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医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会 報告書 (12 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33548.html |
出典情報 | 医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会 報告書の公表について(6/9)《厚生労働省》 |
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発型の ビ ジ ネ ス モ デ ル への 転 換 を 促 す と と も に 、 長 期 収 載 品 か ら 後 発 品 へ の 置 換 え政
策を推進してきた。
○
この結果、後発品への置換えは数量ベー スで目標である約8割 2 3 に達しようとしてお
り、近 年 は ほ ぼ 横 ば い の状 況 に あ る が 、 後 発 品 へ の 置 換 え が 進 ま な い 長 期 収 載 品 が依
然として存在している。
○
この点については、後発品への置き換わりが進まない長期収載品を詳細に分析すると、
先発品企業による 長期収載品の収益への依存 2 4 のほか、例えば、 治療ガイドライ ン 上 2 5
で後発 品 へ の 切 り 替 え が推 奨 さ れ て い な い と い っ た 理 由 に よ り 長 期 収 載 品 が 継 続 的に
使用さ れ て い る こ と 、 患者 自 身 が 企 業 努 力 に よ っ て 創 出 さ れ た 薬 剤 の 使 用 感 等 の 付加
価値を 選 好 す る こ と や 、医 療 費 助 成 制 度 等 の 存 在 に よ り 後 発 品 を 選 ぶ イ ン セ ン テ ィブ
が働か な い 場 合 が あ る こと 等 に よ っ て 、 長 期 収 載 品 が 使 用 さ れ て い る と い っ た 事 情も
あると考えられる。
○
加えて、バイオシミラーについては、後発品に比べ認知度が低いことや、先発品と効
能・効 果 等 が そ ろ っ て いな い 場 合 が あ る こ と 、 有 効 性 及 び 安 全 性 の 観 点 等 か ら 治 療中
の切替 え が 行 わ れ に く いこ と 等 の 理 由 に よ り 、 長 期 収 載 品 か ら の 置 換 え が 進 ん で いな
いと指摘されている。
○
また、オーソライズド・ジェネリック(AG) 2 6 は、先発品と同一の製剤処方で製造さ
れるた め 、 先 発 品 と 同 様で あ る と い っ た 安 心 感 か ら 市 場 シ ェ ア を 獲 得 し や す い 傾 向が
あるが、先発品企業が AG の製造販売業者からライセンス料等を得るケースが多く、形
を変えた先発品企業の長期収載品依存となっていると指摘されている。
○
このような実態も踏まえながら、様々な使用実態(抗てんかん薬等での薬剤変更リス
クを踏 ま え た 処 方 、 製 剤工 夫 に よ る 付 加 価 値 を 踏 ま え た 選 好 等 ) や 安 定 供 給 の 確 保を
考慮し つ つ 、 引 き 続 き 、長 期 収 載 品 か ら の 更 な る 置 換 え を 図 る た め の 取 組 を 推 進 する
ことが求められる。
(開発主体の変化)
○
近年の医薬品研究開発の複雑性や専門性の高まりから、革新的新薬の創出はベンチャ
ー企業 が 中 心 と な っ て いる 。 加 え て 、 実 用 化 段 階 に 至 る ま で の 臨 床 試 験 の 実 施 や 承認
申請、 販 売 等 に つ い て は、 ベ ン チ ャ ー 企 業 が そ の 技 術 や ノ ウ ハ ウ 、 専 門 人 材 を 有 して
23
24
25
26
金額ベースでは約4割となっている。(第8回 医薬品の迅速・安定供 給実現に向けた総合対策に関
する有識者検討会 資料 p14)
長期収載品を扱う企業 120 社のうち、長期収載品の売上比率が 50%を超える企業は 2 5 社
(20.8 %)であった。( 第8回 医薬品の迅速・安定供給実現に向けた 総合対策に係る有識者会議
資料 p9)
てんかん診療ガイドライン 2018(日本神経学会監修)
明 確 に定 義 は さ れ てい な い が 、 一般 的 に は 、 有効 成 分 の み なら ず 、 原 薬 、添 加 物 、 製 法等 が 先 発 品
と 同一 で あ る 後 発品 を い う 。先 発 品 企 業の 許 諾 ( Authorize )を 受 け て 、製 造 販 売 する た め 、「 オ ー
ソライズド・ジェネリック(AG)」と呼ばれている(平成 29 年8月9日中医協 薬-1p 14 )
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策を推進してきた。
○
この結果、後発品への置換えは数量ベー スで目標である約8割 2 3 に達しようとしてお
り、近 年 は ほ ぼ 横 ば い の状 況 に あ る が 、 後 発 品 へ の 置 換 え が 進 ま な い 長 期 収 載 品 が依
然として存在している。
○
この点については、後発品への置き換わりが進まない長期収載品を詳細に分析すると、
先発品企業による 長期収載品の収益への依存 2 4 のほか、例えば、 治療ガイドライ ン 上 2 5
で後発 品 へ の 切 り 替 え が推 奨 さ れ て い な い と い っ た 理 由 に よ り 長 期 収 載 品 が 継 続 的に
使用さ れ て い る こ と 、 患者 自 身 が 企 業 努 力 に よ っ て 創 出 さ れ た 薬 剤 の 使 用 感 等 の 付加
価値を 選 好 す る こ と や 、医 療 費 助 成 制 度 等 の 存 在 に よ り 後 発 品 を 選 ぶ イ ン セ ン テ ィブ
が働か な い 場 合 が あ る こと 等 に よ っ て 、 長 期 収 載 品 が 使 用 さ れ て い る と い っ た 事 情も
あると考えられる。
○
加えて、バイオシミラーについては、後発品に比べ認知度が低いことや、先発品と効
能・効 果 等 が そ ろ っ て いな い 場 合 が あ る こ と 、 有 効 性 及 び 安 全 性 の 観 点 等 か ら 治 療中
の切替 え が 行 わ れ に く いこ と 等 の 理 由 に よ り 、 長 期 収 載 品 か ら の 置 換 え が 進 ん で いな
いと指摘されている。
○
また、オーソライズド・ジェネリック(AG) 2 6 は、先発品と同一の製剤処方で製造さ
れるた め 、 先 発 品 と 同 様で あ る と い っ た 安 心 感 か ら 市 場 シ ェ ア を 獲 得 し や す い 傾 向が
あるが、先発品企業が AG の製造販売業者からライセンス料等を得るケースが多く、形
を変えた先発品企業の長期収載品依存となっていると指摘されている。
○
このような実態も踏まえながら、様々な使用実態(抗てんかん薬等での薬剤変更リス
クを踏 ま え た 処 方 、 製 剤工 夫 に よ る 付 加 価 値 を 踏 ま え た 選 好 等 ) や 安 定 供 給 の 確 保を
考慮し つ つ 、 引 き 続 き 、長 期 収 載 品 か ら の 更 な る 置 換 え を 図 る た め の 取 組 を 推 進 する
ことが求められる。
(開発主体の変化)
○
近年の医薬品研究開発の複雑性や専門性の高まりから、革新的新薬の創出はベンチャ
ー企業 が 中 心 と な っ て いる 。 加 え て 、 実 用 化 段 階 に 至 る ま で の 臨 床 試 験 の 実 施 や 承認
申請、 販 売 等 に つ い て は、 ベ ン チ ャ ー 企 業 が そ の 技 術 や ノ ウ ハ ウ 、 専 門 人 材 を 有 して
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金額ベースでは約4割となっている。(第8回 医薬品の迅速・安定供 給実現に向けた総合対策に関
する有識者検討会 資料 p14)
長期収載品を扱う企業 120 社のうち、長期収載品の売上比率が 50%を超える企業は 2 5 社
(20.8 %)であった。( 第8回 医薬品の迅速・安定供給実現に向けた 総合対策に係る有識者会議
資料 p9)
てんかん診療ガイドライン 2018(日本神経学会監修)
明 確 に定 義 は さ れ てい な い が 、 一般 的 に は 、 有効 成 分 の み なら ず 、 原 薬 、添 加 物 、 製 法等 が 先 発 品
と 同一 で あ る 後 発品 を い う 。先 発 品 企 業の 許 諾 ( Authorize )を 受 け て 、製 造 販 売 する た め 、「 オ ー
ソライズド・ジェネリック(AG)」と呼ばれている(平成 29 年8月9日中医協 薬-1p 14 )
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