よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1 (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32352.html
出典情報 保険者による健診・保健指導等に関する検討会(第45回 3/30)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

参考資料

令和4年度の共通評価指標の各指標の意義②
生活習慣病対策(早期治療・重症化予防)
「受診勧奨対象者の医療機関受診率」
この評価指標は、特定健診結果から、医療機関への受診が必要な者を把握して受診勧奨を実施し、一定期間経過後に、受診状況をレセプトで確認した受診状況をもとに
受診勧奨対象者における医療機関受診率を表す(加算・減算制度の総合評価項目2②と同じ) 。受診するべき加入者がどの程度受診をしているかを把握することにより、
生活習慣病の重症化予防の第一歩の成果を確認できる。

「疾患群の病態コントロール割合」 (高血圧症・糖尿病・脂質異常症)
この評価指標は、特定健診の2年連続受診者で、1年目に高血圧で服薬有り又は検査値が疾患群の者のうち、2年目に検査値が正常群又は予備群の者の割合を示す。
各疾患群に対する受診勧奨等のハイリスクアプローチの1年間の対策結果やその経時的な変化を把握することに活用できる。

がん対策
「5大がん精密検査受診率」
この評価指標は、保険者が実施する5大がん(胃がん・肺がん・大腸がん・乳がん・子宮頸がん)検診の結果から、要精密検査となった者の精密検査受診率を示す(加
算・減算制度の総合評価項目5②と同じ。5大がん合算のがん精密検査受診率として、分子・分母ともに、5種のがん検診で算出する必要があり、複数のがん検診で精密
検査の対象となった者は、がん種ごとに数える (一人で複数カウントする))。生活習慣病と異なり、がん治療のアウトカムそのものは、保険者・被保険者によるコントロールは
困難であるため、保険者の取組みが主に影響を及ぼしうるがん検診に着目することが重要である。しかしながら、がん検診受診率は定量的な把握が難しいため、この指標を用い
て、リスクのある対象者が精密検査を受診しているか否かを把握することに活用できる。

上手な医療のかかり方
「後発医薬品の使用割合」
この評価指標は、後発医薬品の取組効果を把握する指標として、「後発医薬品のある先発医薬品」及び「後発医薬品」を分母とした「後発医薬品」の使用割合を示す。後
発医薬品を普及させることは、医療費適正化に直結する、患者負担の軽減や医療保険財政の改善に資するものであり、後発医薬品の使用促進に向けた取組効果を把握す
ることに活用できる。

「重複・多剤投薬の患者割合」
この評価指標は、適正服薬の取組効果を把握する指標として、重複投薬率(同一月に、同一成分の薬剤を3医療機関以上から投与された者の割合)および多剤投薬
率(6剤および15剤)(同一月に、6剤および15剤以上の薬剤を投与された者の割合)を示す。この取組によって重複・多剤投薬による有害事象を未然に防ぐとともに、医
療費適正化に直結する重複・多剤投薬に対する適正服薬の取組の成果を把握することに活用できる。

22