模多機能型居宅介護
への医療保険の適用等」と追記いただきたい。
若年層のがん患者は、訪問看護による居宅での支援を受けることはできるが、介護保険サービスである看護小規模多機能型居宅介
護（看多機）の「通い」「泊まり」のサービスを利用することができない。重度な状態にある人のケアニーズは、世代を問わず共
通している。訪問看護同様、医療保険でも介護保険でも看多機を利用できるよう、制度面での対応が求められる。
②高齢者について
・（P47）（取り組むべき施策 1段落目の2行目）「在宅療養支援診療所や訪問看護ステーション等」と追記いただきたい。
特に人生の最終段階に、在宅での療養を支えるために訪問看護が果たす役割は大きい。地域の資源のひとつとして訪問看護をより
有効に活用していただくためにも、明記してほしい。
【個別目標】
・（P47）【個別目標】について、高齢のがん患者だけでなく、小児・AYA世代に対しても「療養環境への支援」の記載を追記いた
だきたい。

谷島

雄一郎

P39～41「（３）がん患者等の社会的な問題への対策（サバイバーシップ支援） ① 就労支援について」において、非正規雇用、
及び非正規雇用や自営業・フリーランスの方々への支援が抜け落ちている。（取り組むべき施策）のところに「非正規や自営、フ
リーランスを含む」と加えるか、せめて（現状・課題）のところでここに対する対応が未だなされていないことを記載し、今後の
検討へ進めていただきたい。「格差を是正し、誰一人取り残さない」社会を目指すうえで、国民への強いメッセージとなると考え
る。（コロナ禍では非正規や自営、フリーランスへの支援が薄いことに対し政府への批判があった）
P40、41「①就労支援について（取り組むべき施策）」において、助成金等の支援策について、自治体先行事例について検証し、
アップデートを加えて取り入れることの検討についても言及いただきたい。
P45、46「（４）ライフステージに応じたがん対策
いただきたい。

①小児・ＡＹＡ世代について（現状・課題）」において、以下下線部を追記

「また、小児期にがんに罹患したがん経験者について、晩期合併症などの長期フォローアップや移行期支援など、ライフステージ
に応じて、成人診療科と連携した切れ目ない相談支援体制を構築することが求められているほか、小児・AYA世代のがん経験者は、
晩期合併症等により、就職が困難な場合があるため、就労支援に当たっては、成人でがんを発症した患者と、ニーズや課題が異な
ることを踏まえる必要がある。また、就労の困難に加えて小児慢性特定疾病医療費助成制度が20歳で途切れることによる、経済的
負担が課題となっている。」
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（続く）