-
2017年03月15日(水)
[医療改革] 患者申出、症例数を設定しないことも視野に 中医協・総会2
- 中央社会保険医療協議会は3月15日の総会で、患者申出療養評価会議から報告を受けた。患者申出療養制度については、制度上、保険収載を前提とした臨床研究を実施することになっているために先進医療Bとの違いがわかりづらいとの指摘や、制度運用が本来の趣旨と異なるとの指摘があることから、会議は承認申請をするために必要な予定症例数を設定しないことなども視野に今後の対応策を検討する。 患者申出療養制度は、治験や先進医・・・
-
2017年02月09日(木)
[医療改革] DPC対象病院の平均在院日数は横ばいで推移 DPC評価分科会2
- 厚生労働省は2月9日の診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会に、DPC(包括医療費支払制度)導入の影響を調べた「2015年度退院患者調査」の結果を報告した(p4~p21参照)。DPC対象病院の平均在院日数は、12~13日前後となり、直近5年間ほぼ横ばいで推移している(p6参照)。平均在院日数については一貫して短縮化政策が取られてきたが、さらに短縮化を進めることについては委員から慎重な意見が相次いだ。 調査では、2015・・・
-
2017年02月06日(月)
[医療改革] 2例目の技術を了承 患者申出評価会議
- 「患者申出療養評価会議」は2月6日、2例目となる新規技術を「適」と判断した(p8参照)。一方、評価会議でのこれまでの議論や中央社会保険医療協議会からの指摘を受け、制度のあり方について検討することも確認した。 保険診療と保険外診療(自由診療)の併用を例外的に認める「評価療養」には、先進医療や医薬品の適応外使用などがある。従来の仕組みでは、自分が対象患者の基準から外れている場合や近隣の医療機関でその・・・
-
2017年01月25日(水)
[診療報酬] 植込み型脳電気刺激装置などの保険収載を了承 中医協・総会2
- 中央社会保険医療協議会は1月25日の総会で「医療機器・臨床検査の保険適用」について議論し、医療機器2件と臨床検査1件の保険収載を了承した。 保険収載(2017年3月収載予定)される医療機器は次のとおり(p3~p9参照)。【区分C1・新機能】●薬物療法で十分に効果が得られない振戦・パーキンソン病の運動障害に対する植込み型脳電気刺激装置「バーサイス PC DBSシステム」(ボストン・サイエンティフィック ジャパン):保険・・・
-
2017年01月16日(月)
[医療改革] 医師会、医師需給分科会の再開を要求 働き方ビジョン検討会
- 厚生労働省は1月16日、「新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会」を開催し、関係団体からのヒアリングを実施した。この中で、日本医師会副会長の今村聡参考人は医師偏在対策の早期実施のため、医師需給分科会の再開を求めた。 検討会では、医療従事者の働き方に関するビジョンや需給推計の考え方、医療従事者の確保に関する具体的施策について議論している。 今村参考人は、「急ぐべき課題は医師・・・
-
2016年12月02日(金)
[国家戦略特区] 順天堂医院内に19病床を新たに整備 合同会議
- 政府は12月2日、「国家戦略特別区域会議」の合同会議を開き、東京圏(p2~p8参照)(p12~p17参照)、関西圏(p11参照)(p26~p28参照)、養父市(p18~p19参照)、福岡市・北九州市(p10参照)(p24~p25参照)、仙台市(p20~p23参照)がそれぞれ、区域計画案を示した。 医療・介護関連では、国家戦略特別区域高度医療提供事業として、「病床規制に係る医療法の特例」を活用した計画案を提示。医療法人・・・
-
2016年11月29日(火)
[医療提供体制] 医師の勤務実態などに関する、初の大規模調査 厚労省
-
- 「医師の勤務実態及び働き方の意向等に関する調査」を実施します ~全国の医療施設に勤務する医師10万人を対象とした初の大規模全国調査~(11/29)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 医政局 医事課 カテゴリ: 医療提供体制 労働衛生
-
2016年11月24日(木)
[臨床研修] 「医学部所在地と希望勤務地が一致」は51.8% 臨床研修部会
- 厚生労働省は11月24日、医道審議会・医師分科会の「医師臨床研修部会」を開き、(1)医師臨床研修制度の到達目標・評価のあり方に関するWGからの中間報告(p2~p4参照)、(2)臨床研修病院群の構成(p7~p8参照)、(3)2016年3月臨床研修修了者アンケート結果(p9~p83参照)―について議論した。 (1)で、厚労省は、医師臨床研修制度の到達目標・評価のあり方に関するワーキンググループで議論された「臨床研修の到達・・・
-
2016年11月15日(火)
[健康] 健康長寿の秘訣に関する老年学講座 都健康長寿医療センター
-
- 老年学・老年医学公開講座 「105歳まで生きるには」(第145回 11/15)《独立行政法人東京都健康長寿医療センター》
- 発信元:東京都健康長寿医療センター 経営企画局 総務課 カテゴリ: 保健・健康
-
2016年11月15日(火)
[医療従事者] 重症化予防など行う「総合ケア看護師(仮称)」の創設を提案
- 厚生労働省は11月15日、「新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会」を開催。「地域で市民と患者の生活を支える」をテーマに、構成員らによるプレゼンテーションが行われた。この検討会では、日本の医療を取り巻く環境の変化を踏まえた医師・看護職員などの確保という観点から、望ましい医療従事者の働き方などのあり方について検討する。 厚労省は、検討題材である(1)地域で市民と患者の生活を支・・・
-
2016年11月07日(月)
[がん対策] 緩和ケア加算、算定要件の見直しを 緩和ケア推進検討会
- 厚生労働省は11月7日、「がん等における緩和ケアの更なる推進に関する検討会」を開催し、(1)前回までの議論の概要(p4~p14参照)、(2)各構成員からの意見(p15~p72参照)―などについて議論した。 (1)では、▽緩和ケア全般▽がん診療を担う医療機関における緩和ケア提供体制のあり方▽すべての医療従事者が基本的な緩和ケアを身につけるための方策▽循環器疾患に対する緩和ケア―などに対し、「【緩和ケア診療加算】を算・・・
-
2016年11月01日(火)
[医療安全] 国立大学附属病院の防災機能強化に関する報告書を公表
- 文部科学省は11月1日、「国立大学附属病院施設の防災機能強化に関する報告書」を公表した。 国立大学附属病院は、大規模災害時には電気・水の確保など医療継続のための防災機能強化が重要な課題であることから、文科省では防災機能強化や、自家発電・受水槽・排水などの基幹設備整備の考え方について検討会を設置し、議論してきた。 報告書は、(1)防災機能強化の必要性(p7~p15参照)、(2)防災機能強化の現状・・・
-
2016年10月26日(水)
[医学部] 2017年度から入学定員増加に伴い4校が学則変更予定 文科省
- 文部科学省は10月26日、「2017年度からの私立大学医学部の収容定員の増加に係る学則変更」の予定一覧(2016年10月時点)を公表した(p1参照)。 2017年度からの学則変更により入学定員の変更を予定する大学は4校。埼玉医科大学が128人(2016年度127人・1人増)、順天堂大学が137人(同130人・7人増)、日本医科大学が118人(同116人・2人増)、川崎医科大学が126人(同120人・2人増)となっている(p1参照)。・・・
-
2016年10月20日(木)
[先進医療] ヒトIL-11製剤の心筋保護療法は継続審議 技術部会
- 厚生労働省は10月20日、「先進医療技術審査部会」を開催し、(1)継続審議の評価を受けた技術の再評価結果、(2)新規申請技術の評価結果、(3)総括報告書の評価、(4)協力医療機関の追加-などを議論した。 (1)では、2016年6月16日の先進医療技術審査部会で継続審議の評価を受けていた、「急性心筋梗塞に対するヒトIL-11製剤を用いた心筋保護療法」(先進医療Bとして申請)を「適」と判断した。 大阪市立大学医学部附属・・・
-
2016年10月20日(木)
[医療改革] 各分科会、検討会における検討状況を報告 医療部会
- 厚生労働省は10月20日、社会保障審議会の「医療部会」を開催し、(1)医療従事者の需給に関する検討会 医師需給分科会における検討状況(p4~p11参照)、(2)医療計画の見直し等に関する検討会における検討状況(p12~p28参照)、(3)療養病床の在り方等に関する特別部会の審議状況(p29~p31参照)、(4)制度改正に向けた議論(p32~p57参照)―を議題とした。 (1)に関し、厚労省は、医師偏在対策として、▽医学部▽・・・
-
2016年10月19日(水)
[診療報酬] 患者申出療養、適格基準変更は再考すべき 中医協・総会
- 厚生労働省は10月19日、中央社会保険医療協議会の「総会」を開催し、(1)医療機器及び臨床検査の保険適用、(2)先進医療会議の検討結果の報告、(3)患者申出療養評価会議からの報告、(4)診療報酬基本問題小委員会からの報告―を議論した。 (1) について、新たに保険収載(2016年12月収載予定)される医療機器(区分C1:1製品)は次のとおり(p137~p141参照)。【区分C1・新機能】●中心静脈へ挿入留置し、薬剤の注入な・・・
-
2016年10月15日(土)
[医療従事者] 精神科・小児科の医師確保にはWLBへの配慮がカギ 日医総研
- 日本医師会総合政策研究機構は10月15日、日医総研ワーキングペーパーとして「若手医師の診療科選択プロセスに関する調査」(坂口一樹・森宏一郎)を公表。若手医師の診療科選択プロセスの実態把握を目的としたアンケート結果をまとめている(p4参照)。 アンケートは全国の臨床研修医を対象に、2015年9月25日から2015日12月31日まで実施。936人から回答を得た(p5参照)。アンケートでは▽医学部志願時▽医学部1~4年時▽・・・
-
2016年10月06日(木)
[先進医療] 肝内胆管がんの陽子線治療等など「適」と判断 先進医療会議
- 厚生労働省は10月6日、「先進医療会議」を開催し、 (1)9月受理分新規技術の先進医療AまたはBへの振り分け(p5参照)、(2)先進医療Bに係る新規技術の科学的評価(p9参照)、(3)先進医療Bの取り下げ(p153参照)―などを議論した。 (1)では、9月受理分の新規技術で、膝関節軟骨損傷(外傷または変性により生じたものに限る)に対する「自己細胞シートによる軟骨再生治療」を先進医療Bに振り分ける案が示されて・・・
-
2016年09月21日(水)
[医療改革] 患者申出療養に係る新規技術、1例目を「条件付き適」と判断
- 厚生労働省は9月21日、「患者申出療養評価会議」を開催。(1)患者相談窓口の設置状況、(2)国内未承認または適応外の医薬品のリスト、(3)患者申出療養に係る新規技術の科学的評価―などを議論した。 (1)に関し、患者申出療養では、患者は申出を行うにあたり、必要に応じてかかりつけ医などの保険医療機関の支援を受け、特定機能病院または臨床研究中核病院に相談することができる。厚労省は、窓口の設置状況についてホーム・・・
-
2016年09月15日(木)
[先進医療] 局所限局性前立腺がんの重粒子線治療、「条件付き適」と判断
- 厚生労働省は9月15日、「先進医療技術審査部会」を開催し、 (1)継続審議の評価を受けた技術の再評価結果、(2)新規申請技術の評価結果、(3)試験実施計画の変更、(4)協力医療機関の追加、(5)先進医療の取下げ―などを実施した。 (1)では、7月14日の先進医療技術審査部会で継続審議の評価を受けていた、院外心停止後症候群に対する「水素ガス吸入療法」(先進医療Bとして申請)を「適」と判断した。慶應義塾大学病院の・・・
-
2016年09月15日(木)
[医療改革] 12月上旬に医師偏在対策を取りまとめる予定 医師需給分科会
- 厚生労働省は9月15日、医療従事者の需給に関する検討会の下部組織「医師需給分科会」を開催し、(1)医師偏在対策の主な論点、(2)医師需給分科会の今後の進め方―を議論した。 (1)に関して、2016年6月3日に公表された分科会の中間とりまとめでは、医師の地域定着につながるよう、医師が勤務地や診療科を自由に選択するという自主性を尊重しつつ、一定の規制を含めた対策を行うと提言。年末のとりまとめを目指すとしている<・・・
-
2016年08月26日(金)
[医学部] 国際医療福祉大学医学部などの新設を許可 文科省大学設置審議会
- 文部科学省は8月26日、2017年度開設予定の「大学等の学部の設置等にかかる答申」で、大学設置・学校法人審議会が国際医療福祉大学の医学部新設を含む、大学・学部など29件、大学院など20件の設置を「可」と判定したと発表した。 医学・看護学関連では、国際医療福祉大学医学部医学科(千葉県成田市、定員140人)の学部設置が認められた。答申では留意事項で、「臨床実習IV」の国内実習は、学生の希望に応じた診療科への配属に配・・・
-
2016年08月17日(水)
[がん対策] HPVワクチン接種後の問い合わせ先公表 厚労省
- 厚生労働省は8月17日、「ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関」(2016年8月17日現在)として、47都道府県85医療機関を公表した。東京都の順天堂大学医学部附属順天堂病院(麻酔科・ペインクリニック)、福岡県の九州大学病院(グローバル感染症センター)など(p1~p2参照)。・・・
-
2016年07月13日(水)
[臨床研修] 2016年度の研修医採用実績は8,622人で2年連続過去最多 厚労省
- 厚生労働省は7月13日、2016年度の「臨床研修医の採用実績調査」の結果を公表した。調査は2004年度に医師の臨床研修が義務化されたことに伴い、新しい臨床医制度の実施状況を把握するため、厚労省が毎年度行っている。今回は1,027カ所の臨床研修病院と大学病院を対象に実施した。 採用人数全体は、前年度を378人上回る8,622人。医学部の入学定員増加の効果もあり2年連続過去最多となった(p1参照)(p7参照)。 内訳は・・・
-
2016年06月30日(木)
[国家試験] 2018年から適用の改定医師国家試験出題基準を公表 厚労省
- 厚生労働省は6月30日、「2018年版医師国家試験出題基準」を公表した。医道審議会・医師分科会・医師国家試験出題基準改定部会が同日、取りまとめたもの。医師国家試験出題基準(ガイドライン)とは、試験委員が出題に際して準拠する基準で、試験の「妥当な範囲」と「適切なレベル」を項目によって整理している。 今回の改定は医学部で実施されている共用試験CBTの合格基準が全国的に統一されることに併せ、出題数の変更など、国・・・
ダウンロードしたPDFファイルを閲覧・印刷するには、Adobe Reader(またはAdobe Acrobat Reader)がインストールされている必要があります。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。