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資料 3 - 3 現行の診断基準等 (11 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31470.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第50回 3/3)《厚生労働省》 |
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(2)発症年齢:小児期
(3)神経所見:非運動誘発性の発作性のジストニア、舞踏アテトーシスを示す。一側の上下肢に生じること
が多いが、両側のことも体幹や顔面を含むこともある。数分~数時間の発作を1日数回~数か
月に1回程度生じる。
アルコール・カフェイン摂取、緊張感、疲労などが誘因になる。
(4)臨床検査所見:脳画像(CT、MRI)や脳波を含めて特記すべきことはない。
(5)鑑別診断:他の発作性ジストニア・ジスキネジア(表3)
(6)Definite(確定診断):非運動誘発性の発作性のジストニア、舞踏運動、アテトーシスが見られ、MR-1 遺
伝子に変異が認められる。
(7)参考事項:発作時に痙攣や意識障害を伴わない。発作間歇期には神経学的異常を認めない。
2.疾患の概要
乳児期に始まる発作で、大きな発作と小さな発作があり、疲労感と胸部、咽喉部の締め付け感の後、両手
の持ち上がる発作が起こる。足にも広がり歩行障害が起こり、複視と霧視をきたす。数分続いておさまるのが
小さい発作で、これより長いものが大きい発作であるが、後者では眼球上転発作を伴う。昼食時、夕食時に多
く、意識消失は伴わない。アルコールの摂取、コーヒー・お茶・コカコーラ摂取、疲労、(過度の)集中が誘引と
なる。1日に2回の小さな発作と1回の大きな発作を来すことが多い。睡眠による軽快が指摘された。発作は
生命予後には影響しない。
3.遺伝子異常: MR-1(myofibrillogenesis regulator 1)の変異
表3 発作性ジスキネジアの分類
持続時間
PKD
発作性運動誘 発
性ジスキネジア
PNKD
発作性非運動 誘
発性ジスキネジア
PED
発作性労作誘 発
性ジスキネジア
遺伝性
5分以内
EKD1=DYT10
多くは 30 秒以内
EKD2=DYT19
5分以上
多くは 30 分~3時間
中間
多くは5~30 分
孤発
性
75%
?
?
<DYT9 ジストニア、発作性舞踏アテトーシス・痙性対麻痺(CSE)>
(2)発症年齢:2~15 歳
- 11-
低血糖/高血
クロナゼパム?
糖など
CSE:Paroxysmal choreoathetosis and episodic ataxia and spasticity
(1)遺伝様式:常染色体優性(遺伝子座 1p)
カルバマゼピン
多発性硬化症
EKD: Episodic kinesigenic dyskinesia
1.診断指針
副甲状腺機能
低下症など
CSE=DYT9
PED=DYT18
治療薬
多発性硬化症
PNKD1=DYT8
PNKD2=DYT20
二次性
頭部外傷など
ケトン食
(3)神経所見:非運動誘発性の発作性のジストニア、舞踏アテトーシスを示す。一側の上下肢に生じること
が多いが、両側のことも体幹や顔面を含むこともある。数分~数時間の発作を1日数回~数か
月に1回程度生じる。
アルコール・カフェイン摂取、緊張感、疲労などが誘因になる。
(4)臨床検査所見:脳画像(CT、MRI)や脳波を含めて特記すべきことはない。
(5)鑑別診断:他の発作性ジストニア・ジスキネジア(表3)
(6)Definite(確定診断):非運動誘発性の発作性のジストニア、舞踏運動、アテトーシスが見られ、MR-1 遺
伝子に変異が認められる。
(7)参考事項:発作時に痙攣や意識障害を伴わない。発作間歇期には神経学的異常を認めない。
2.疾患の概要
乳児期に始まる発作で、大きな発作と小さな発作があり、疲労感と胸部、咽喉部の締め付け感の後、両手
の持ち上がる発作が起こる。足にも広がり歩行障害が起こり、複視と霧視をきたす。数分続いておさまるのが
小さい発作で、これより長いものが大きい発作であるが、後者では眼球上転発作を伴う。昼食時、夕食時に多
く、意識消失は伴わない。アルコールの摂取、コーヒー・お茶・コカコーラ摂取、疲労、(過度の)集中が誘引と
なる。1日に2回の小さな発作と1回の大きな発作を来すことが多い。睡眠による軽快が指摘された。発作は
生命予後には影響しない。
3.遺伝子異常: MR-1(myofibrillogenesis regulator 1)の変異
表3 発作性ジスキネジアの分類
持続時間
PKD
発作性運動誘 発
性ジスキネジア
PNKD
発作性非運動 誘
発性ジスキネジア
PED
発作性労作誘 発
性ジスキネジア
遺伝性
5分以内
EKD1=DYT10
多くは 30 秒以内
EKD2=DYT19
5分以上
多くは 30 分~3時間
中間
多くは5~30 分
孤発
性
75%
?
?
<DYT9 ジストニア、発作性舞踏アテトーシス・痙性対麻痺(CSE)>
(2)発症年齢:2~15 歳
- 11-
低血糖/高血
クロナゼパム?
糖など
CSE:Paroxysmal choreoathetosis and episodic ataxia and spasticity
(1)遺伝様式:常染色体優性(遺伝子座 1p)
カルバマゼピン
多発性硬化症
EKD: Episodic kinesigenic dyskinesia
1.診断指針
副甲状腺機能
低下症など
CSE=DYT9
PED=DYT18
治療薬
多発性硬化症
PNKD1=DYT8
PNKD2=DYT20
二次性
頭部外傷など
ケトン食