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2007年09月26日(水)
オンライン化に対応できない医療機関を排除しないよう要望 日医
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日本医師会が9月26日に平成20年度予算に関する見解を発表した。日医は、平成20年度予算に向けての課題として、(1)医療費と国庫負担(2)緊急医師確保対策(3)レセプトオンライン化に向けての環境整備(4)保険者間の財政調整(5)高齢者の患者一部負担の見直し―の5項目をあげている(p5参照)。
後期高齢者については、「保障の理念で支えるべきであり、医療費の9割を公費負担にすべき」と引き続き主張し、現役並みに所得・・・
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2007年09月26日(水)
地域・職域連携推進事業、三重県、東京都、高知県からの事例報告を公表
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厚生労働省が9月26日に開催した「地域・職域連携推進事業関係者会議」で配布された資料。この日は、三重県、東京都、高知県からの事例報告が行われた(p68~p114参照)。
資料では、地域・職域連携支援検討会の概要(聖マリアンナ医科大学:吉田教授)(p4~p25参照)などが示され、基本的な考え方として「地域・職域保健で蓄積した方策を互いに提供し合い、連携した対策を講じる必要がある」とした(p5参照)。
そ・・・
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2007年09月25日(火)
都道府県看護協会が行う訪問看護事業を非課税に 日看協要望書
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日本看護協会は9月25日に自由民主党の政務調査会に対して、平成20年度税制改正に対する重点要望書を提示した。
要望書では、患者中心で安全・安心な医療・看護を提供するためには、臨床現場における医療安全対策の充実や在宅医療の推進、さらに看護職にとって望ましい労働環境を整備する一環として子育て支援等が重要、としている。具体的には、(1)都道府県看護協会が行う訪問看護事業を非課税とすること(2)准看護師養成所・・・
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2007年09月25日(火)
死亡調査分析モデル事業、新たに4例を公表
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厚生労働省が9月25日に公表した、「診療行為に関連した死亡の調査分析モデル事業」の評価結果の概要。同モデル事業は、社団法人日本内科学会への補助金事業として実施されており、平成19年9月20日現在の受付数57例のうち評価結果報告書をまとめた事例の中から、概要公表の同意が得られた4例について公表している。
今回まとめられているのは、「鉗子分娩により出生し新生児仮死と帽状腱膜下血腫のため新生児集中治療室(NICU)・・・
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2007年09月25日(火)
結核罹患率は7年連続減少 結核発生動向調査年報
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厚生労働省が公表した平成18年の結核発生動向調査年報集計結果の概況。この年報は、平成18年1月1日~12月31日までに全国の保健所を通じて報告された結核患者等の状況をまとめている。
平成18年の新登録患者数は2万6384人で、罹患率とともに7年連続で減少している(p2参照)(p6参照)。しかし、20歳代の結核罹患率は前後の年齢層より罹患率が高く、現象も遅いと報告されている(p2参照)(p10参照)。また、働・・・
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2007年09月21日(金)
標榜診療科名の表記方法に関する意見書を提出 診療科名標榜部会
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医道審議会の診療科名標榜部会がこのほど舛添厚労相宛てに提出した、標榜診療科名の表記方法についての意見書。
意見書では、標榜できる診療科名を相当程度拡大すべきと指摘ている(p1参照)。また、小児科、産婦人科、精神科など、内科、外科および歯科と組み合わせて標榜した場合、患者や住民が混乱をきたす可能性があると考えられる診療科名については、単独で標榜できる診療科名を別途規定することが適当である、とし・・・
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2007年09月21日(金)
内用薬8品目、注射薬3品目、外用薬3品目を新規薬価収載 厚労省事務連絡
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厚生労働省がこのほど地方社会保険事務局等宛てに出した事務連絡で、新たに薬価収載された薬剤を連絡するもの。
今回新たに、薬価基準の一部改正を受けて薬価収載されたのは、内用薬8品目、注射薬3品目、外用薬3品目。これにより、薬価収載されている全医薬品の品目数は、内用薬8530品目、注射薬4183品目、外用薬2769品目、歯科用薬剤37品目で、合計1万5519品目となった(p1参照)。
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2007年09月21日(金)
診療報酬請求ができる薬剤の使用例、留意事項などを公表 支払基金
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- 審査情報提供事例について(9/21)《社会保険診療報酬支払基金》
- 発信元:社会保険診療報酬支払基金 カテゴリ: 診療報酬
資料では、47の薬剤について、診療報酬を請求できる使用例とその根拠、留意事項等がまとめられている(p2~p48参照)。追加されたのは、循環器科、麻酔科、小児科、外科・・・
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2007年09月21日(金)
リタリン等の適正使用、処方せん精査の徹底を求める 厚労省通知
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- 塩酸メチルフェニデート(リタリン)その他向精神薬の適正使用、処方せんに係る疑義照会の徹底等について(9/21付 通知)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 医薬食品局 審査管理課 カテゴリ: 医薬品・医療機器
厚労省は、リタリンなど向精神薬の不適切な使用、偽造処方せん等による不正入手が報告されていることを受け、今回の通知を出した。
医療機関に対しては、向精神薬の適正使用、特にリタリンについての留意を求めており、その効能・効果や用法・用量、使用上の注意な・・・
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2007年09月21日(金)
高齢者虐待、40歳未満の施設職員による事例が半数以上 厚労省調査
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厚生労働省が9月21日に公表した、平成18年度高齢者虐待の防止等に関する調査結果の暫定版。この調査は、高齢者に対する虐待の対応状況を把握し、より効果的な施策の検討を行うため、全国1829市町村および47都道府県を対象に実施された(p9参照)。
調査結果によると、平成18年度に全国の1829市町村で受け付けた養介護施設従事者等による高齢者虐待に関する相談・通報総数は、273件に上っている(p2参照)。また、虐待・・・
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2007年09月21日(金)
公立病院改革ガイドライン案に数値目標を明記 総務省懇談会
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総務省が9月21日に開催した「公立病院改革懇談会」で配布された資料。この日は、「公立病院改革ガイドライン」の骨子案が提示された。
骨子案は、これまでの懇談会で委員や関係者から出された意見に沿って、(1)公立病院改革の必要性(2)公立病院改革プランの策定(3)公立病院改革プランの実施状況の点検・公表(4)財政支援措置―についてまとめられている(p2~p8参照)。プラン策定に当たっては、経常黒字の達成など具・・・
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2007年09月21日(金)
内科・外科は部位や疾患と組み合わせ表示可能に 診療科目標榜部会
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厚生労働省が開催した「医道審議会医道分科会」の「診療科名標榜部会」で配布された資料。この日は、標榜診療科の表記方法の見直し案が提示された。
見直し案は前回までの専門領域表示の議論から一転し、広告可能なものを「包括的に規定」するとしている。見直し後は、「臓器や体の部位」「症状、疾患」「患者の特性」「診療方法」について、内科・外科・歯科と組み合わせて標榜できることになる。小児科や精神科など、組み合・・・
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2007年09月20日(木)
社会福祉施設等におけるノロウイルス対策の注意喚起を求める 厚労省通知
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- 社会福祉施設、介護保険施設等におけるノロウイルスによる感染性胃腸炎の発生・まん延対策について(9/20付 通知)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 雇用均等・児童家庭局 総務課 カテゴリ: 保健・健康
通知によると、過去4年間のノロウイルスによる感染性胃腸炎の報告は、10月初旬頃から増加する傾向にあるが、今年は9月3日から9月9日までに、特別養護老人ホーム等において集団感染および死亡事故が発生している、としている。このため、社会福祉施設等においては、手洗い、うがいの励行、衛生管理の・・・
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2007年09月20日(木)
療養病床の円滑な転換のため、支援措置のパンフレット作成 厚労省
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- 療養病床の再編成と円滑な転換に向けた支援措置について(9/20)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 老健局 地域ケア療養病床転換推進室 カテゴリ: 医療制度改革
具体的には、療養病床から転換した老健を対象に、夜間の看護体制や見取りの対応の整った「医療機能強化型の老人保健施設(仮称)」を創設することから、平成20年4月に介護報酬改定と関係省令等の・・・
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2007年09月20日(木)
医療保険制度の一元化は保険者機能の弱体化につながる 健保連共同意見
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健康保険組合連合会が9月20日に公表した、政管健保への国庫負担の肩代わり案に関する共同意見。健保連は、厚労省が平成20年度予算概算要求で示した、政管健保に対する国庫負担を削減し、その削減分を健保組合・共済組合に負担転嫁(肩代わり)する方針案に対し、納得性を欠くとして、反対意見を表明している。
健保連は、厚労省は今回の方針を「医療保険制度の一元化」に向けたステップと位置付けているが、健康保険料を通じた・・・
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2007年09月20日(木)
医療保険制度の一元化論が再燃 社保審医療保険部会
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厚生労働省が9月20日に開催した社会保障審議会医療保険部会で配布された資料。この日は、平成20年度の診療報酬改定に向けた検討が行われた。
平成20年度の診療報酬改定に向けた検討に当たっては、一定の地域や産科・小児科などの診療科において、必要な医師が確保できていないことから、地域医療の確保・充実に配慮を行う必要がある、としている。その具体的な方策として、「勤務医の負担軽減」「救急医療・産科医療・小児医療・・・
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2007年09月19日(水)
バナ―広告として掲載可能な例を提示 医療広告ガイドラインQ&A
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- 「医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関して広告し得る事項等及び広告適正化のための指導等に関する指針」(医療広告ガイドライン)に関するQ&A(事例集)(9/19)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 医政局 総務課 カテゴリ: 医療制度改革
「新聞や雑誌の記事の引用は一切できないのか」という問いに対しては、該当する記事に記載された内容が、医療法やガイドラインを遵守した広告として認められるものであれば、引用又は掲載すること・・・
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2007年09月19日(水)
「かかりつけ医師」の幅広い地域医療活動全般の評価も重要 日医
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日本医師会が9月19日に公表した、後期高齢者の診療報酬体系のあり方についてまとめた資料。
日医は、後期高齢者医療の診療報酬について「外来は出来高払い。入院も原則出来高払いとし、慢性期の一部のみ選択制の包括払いとする。都道府県単位の特例診療報酬の設定は認めない」との見解を示した(p3参照)(p11参照)。また、「かかりつけの医師」の定義を示した上で(p6参照)、個別に評価すべき項目として「かか・・・
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2007年09月19日(水)
地域産業保健センターの半数以上が「予算が不十分」 日医中間報告
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日本医師会が9月19日に公表した、地域産業保健センター事業に関するアンケート調査の中間報告。この調査は、郡市区医師会が地域産業保健センター事業について、現状の運営の問題点を把握することを目的として実施されている(p2参照)。
調査は全国の地域産業保健センター347施設を対象に行われ、予算や登録医・相談医等について質問をしている。予算額については、「不十分である」と回答した施設が189施設にのぼり、全体・・・
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2007年09月19日(水)
製薬業界の新薬価格設定案は容認せず 日医グランドデザイン2007Q&A
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日本医師会は9月19日にグランドデザイン2007のQ&Aを公表した。資料では、日医が8月にまとめたグランドデザインに対して寄せられた質問とそれに対する回答をまとめている。
先発医薬品の薬価に関しては、「一定期間は高いことも止むを得ないが特許満了後は思い切った引き下げが必要」とし、新薬に対する製薬業界の価格設定案を容認する考えはない、と明記した(p1参照)。また、後期高齢者医療制度の財源については、公費・・・
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2007年09月19日(水)
平成20年度改定、10月と11月の審議スケジュール案を公表 中医協総会
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厚生労働省が9月19日に開催した中医協総会で配布された資料。この日は、平成20年度診療報酬改定に向けた検討スケジュール案が公表された。
10月には、「入院医療の評価」「産科医療、小児医療、救急医療に関する評価」「がん対策の推進」「心の問題への対応」「後期高齢者医療の診療報酬」「後発医薬品促進のための環境整備」「検査・処置等の医療技術に関する評価」などについて審議を開始する。11月には、「勤務医の負担削減・・・
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2007年09月19日(水)
次回改定では医療材料の再算定を検討 保険医療材料専門部会
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厚生労働省が9月19日に開催した中医協の保険医療材料専門部会で配布された資料。この日は、特定保険医療材料の保険償還価格算定基準について、意見聴取が行われた。
保険医療材料専門組織は、平成18年度改定ではペースメーカや冠動脈ステント等の281区分に対して再算定すべきかどうか検討したが、次回改定では効率的に再算定できるよう、区分の対象を設定すべきという意見を示した。また、内外価格差については更に是正する方・・・
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2007年09月19日(水)
新規作用を評価するため有用性加算の見直しを 中医協薬価専門部会
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厚生労働省が9月19日に開催した中医協の薬価専門部会で配布された資料。この日は、次期薬価制度改革の主要検討事項が公表された。
次回の薬価制度改革に向けて(1)イノベーションの評価(2)市場拡大再算定のあり方(3)採算性に乏しい医薬品の評価(4)後発医薬品の使用促進―などについて議論するため、それぞれの論点が記載されている(p3~p5参照)。イノベーションの評価では、臨床上有用な新規作用を持つ新医薬品につ・・・
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2007年09月18日(火)
東京都、今後の都立病院の経営形態について議論開始
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東京都が9月18日に開催した「都立病院経営委員会」で配布された資料。この日は、今後の都立病院の経営形態のあり方について議論が行われた。
資料では、主な経営形態について、現行の地方公営企業法(一部適用と全部適用)の場合、地方独立行政法人(公務員型と非公務員型)の場合、指定管理者の場合等を比較した一覧表を掲載している(p4~p6参照)。その他、参考資料として(1)病院会計の財政状況の推移(p7参照)(2・・・
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2007年09月18日(火)
平成19年4月~6月の医療事故情報を公表 医療事故防止センター
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- 医療事故情報収集等事業 第10回報告書(9/18)《日本医療機能評価機構》
- 発信元:日本医療機能評価機構 医療事故防止センター カテゴリ: 調査・統計
報告書によると、平成19年4月~6月までに医療事故情報の報告義務対象医療機関274施設から報告があっ・・・
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