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2014年04月04日(金)
[規制改革] 規制改革会議の提唱する「選択療養」、田村厚労相は慎重姿勢
- 田村厚生労働大臣は4月4日の閣議後に記者会見を行い、規制改革会議が打出した「選択療養」についてコメントしている。 選択療養は、患者が医師と協議したうえで「保険外の医薬品・医療機器などを用いた治療を行いたい」と希望した場合に、その保険診療との併用を認めるという仕組み(評価療養、選定療養に続く第3の保険外併用療養)。 規制改革会議は、「困難な病気と闘う患者が希望する治療を受けられるよう、診療の選択肢を・・・
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2014年04月02日(水)
[がん研究] 文科・厚労・経産の3大臣が、がん研究の基本戦略を確認
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- がん研究10か年戦略について(4/2)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 医療提供体制 医学・薬学
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2014年03月19日(水)
[医療法人] 一般医療法人も海外での医療施設運営・運営に向けた出資可能に
- 厚生労働省は3月19日に、「医療法人の附帯業務の拡大について」の通知を発出した。 医療法人の附帯業務については、医療法第42条に規定され、その具体的な内容は「医療法人の附帯業務」を規定する通知で定められている。 ところで、平成25年6月に閣議決定された「成長戦略(日本再興戦略等)」において、医療の国際展開に関連して「財務状況の健全性等、一定の要件を満たす医療法人が、現地法人に出資可能であることを明確化す・・・
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2014年03月07日(金)
[介護保険] 地域支援事業費の伸びの目安変更、法改正が必要かは「回答困難」
- 政府は3月7日に「介護保険の要支援サービスの費用抑制に関する質問」に対する答弁書を公表した。 政府は2月21日の閣議で医療法および介護保険法を改正するための「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律案」を決定し、同日に衆議院に提出。この中で「予防給付のうち訪問介護・通所介護を地域支援事業に移行する」ことを規定している。 厚生労働省は同法案に合わせ、新しい総合・・・
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2014年02月28日(金)
[高齢者] サ高住と有料老人ホーム対象とするヘルスケアリートの活用GL素案
- 国土交通省は2月28日に、「ヘルスケアリートの活用に係るガイドライン素案」(p2~p6参照)を公表した。 ヘルスケアリートとは、多くの投資家から募った資金をもとに高齢者住宅等を建設し、賃貸や売却で得た利益を投資家に分配する投資商品のこと。 平成25年6月に閣議決定された成長戦略(日本再興戦略)の中では、「民間資金の活用を図るため、ヘルスケアリートの活用に向け、高齢者向け住宅等の取得・運用に関するガイドラ・・・
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2014年02月25日(火)
[介護保険] 田村大臣「介護分野の報酬を次回改定に向け検討してまいりたい」
- 田村憲久厚生労働大臣は2月25日の閣議後に記者会見を行い、介護職の賃金などについてコメントしている。 記者から「介護分野で賃金が低く既存の産業から介護分野に移る時、賃金が下がってしまう問題についての御所見はいかがでしょうか」との質問について、田村大臣は、「介護のみならず全般的に福祉職は低いわけであります。介護の方々の処遇に関しましても次の介護報酬改定に向かってですね、財政的ないろんな制約はあります・・・
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2014年02月14日(金)
[医療改革] 安倍内閣に社会保障改革を進めるための「推進本部」を設置
- 安倍内閣は2月14日に、社会保障制度改革推進本部の初会合を開催した。 この会合は、「持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律」(いわゆる一体改革推進のプログラム法)に基づいて内閣に設置されたもの(p29~p33参照)で、社会保障・税一体改革を推進するために、本部長を安倍首相、副本部長を甘利一体改革担当相とし、田村厚労相や麻生財相など関係閣僚で構成されている(p2参照)。 初会合・・・
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2014年02月12日(水)
[難病対策] 医療費助成等の公平・安定な制度確立へ難病医療法案を提出
- 安倍内閣は2月12日の閣議で、「難病の患者に対する医療等に関する法律案」を決定した。同日に、今国会(26年通常国会)へ上程されている。 安倍内閣は26年通常国会の施政方針演説で、難病・小児特定疾患児対策を重点施策として打出しており、医療費助成対象疾患の拡大や自己負担割合の引下げを行うとしている。 難病対策は現在、法律に基づかない予算事業(特定疾患治療研究事業)として実施されているが、今回の法案によって・・・
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2014年02月12日(水)
[小児難病] 小児慢性特定疾病児の医療充実に向け児童福祉法等を改正
- 安倍内閣は2月12日の閣議で、「児童福祉法の一部を改正する法律案」を決定した。同日に今国会(26年通常国会)へ上程されている。 この改正案は、難病対策の法制化に併せて、今日的視点で改めて小児慢性特定疾病児童への支援のあり方を見直すもの。小児慢性特定疾病の医療費助成等について、経費に消費税収を充てることができるようにし、公平で安定的な医療費助成の仕組みの構築を図るほか、研究の推進と医療の質の向上、疾病・・・
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2014年02月12日(水)
[医療改革] 地域包括ケア目指し、医療法・介護保険法等改正案を国会に上程
- 安倍内閣は2月12日の閣議で、「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律案」を決定した。医療法・介護保険法等を改正するもので、同日に国会へ上程されている。 急速に進む高齢化の中では、現在の急性期中心の医療提供体制では十分に対応しきれないと指摘される。そのため、財源面も含めた「社会保障・税一体改革」の論議が進められ、その一環として医療法・介護保険法等の改正内・・・
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2014年01月28日(火)
[規制改革] 高齢者住宅・病院のヘルスケアリート等の実行計画を閣議決定
- 政府は1月21日に、日本経済再生本部を開催した。 この日は、(1)産業競争力の強化に関する実行計画案(2)成長戦略進化のための今後の検討方針案―を議論した。なお、(1)の実行計画は若干の修正をして、1月24日に閣議決定されている。 (1)の産業競争力の強化に関する実行計画は、産業競争力会議で策定した「第3の矢」の経済政策である成長戦略(日本再興戦略)で、これまで実施してきた施策を加速・具体化するため当面3年・・・
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2014年01月21日(火)
[医療提供体制] 地域医療支援病院の新要件、経過措置おき26年4月から施行へ
- 厚生労働省は1月21日に、全国厚生労働関係部局長会議(厚生分科会)を開催した。この会議は、都道府県、指定都市・中核市の担当部局長を対象に、平成26年度の厚生労働行政の重点事項を説明するもの。 ここでは医政局の重点事項を紹介しよう。 医政局所管の重点事項としては、「医療提供体制改革」が筆頭にあげられよう。社会保障制度改革国民会議の報告書等を受けて、社会保障審議会・医療部会で医療法等改正案についての検討・・・
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2014年01月16日(木)
[介護保険] 介護ロボット実用化へ介護施設とメーカーがチームで効果検証
- 厚生労働省は1月16日に、「介護保険福祉用具・住宅改修評価検討会」を開催した。 この日は、(1)岡山市総合特別区域の取組(2)介護ロボットに関する実用化支援の動向(3)介護保険における福祉用具の範囲(4)複合的機能を有する福祉用具の取扱―などを議題とした。 (1)は、岡山市総合特区での「介護機器貸与モデル事業」を紹介。在宅で生活する人の利便や自立支援に資する介護機器について、モデル的に貸与対象とすること・・・
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2014年01月14日(火)
[医療提供体制] 甘利経済再生相、「医療機関の機能分化と連携が必要と痛感」
- 甘利明経済再生担当大臣は、1月14日の閣議後に記者会見を行い、医療と介護、地域ケアの連携や医療法人等の非営利ホールディングカンパニー型医療法人などについてコメントしている。 甘利大臣は、今後の経済財政諮問会議にもっとも期待するテーマとして、社会保障分野の医療と介護、地域ケアの総合的な運営をあげ、「私も昨年の暮れに病気をしまして痛感しましたことは、やはり高度機能病院に風邪で受診するという人が出ると、・・・
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2013年12月24日(火)
[医療保険] 70~74歳の被保険者の一部負担金等、段階的に2割負担に
- 厚生労働省は12月24日に、「70歳代前半の被保険者等に係る一部負担金等の軽減特例措置の取扱い」に関する事務連絡を発出した。 平成26年度予算案が閣議決定され、通常国会で審議される運びとなったことに伴い、世代間の公平を図るため70歳から74歳の前期高齢者である被保険者等の一部負担金等の軽減特例措置(1割負担)を、段階的に2割負担に見直すことについて、趣旨や内容を周知するもの(p1参照)。 見直しの内容は、70・・・
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2013年12月24日(火)
[医療保険] 高額療養費の算定基準額、70歳未満は5区分、70~74歳は4区分
- 厚生労働省は12月24日に、「高額療養費の見直しに伴う関係政令等の改正内容」に関して事務連絡を発出している。 平成26年度予算案が閣議決定され、通常国会で審議される運びとなったことに伴い、応能負担を求める観点から、低所得者に配慮したうえで、高額療養費の自己負担限度額(算定基準額)を細かく設定するもの。 具体的な改正内容は(1)高額療養費の算定基準額(p1~p2参照)(p6参照)(2)高額介護合算療養費の・・・
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2013年12月24日(火)
[税制改正] 26年度税制改正大綱、持分なし医療法人移行と難病に特例措置
- 政府は平成25年12月24日に、「平成26年度税制改正の大綱」を閣議決定した。 医療に関係する改正は、12月12日に発表された自由民主党と公明党の「平成26年度税制改正大綱」と大きな変更点はない内容だ。 医療機関については特別措置として、「医業継続に係る相続税・贈与税の納税猶予等の創設」が行われる。これは、持分あり医療法人から持分なし医療法人への移行を促進するための措置(p53~p55参照)。 第1に、「持分あり・・・
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2013年12月24日(火)
[26年度予算] 26年度予算案を決定、 社会保障費は4.8%増の30兆5175億円
- 政府は12月24日の閣議で、平成26年度予算案を決定した。 歳出総額は95兆8823億円で、前年度当初予算と比べて3兆2708億円の増額となっている。 このうち社会保障関係費は30兆5175億円で、前年度当初予算に比べて1兆3951億円増額(4.8%増)となった。 厚労省予算案を見ると、一般会計は、30兆7430億円(前年度当初予算比1兆3115億円・4.5%増)で、うち社会保障関係費は30兆2251億円(同1兆2854億円・4.4%増)となっている。・・・
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2013年12月17日(火)
[改定速報] 「病床機能分化等の改革に向けプラス改定が必要」 田村厚労相
- 田村厚生労働大臣は12月17日の閣議後に記者会見を行い、平成26年度診療報酬改定についてコメントしている。 田村大臣は「消費税引上げ分のプラス改定は、以前からカウントされている」旨をまず確認、そのうえで「医療提供体制の見直しなどの社会保障・税一体改革の中で充実しなければいけない部分」と「救急、周産期、小児などの国民から充実を求められている部分」、さらに「精神、認知症対策などの政策的にたいへん重要な部分・・・
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2013年12月17日(火)
[改定速報] 「7対1の抑制等、診療報酬本体下げる要素多くある」 麻生財相
- 麻生財務大臣は12月17日の閣議後に記者会見を行い、平成26年度診療報酬改定についてコメントしている。 平成26年度の診療報酬改定は、通常の改定とは異なり「消費増税対応分のプラス改定」が組込まれる。 これまでに財務省は「診療報酬プラス改定は国民の負担増につながる」との立場をとっているが、消費増税分を含めて「マイナス改定」というスタンスなのであろうか? この点について麻生財務大臣は、「1兆円の自然増は当然・・・
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2013年12月17日(火)
[医学部] 東北地方の復興と医師不足解消を条件に医学部設置を目指す
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- 東北地方における医学部設置認可に関する基本方針について(12/17)《復興庁、文部科学省、厚生労働省》
- 発信元:復興庁、文部科学省、厚生労働省 カテゴリ: 医療提供体制 教育機関
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2013年12月16日(月)
[医学部] 26年度医学部定員は地域枠3大学16人増、研究医枠2大学4人増
- 文部科学省は12月16日に、「平成26年度医学部入学定員の増員」に関して、各大学の増員計画を公表した。 医師の養成数は昭和57年と平成9年の閣議決定によって、入学定員を7600人余まで抑制していたが、近年医師不足が顕著となり平成20年度から定員を増やし、平成25年度までに9041人に増員している(p1参照)。 文科省は平成26年度については、地域の医師確保のため22~25年度と同様の枠組みである(1)地域枠(2)研究医枠・・・
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2013年12月16日(月)
[社会福祉] 社会福祉法人の本部・施設会計間の資金移動を弾力化
- 厚生労働省は12月16日に、社会福祉法人の在り方等に関する検討会を開催した。 この日は、社会福祉法人の大規模化・協働化などについて議論した。 社会福祉法人は、施設整備費等の手厚い補助や、一法人一施設の指導、措置費による経営などのため、(1)法人経営がおろそかになり、施設管理が中心となる(2)事業規模の零細化(3)再生産・拡大再生産費用は補助金と寄付頼み(4)画一的サービス―などの問題を抱えている。 今般・・・
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2013年12月13日(金)
[補正予算] 25年度補正予算案に伴い、都道府県に各種交付金の周知呼びかけ
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- 平成25年度補正予算案を踏まえた地域介護・福祉空間整備等施設整備交付金及び地域介護・福祉空間整備推進交付金の取扱い等について(12/13)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 老健局 高齢者支援課 カテゴリ: 予算・人事等 医療提供体制 介護保険
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2013年12月13日(金)
[改定速報] 麻生大臣「医療費自然増を放置し消費税を何%上げるつもりか」
- 麻生財務大臣は12月13日の閣議後に記者会見を行い、平成26年度診療報酬改定についてコメントしている。 診療報酬についての関係閣僚協議については、同日の記者会見で菅官房長官が閣議前に行ったことを明らかにした(p5参照)。 菅官房長官は「本日(12月13日)の閣議前に『診療報酬に係る関係閣僚の協議』を開催をし、関係大臣間で意見交換を行いました。診療報酬については『予算編成の基本方針』に基づいて、関係大臣間・・・
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