よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1 (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32352.html
出典情報 保険者による健診・保健指導等に関する検討会(第45回 3/30)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

参考資料

令和4年度の共通評価指標の各指標の意義①
生活習慣病対策(予防・早期発見)
「特定健診実施率」
内臓脂肪症候群該当者および予備群をスクリーニングし、必要な働きかけをする起点となるのが特定健診である。「特定健康診査実施率」は保健事業を進めるための基盤と
なるアウトプット指標。

「特定保健指導実施率」
この評価指標は、特定保健指導対象者のうちプログラムに参加し、終了した人の割合を示す。特定保健指導の効果を上げるには、プログラムへの参加および継続を促すことが
大切。終了者の割合を高める方法・体制を探る上で活用できる。

「生活習慣リスク保有者率(喫煙率を含む)」
生活習慣リスク保有者率は、特定健診の問診票の喫煙・運動・食事・飲酒・睡眠の生活習慣5項目について、各項目の回答者数のうち、適正な生活習慣を有している判
定基準に該当した人数の割合を示す。日々の生活習慣は健康状況のリスク因子となりうるため、健康状況の原因分析や介入、将来予測に活用できる。

「内臓脂肪症候群該当者割合」
この評価指標は、内臓肥満に高血圧・高血糖・脂質代謝異常が組み合わさることにより、心臓病や脳卒中などになりやすい病態を持つ人、つまり内臓脂肪症候群該当者の
割合を表す。内臓脂肪症候群該当者割合の減少が、特定健診・特定保健指導を通じた目的とされている。

「特定保健指導対象者割合」
内臓脂肪症候群の診断基準に加えてBMIや生活習慣の状況(喫煙)を考慮し、さらに服薬者を対象から除くことで、生活習慣の改善を主とすべき対象者を「特定保健指
導対象者」としている。この評価指標には特定健診、特定保健指導、受診勧奨など保険者が実施する様々な保健事業による総合的な成果が表れる。

「特定保健指導による特定保健指導対象者の減少率」
この評価指標は、特定保健指導による直接的な成果を評価している。特定保健指導の効果的な方法・体制を工夫したり、対象者の属性や働き方に応じた指導を探るため
に活用できる。

「肥満解消率」
この評価指標は、特定健診の2年連続受診者で、1年目に(服薬の有による除外基準を考慮しない)腹囲・BMIの判定基準における特定保健指導対象者のうち、2年
目は(服薬の有による除外基準を考慮しない)腹囲・BMIの判定基準における特定保健指導対象外の者の割合を示す。生活習慣病対策の中心をなす肥満対策事業の
取組効果を把握することができる。

「疾患予備群の状態コントロール割合」 (高血圧症・糖尿病・脂質異常症)
この評価指標は、特定健診の2年連続受診者で、1年目に疾患予備群に該当する者のうち、2年目も同疾患予備群又は正常群に留まっている者の割合を示す。各疾患
の予備群に対する特定保健指導やポピュレーションアプローチなどの1年間の対策効果やその経時的な変化を把握することに活用できる。

21