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2020年05月27日(水)
[予算] 緊急包括支援交付金に約2.2兆円を計上 第2次補正予算案
- 政府は27日、新型コロナウイルスの感染拡大に対応する2020年度の第2次補正予算案を閣議決定した。一般会計の歳出総額は31兆9,114億円で第1次補正予算(約25.7兆円)を上回り、補正予算としては過去最大を更新した。このうち、新型コロナ患者に対応する重点医療機関への支援や、医療・介護従事者などへの慰労金の支給などに充てる「緊急包括支援交付金」を手厚くするために2兆2,370億円を計上(p4参照)。感染拡大の影響で休・・・
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2020年04月07日(火)
[診療報酬] 感染防止の対応を診療報酬で特例的に評価へ 緊急経済対策
- 新型コロナウイルスの感染拡大の収束にめどが付くまでの緊急支援などとして、政府は7日の臨時閣議で緊急経済対策を決定した。医療関連では、感染拡大防止策や医療提供体制の整備、治療薬の開発など2.5兆円規模となる(p45参照)。新型コロナウイルスの感染拡大に対応するため、全国の感染症指定医療機関などで5万床超のベッドを確保する。さらに、感染を防止するための医療現場での対応を診療報酬で特例的に評価する方向性も・・・
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2020年03月19日(木)
[感染症] 予防接種、疾病診療目的の来院患者と分けて 厚労省事務連絡
- 定期の予防接種を実施する医療機関で、被接種者とその保護者が疾病の診療目的で来院した患者と接触しないよう、厚生労働省は、時間帯や場所を分ける配慮を求める事務連絡を都道府県に出した。新型コロナウイルス感染症への感染を防止するための措置で、「器具や従事者を介した院内感染の防止についても適切な対応を取ること」としている(p1参照)。 事務連絡(19日付)では、予防接種法の規定による定期接種について、「ワ・・・
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2020年03月06日(金)
[感染症] 百日咳、人口10万人当たりの患者報告数は鹿児島が最多 感染研
- 国立感染症研究所はこのほど、「全数報告サーベイランスによる国内の百日咳報告患者の疫学」をウェブサイトに掲載した。2019年1月1日から12月29日まで(19年第52週まで)の百日咳サーベイランスの結果をまとめたもので、都道府県別の百日咳患者の人口10万人当たりの報告数は、鹿児島県が最も多かったとしている。 「患者の疫学」によると、報告対象期間に感染症発生動向調査(NESID)へ1万6,785例の百日咳の報告(20年1月8日現・・・
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2020年02月19日(水)
[感染症] AMED、新型コロナ対策で診断・治療法やワクチンの開発を支援
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- 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の研究開発課題について(2/19)《日本医療研究開発機構》
- 発信元:日本医療研究開発機構 戦略推進部 感染症研究課 カテゴリ: 保健・健康 新型コロナウイルス
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2020年02月07日(金)
[感染症] インフルワクチンの疾病・障害認定、死亡一時金給付へ 厚労省
- 厚生労働省はこのほど、疾病・障害認定審査会感染症・予防接種審査分科会の審議結果を公表した。BCGやインフルエンザ、MR(麻しん・風しん混合)などのワクチンを接種した20件について審議した分科会は、12件で予防接種と疾病との因果関係が否定できないとした(p1参照)。 審査分科会は、BCGの5件、DPT-IPV(4種混合)・Hib・PCVの2件、インフルエンザ、MR・Hib・PCV、日本脳炎、MR、PPSV(肺炎球菌)のそれぞれ1件につい・・・
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2020年02月05日(水)
[健康] 3月1日-7日の「子ども予防接種週間」で通知 厚労省
- 厚生労働省はこのほど、各都道府県知事宛てに、「子ども予防接種週間」の実施に関する周知を促す通知を発出した。4月からの入園・入学に備え、保護者をはじめとした地域住民の子どもに対する予防接種への関心を高め、予防接種実施率の向上を図ることが目的(p2参照)。 実施期間は原則として、3月1日-7日の7日間。期間中、協力医療機関や各地域の予防接種センターなどにおいて、種々の予防接種に関し、地域の実情に合った・・・
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2020年01月31日(金)
[感染症] 新型コロナウイルスの分離に成功 国立感染症研究所
- 国立感染症研究所は1月31日、新型コロナウイルスの分離に成功したことを明らかにした。使用した細胞は「VeroE6/TMPRSS2細胞」で、臨床検体を接種後、細胞の形状変化を観察し、多核巨細胞の出現を捉えたという。 同研究所によると、細胞上清中のウイルスゲノムを抽出し、ほぼ全長のウイルスゲノムの配列を確定した。同研究所は「分離したウイルスを用いて、ウイルス感染機構及び病原性の解析、ウイルス検査法・抗ウイルス薬・ワ・・・
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2020年01月24日(金)
[感染症] 新型コロナウイルス、ワクチン開発へ 厚労省発表
- 厚生労働省は、同省が拠出を行っている感染症流行対策イノベーション連合(CEPI、本部・ノルウェー)が23日に、米国国立アレルギー感染症研究所(NIAID)などとのパートナーシップ締結を発表したことを明らかにした。中国での感染者が相次いで報告されている新型コロナウイルスのワクチン開発を進め、候補ワクチンを迅速に臨床試験に導くのが目的。 CEPIは、NIAIDやInovio社(米国)、クイーンズランド大学(オーストラリア)な・・・
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2019年11月20日(水)
[医療提供体制] 医師の働き方改革、取り組み・評価項目案を提示 厚労省
- 厚生労働省は20日、「医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアの推進に関する検討会」(座長=永井良三・自治医科大学長)の第3回会合で、医師の働き方改革における医療機関の取り組み・評価の項目案を示した(p48参照)。 厚労省は、この日の会合で、タスク・シフト/シェアを進める上での時間短縮効果や業務実態を踏まえ、重要と思われる業務を選定する方向性を示し、「その旨を通知に盛り込むことや、評価・・・
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2019年10月17日(木)
[インフル] 新型インフル住民接種、登録外の外国人も「可能」 厚労省
- 厚生労働省は、新型インフルエンザ対策の住民接種実施要領に関する「Q&A」を作成し、都道府県、保健所設置市、特別区に事務連絡を出した。住民基本台帳登録外の外国人の取り扱いについて「市町村の判断において接種の対象者として含めることも可能としている」といった見解を示している(p8参照)。 「Q&A」では、新型インフルエンザ等対策特別措置法の第7条で、都道府県はまん延防止に関する措置について、あらかじ・・・
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2019年10月03日(木)
[感染症] 東京・品川などの麻疹患者発生、「多数と接触機会」 感染研
- 国立感染症研究所は3日、麻疹(はしか)の発生状況に関する注意喚起をウェブサイトに掲載した。9月20日以降、複数の関東圏の自治体から注意喚起があったことを説明。「感染症発生動向調査および自治体による積極的疫学調査より、これらの複数の麻しん患者が、公共交通機関を広範囲に利用しており、不特定多数の方と接触機会があった」などとしている(p1参照)。 同研究所は、川崎市と品川区の事例を取り上げている。川崎市・・・
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2019年09月19日(木)
[感染症] 世界健康危機モニタリング委員会が5分野で提言
- 厚生労働省は19日、「世界健康危機モニタリング委員会」(GPMB)が報告書を取りまとめたことを明らかにした。GPMBは、病原体への対応など5分野で提言を行っている。 報告書では、2014年の西アフリカでのエボラ出血熱流行を発端として、世界的な健康危機への取り組みがWHO(世界保健機関)を中心に進められているが、取り組みは不十分だと指摘。その上で、▽先導的リーダーシップの構築▽効率的な組織の構築▽世界流行の可能性のあ・・・
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2019年08月22日(木)
[医薬品] 抗パーキンソン剤などの「使用上の注意」の改訂指示 厚労省
- 厚生労働省は22日、抗パーキンソン剤などについて、添付文書の「使用上の注意」の改訂を指示する通知を、日本製薬団体連合会に送付した。いずれも添付文書の記載要領の改正に対応した見直しで、抗パーキンソン剤の「アポモルヒネ塩酸塩水和物」では、「重要な基本的注意」の項を新設し、「本剤の減量、中止が必要な場合は、漸減すること」との記載を追加した(p2参照)。今回、使用上の注意改訂の指示があったのは以下の医薬・・・
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2019年08月13日(火)
[インフル] インフルワクチン、13歳以上は1回接種を原則に 厚労省
- 厚生労働省はこのほど、今冬のインフルエンザの流行シーズンに向け、季節性インフルエンザワクチンの供給に関する留意事項を都道府県に通知した。65歳以上の高齢者をはじめとする定期接種対象者にワクチンが行き渡るよう、13歳以上の者は1回接種を原則とすることなどについて、関係者への周知徹底を求めている。 予防接種法施行令では、▽65歳以上の者▽60歳以上65歳未満で、心臓、腎臓または呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活・・・
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2019年06月04日(火)
[医薬品] 糖尿病治療薬などの使用上の注意を改訂 安全性情報
- 厚生労働省は6月4日に発行した「医薬品・医療機器等安全性情報No.363」に、糖尿病薬や抗がん剤などの使用上の注意の改訂内容を掲載した。糖尿病治療薬の「イプラグリフロジンL−プロリン」、「トホグリフロジン水和物」などは副作用に、外陰部および会陰部の壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽)を追加。敗血症に至ることがあるとのことで、異常が認められた場合は投薬を中止し適切な処置を行うよう求めた(p20~p24参照)。抗が・・・
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2019年05月15日(水)
[医薬品] オプジーボの費用対効果評価調整後薬価など了承 中医協2
- 中央社会保険医療協議会・総会は5月15日、医薬品・医療機器の費用対効果評価の試行的導入で、企業分析と再分析の結果が異なるために検証対象となっていた「オプジーボ点滴静注」の調整後薬価を了承した。各規格の調整後薬価は、▽20mg/3万5,407円▽100mg/17万2,025円▽240mg/40万6,463円-とし、医療機関の在庫への影響を考慮し、8月1日から適用する(p37参照)。◆費用対効果評価対象品目を初めて選定 また、同日、新医薬品・・・
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2019年05月09日(木)
[医薬品] ニボルマブなどの「使用上の注意」の改訂を指示 厚労省
- 厚生労働省は5月9日付けで、抗がん剤の「ニボルマブ(遺伝子組換え)」やホルモン剤「デュラグルチド(遺伝子組換え)」などについて、添付文書の「使用上の注意」の改訂を指示する通知を、日本製薬団体連合会に送付した。添付文書の新記載要領が4月1日から施行されたことを受けての措置(p1参照)。 ニボルマブ(遺伝子組換え)は「重大な副作用」の項目を新設して、下垂体機能障害に関する記載を追加。下垂体炎、下垂体機・・・
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2019年02月01日(金)
[感染症] 風しん追加対策で関係政省令改正、39~56歳男性にワクチン接種へ
- 厚生労働省は2月1日、同日付で改正・施行された予防接種法関係政省令の内容を都道府県などに通知した。風しん追加対策を盛り込んだもので、他の世代に比べて抗体保有率が低い、1962年4月2日から79年4月1日の間に生まれた現在、39歳から56歳の男性を予防接種法に基づく風しんワクチンの定期接種対象に追加する。接種に先立って抗体検査を実施し、十分な量の風しん抗体があることが確認された者は接種対象から除外する。2022年3月3・・・
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2019年01月21日(月)
[感染症] 風しん対策、39~56歳男性に市町村が抗体検査の受診券を送付
- 風しんの全国規模の流行を受けて、厚生科学審議会感染症部会はこのほど、抗体保有率が他の世代に比べて低い39歳~56歳の男性への対応策を決めた。これら世代の男性の風しんワクチン接種を予防接種法に基づく定期接種の対象に追加。市町村から受診券を送付して抗体検査の受検を促し、結果が陰性だった場合は原則無料でワクチンを接種する。2021年度末までの3年間で段階的に実施し、現在は80%程度のこの世代の抗体保有率を20年7月・・・
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2018年12月21日(金)
[予算] 2018年度第2次補正予算、風しん対策で17億円計上 厚労省
- 厚生労働省は12月21日、総額1,355億円となった2018年度第2次補正予算案の概要を公表した。全国規模で流行が広がっている風しん対策では17億円を確保。2018年度予算の活用分も含めて30億円を充当し、抗体保有率がほかの世代に比べて低い39~56歳の男性を対象に抗体検査の費用を補助する(p2参照)(p5参照)。 西日本豪雨や大阪北部地震、北海道胆振東部地震などの災害を受け、政府が閣議決定(12月14日)した「防災・減・・・
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2018年12月11日(火)
[感染症] 39~56歳男性に風しんワクチンを3年間無料接種 根本厚労相
- 根本匠厚生労働大臣は12月11日の閣議後会見し、全国規模で流行が拡大している風しんの追加的対策を発表した。予防接種法に基づく定期接種の機会が一度もなく、ほかの世代に比べて抗体保有率が低い、39~56歳の男性に無料で抗体検査を実施。結果が陰性だった場合は、原則無料でワクチンを接種する。今後3年間、集中的に取り組むことで、現在は約80%のこの世代の抗体保有率を2021年度末までに90%以上に引き上げることを目指す。・・・
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2018年11月27日(火)
[医薬品] 痔疾用剤など4医薬品の使用上の注意改訂を指示 厚労省
- 厚生労働省は11月27日付けで、痔疾用剤など4医薬品について、添付文書の使用上の注意の改訂を指示する通知を、日本製薬団体連合会に送付した。 痔疾用剤の「硫酸アルミニウムカリウム水和物・タンニン酸(生食液付)」と、「硫酸アルミニウムカリウム水和物・タンニン酸(無痛化剤付)」は、「禁忌」の項にこれら製剤の成分などに対して過敏症の既往歴のある患者を追加。「重大な副作用」の項にも、アナフィラキシーに関する記・・・
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2018年10月10日(水)
[感染症] 風しん患者952人、前年の10倍超に 国立感染症研究所
- 国立感染症研究所・感染症疫学センターが10月10日に発表した、風しんに関する緊急情報によると、2018年第1週~第39週(1月1日~9月30日)までの国内累計患者数は952人となり、すでに前年(93人)の10倍を超えたことがわかった。全数届出を開始した2008年以降では、2013年、2012年に次いで3番目に多い(p1参照)。 2018年の風しん患者の報告数は第30週(7月23日~29日)以降、右肩上がりに増加が続き、第39週(9月24日~30日・・・
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2018年10月02日(火)
[感染症]風しんの増加が続く5都県にCRS予防対策を事務連絡 厚労省
- 厚生労働省は、風しん患者の増加が続く5都県における対策を決定し、協力を依頼する事務連絡を行った。先天性風しん症候群(CRS)の発生を防止するため、妊娠を希望する女性や、妊婦とその同居家族に抗体検査の受診を促し、抗体価が低いことが判明した場合には、優先的に任意接種を受けられるようにする。 妊婦が風しんに感染すると、目、耳、心臓に障害を持つCRSの子どもが生まれる可能性がある。厚労省は、今回、風しん患者が・・・
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