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2013年04月19日(金)
[高齢社会] 在宅医療・介護の連携を、ICTを活用して全国展開 総務省
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総務省は4月19日に、「ICT超高齢社会構想会議」の基本提言を公表した。
提言では、未曾有の高齢化が進行する中で生じるさまざまな課題について、ICTを用いたパラダイム転換によって解決策を導くことで、新たな社会モデルの構築を目指している(p1参照)。
そこでは、まず「スマートプラチナ社会」の実現を今後のミッションとして示している。これは、「シルバー」を越え、すべての世代がイノベーションの恩恵を受け、い・・・
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2013年04月19日(金)
[医療改革] 日本版NIH創設し、あるべき「健康長寿社会」目指す 安倍首相
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安倍首相は4月19日に、成長戦略スピーチを行った。
安倍首相は、まず成長戦略の3つのキーワードとして、(1)挑戦:チャレンジ(2)海外展開:オープン(3)創造:イノベーション―を掲げた(p2参照)。
このうち(2)の「海外展開」については、TPP協定への交渉参加の決断に触れ、「医療システムなど幅広い分野で海外展開の動きを本格化させる」との意気込みを示した。そのうえで、医療分野で我が国は、年間2兆円の貿易・・・
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2013年04月18日(木)
[予防接種] 子宮頸がん予防ワクチンの有効性などについて、Q&Aを示す
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厚生労働省は4月18日に、子宮頸がん予防ワクチンに関するQ&Aを公表した。
子宮頸がんについては、国内罹患数は9747人(2008年)、死亡数は2737人(2011年)となっている。とくに40歳未満の女性において、その罹患率・死亡率は乳がんに次いで第2位となっており、深刻な状況である。そのため、若年層のがん予防策としてワクチンが必要となっているのだ。
こうした状況を受け、厚労省は、子宮頸がん予防ワクチンについて、(1)・・・
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2013年04月18日(木)
[介護保険] 25年2月分の介護サービス受給者は360万100人
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厚生労働省は4月18日に、平成25年2月審査分の介護給付費実態調査の概要を公表した。
受給者は、介護予防サービスでは98万7700人、介護サービスでは360万100人であった。複数サービスを受けた者については名寄せを行っている。
受給者1人当たりの費用額は、介護予防サービスでは4万円、介護サービスでは18万5200円となっている。
介護(予防)サービス受給者の状況を見ると、介護予防居宅サービス受給者が要支援1では43万16・・・
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2013年04月15日(月)
[がん研究] 今後の重点がん研究分野などの検討開始、今夏に意見とりまとめ
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- 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第1回 4/15)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 医学・薬学
がんは、我が国の死因第1位を独走しており、国をあげた対策がとられている。たとえば、平成24年6月に閣議決定された「がん対策推進基本計画」(24~28年度が対象期間)では、(1)がん医療の充実と人材育成(2)早期からの緩和ケア推進(3)がん登録の推進(4)小児がん対策の充実―などに重点的に取組む方針が明確にされている・・・
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2013年04月12日(金)
[医療安全]イレッサ訴訟上告棄却、国とメーカーの責任否定は遺憾 保団連
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- イレッサ訴訟 最高裁判決について(4/12)《全国保険医団体連合会》
- 発信元:全国保険医団体連合会 カテゴリ: 医薬品・医療機器
イレッサ(一般名:ゲフィチニブ)は、手術不能または再発の非小細胞肺がん治療薬として、2002年に承認、販売開始された。販売開始後、添付文書で頻度不明とされていた副作用の間質性肺炎で、これまでに860人を超える死者がでている。
このため、イレッサの副作用で間質性肺炎を起こした患者および遺族が、平成16年に、(1)有効性・・・
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2013年04月09日(火)
[予防接種] 日本脳炎ワクチン、25年度に7~10歳、18歳となる方へ接種勧奨
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厚生労働省は4月9日に、日本脳炎ワクチン接種に係るQ&A(平成25年3月改訂版)を公表した。
今回は、25年の日本脳炎ワクチン接種の積極的な勧奨について、Q&Aを追加している。
日本脳炎ワクチンについては、17年に重大な副反応報告があったことから、一時接種勧奨が控えられていた。その後、新たなワクチンが開発され、積極的な勧奨が再開されている。なお、24年7月と10月に、日本脳炎ワクチン接種後の死亡事例が報告されたが・・・
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2013年04月03日(水)
[予防接種] 子宮頸がん予防ワクチン、正しい知識普及と適正接種推進が重要
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- 子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)適正接種の促進に関する考え方(4/3)《子宮頸がん征圧をめざす専門家会議》
- 発信元:子宮頸がん征圧をめざす専門家会議 カテゴリ: 保健・健康
日本において、子宮頸がんは女性特有のがんとしては、乳がんに次いで罹患率が高く、とくに20~30代のがんでは第1位となっている。また、毎年約1万5000人の女性が新たに罹患し、約3500人が死亡するという深刻な状況である。
こうした状況に対し、平成25年4月から施行される改正予防・・・
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2013年04月03日(水)
[鳥インフル] WHO発表を受け、該当する症状の患者の情報提供を依頼
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厚生労働省は4月3日に、中国における鳥インフルエンザA(H7N9)患者の発生について、情報提供および協力依頼の通知を発出した。
4月1日、WHO(世界保健機関)は、中国の国家衛生・計画出産委員会からインフルエンザA(H7N9)に3人が感染したと報告があったことを発表。厚労省はこれを受け、情報を公開するとともに、WHO作成のQ&Aを併せて公表している(p1参照)。
情報提供を求める患者の要件は、「38度以上の発熱と急性・・・
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2013年04月02日(火)
[予防接種] 附帯決議踏まえ、水痘等4ワクチン定期接種化を強く要望 日医
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日本医師会は4月2日の定例記者会見で、3月21日に「7ワクチンの定期接種化に関する要望」書を田村厚生労働大臣に提出したことを報告した。
厚生科学審議会・感染症分科会の予防接種部会は、24年5月23日に「予防接種制度の見直しについて(第2次提言)」をまとめた。提言では、子宮頸がん予防、ヒブ、小児用肺炎球菌、水痘、おたふくかぜ、成人用肺炎球菌、B型肝炎の7ワクチンについて、医学・科学的観点から広く接種を推進する・・・
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2013年04月02日(火)
[医療改革] 疾病予防等の取組みに具体的インセンティブ付与を 安倍首相
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政府は4月2日に、日本経済再生本部を開催した。
この日は、これまでに産業競争力会議で議論指摘された事項(p8~p11参照)を踏まえ、本部長である安倍首相から「当面の政策対応」について指示が行われた(p12~p14参照)。
指示内容は、大きく(1)雇用・少子化対策(2)人材育成(3)クリーンで経済的なエネルギー需給の実現(4)健康長寿社会の実現(5)産業の新陳代謝(6)国際先端テスト―の6項目。
このうち、(4・・・
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2013年03月30日(土)
[予防接種] Hib、小児肺炎球菌、HPVワクチンを25年4月から定期接種に
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厚生労働省は3月30日に、「予防接種法の一部を改正する法律」の施行等に関する通知を発出した。
同日に改正予防接種法等が公布され、(1)Hib感染症(2)小児の肺炎球菌感染症(3)ヒトパピローマ(子宮頸がん)ウイルス感染症―を定期予防接種の対象とすることとなった。25年4月1日に施行されている(p1~p12参照)。
通知では、改正政令(予防接種法施行令)で、(1)のHibと(2)の小児肺炎球菌の定期予防接種対象者は「・・・
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2013年03月29日(金)
[介護保険] 平成24年12月の介護保険給付費は7034億円
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厚生労働省は3月29日に、介護保険事業状況報告の概要(平成24年12月暫定版)を公表した。
厚労省によると、24年12月末現在、65歳以上の第1号被保険者は3059万人で、このうち要介護(要支援)認定者は554万人となっている。第1号被保険者に対する要介護・要支援認定者の割合は約18.1%であった。
また、居宅(介護予防)サービス受給者は343万6000人、地域密着型(介護予防)サービス受給者は33万5000人であった。
施設サー・・・
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2013年03月29日(金)
[介護保険] 介護職員初任者研修課程の実施に伴い、介護報酬関連通知を改正
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厚生労働省は3月29日に、介護保険最新情報Vol.324を公表した。今回は、同日付の「介護職員初任者研修課程の実施等に伴う告示及び通知の改正」に関する通知を掲載している。
介護保険制度改正の一環として、平成25年4月1日から、(1)介護職員初任者研修課程の実施(2)介護職員基礎研修課程と、訪問介護員に関する1級課程・2級課程の廃止―の2点が行われている。
これに伴い、関係する厚生労働省告示(p19~p21参照)と通知・・・
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2013年03月29日(金)
[規制改革] 疾病に応じた自己負担割合設定も実施すべき 産業競争力会議
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政府は3月29日に、産業競争力会議を開催した。「健康長寿社会の実現」に向けたテーマ別会合の佐藤主査(みずほフィナンシャルグループ取締役社長、グループCEO)から報告が行われるなどした。
佐藤主査は、「健康長寿社会」を(1)国民が健やかに生活し、老いることができ、最先端の医療が低コストで受けられ、病気や怪我をしても良質な医療を受けて、すぐに社会復帰できる社会(2)国民の健康長寿が経済成長につながる社会―と・・・
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2013年03月27日(水)
[風しん] 風しん予防接種未接種者への臨時接種に公費助成を要望 保団連
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- 風疹の定期接種を受けていない者に対する臨時接種、公費助成を求める緊急要望(3/27)《全国保険医団体連合会》
- 発信元:全国保険医団体連合会 カテゴリ: 保健・健康
国立感染症研究所感染症情報センター発表の風疹患者報告数が、1656人(平成25年3月10日現在)となった。これは、24年度(過去5年間で最多)年間患者数2353人の7割で、今後も増加が予想されている。また、妊娠初期の女性が風疹に罹患すると、胎児に先天性風疹症候群の障・・・
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2013年03月19日(火)
[介護保険] 25年1月分の介護サービス受給者は361万2900人
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厚生労働省は3月19日に、平成25年1月審査分の介護給付費実態調査の概要を公表した。
受給者は、介護予防サービスでは99万4100人、介護サービスでは361万2900人であった。複数サービスを受けた者については名寄せを行っている。
受給者1人当たりの費用額は、介護予防サービスで4万100円、介護サービスで18万7800円となっている。
介護(予防)サービス受給者の状況を見ると、介護予防居宅サービス受給者が要支援1では43万46・・・
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2013年03月18日(月)
[がん対策] 病院選択で「専門的治療提供する機器・施設」重視の声が65.5%
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内閣府は3月18日に、がん対策に関する世論調査(平成25年1月調査)の結果を公表した。
調査は、がん対策に関する国民の意識を把握し、今後の施策の参考にするために行われたもの。
調査項目は、(1)がんに対する印象・認識(2)予防・早期発見(3)治療法および病院等に関する情報源(4)緩和ケア(5)がん患者と社会とのつながり(6)がん登録(7)臨床試験(8)がん対策に関する政府への要望―の8つ。全国の20歳以上の3000・・・
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2013年03月15日(金)
[国庫補助] 精神科病院やデイケア施設整備に、8771万円の国庫補助
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厚生労働省は3月15日に、平成24年度保健衛生施設等施設整備費実施計画(4回目)を公表した。
保健衛生施設等施設整備費は、農村健診センター、特定感染症指定医療機関施設等の施設および設備を整備し、地域住民の健康増進や疾病の予防および治療を行い、公衆衛生の向上に寄与することを目的とした補助金である。
今回の内訳は、結核患者収容モデル病室1件(4950万円)、精神科デイ・ケア施設1件(3193万円)、精神科病院(作・・・
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2013年03月14日(木)
[風しん] 妊娠予定19歳以上女性等にワクチン接種する市町村へ都が緊急助成
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東京都は3月14日に、「先天性風しん症候群の発生防止のための緊急対策」と「国への緊急提案」を発表した。
都では、昨夏(平成24年夏)より成人男性を中心に風しんの流行が継続している(p2参照)。この状況を重く見て、先天性風しん症候群の発生防止を目的に、緊急対策として「ワクチン接種を行う市町村の支援」を行うことを決定している。
具体的には、「先天性風しん症候群予防のために予防接種を希望する、(1)妊娠・・・
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2013年03月14日(木)
[医療連携] ICT活用し、医薬、医療・介護連携を進めることで医療の質が向上
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総務省は3月14日に、「医療ICTシンポジウム」を開催した。副題として「地域医療情報連携への期待と今後に向けた展望」を掲げたこのシンポでは、地域の医療・介護連携事業の状況が発表されている。
発表された演題は、(1)共通診察券(島根)(p3~p15参照)(2)医療・介護連携(広島)(p16~p24参照)(3)処方情報電子化・医薬連携(香川)(p25~p35参照)(4)在宅医療・介護連携(宮城、東京)(p36~p45参照)・・・
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2013年03月12日(火)
[介護保険] 新「高齢者介護施設感染対策マニュアル」個別感染対策の徹底を
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厚生労働省は3月12日に、介護保険最新情報Vol.319を公表した。今回は、同日付の「高齢者介護施設における感染対策マニュアル(平成25年3月)」の送付に関する事務連絡を掲載している。
これまで、介護保険施設等における感染症、食中毒の予防等への対応については、平成17年3月の「高齢者介護施設における感染対策マニュアル」が基準とされていた。
今般の事務連絡は、感染症に関する新しい知見や制度改正等を踏まえ、見直し・・・
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2013年03月12日(火)
[栄養] 20代女性はダイエット、70歳以上男女は要介護予防に身体活動
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- 平成23年 国民健康・栄養調査報告(3/12)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 保健・健康
この調査は、健康増進法に基づいて、国民の身体の状況、栄養素等摂取量および生活習慣の状況を明らかにし、国民の健康の増進の総合的な推進を図ることを目的に実施されている。ちなみに概要版が、24年12月6日に発表済みである。
調査は、東日本大震災の影響が大きかった岩手、宮城、福島の3県を除く全国から3412世帯を抽出して行われた・・・
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2013年03月07日(木)
[感染症対策] 五類感染症に侵襲性インフルエンザ菌感染症など3疾病を追加
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厚生労働省は3月7日に、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行規則の一部を改正する省令の施行等」に関する通知を発出した。
通知では、改正省令の概要について説明している。具体的には、五類感染症の対象疾病として、(1)侵襲性インフルエンザ菌感染症(2)侵襲性髄膜炎菌感染症(3)侵襲性肺炎球菌感染症―が追加され、重複を避けるため、「細菌性髄膜炎」からこれらの疾病を除くとともに、「髄膜炎・・・
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2013年03月01日(金)
[特定健診] 特定健診は45.0%、保健指導は15.9%で、着実に推進 23年度
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厚生労働省は3月1日に、平成23年度の「特定健康診査・特定保健指導の実施状況」の速報値を発表した。
特定健診・保健指導は、いわゆる「メタボ健診」等のことで、「疾病予防により医療費を適正化する」ために、平成20年度からの医療保険改革で導入された。
調査では、特定健診等の実施主体である医療保険者を対象に、健診等の実施率やメタボ該当者等の人数を把握している。23年度は、3422の医療保険者が集計対象となった・・・
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