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2012年11月20日(火)
[審査支払] 電子レセプト請求、件数全体の91.0%に 支払基金
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- 平成24年10月受付分の電子レセプトの割合 件数で91.0%、機関数で73.6%(11/20)《社会保険診療報酬支払基金》
- 発信元:社会保険診療報酬支払基金 カテゴリ: 診療報酬
件数の91.0%の内訳は、医科95.2%、歯科51.4%、調剤99.9%であった(p2参照)。また、機関数73.6%の内訳は、医科84.5%、歯科42.7%、調剤94.5%となっている(p3参照)。
支払基金としては、引続き電子レセプト請求のための基盤整備や審査支援機能の拡充等に取組むとしてい・・・
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2012年11月20日(火)
[看護] 医師等の指示に基づく看護師等の診療補助実施までの流れを整理
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厚生労働省は11月20日に、「チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループ」を開催した。
この日は、医師から包括的指示・具体的指示が行われ、看護師が診療の補助を行うまでの流れについて厚労省案が提示された(p60~p61参照)ほか、関係団体から意見陳述(p4~p58参照)が行われた。
まず、「包括的指示・具体的指示が行われてから、診療の補助が行われるまでの流れ」案を見てみよう。
ここで、大前提とし・・・
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2012年11月20日(火)
[医療施設] 病院の60.7%・診療所の39.2%が、医療保険の在宅サービス実施
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厚生労働省は11月20日に、平成23年「医療施設(静態・動態)調査・病院報告」の結果を発表した。
医療施設調査は、病院・診療所の分布や整備状況、診療機能の現状を把握するもの。3年に1度の大規模な調査(静態調査)と、毎月の小規模な調査(動態調査)の2つで構成される。平成23年は、大規模な「静態調査」年であり、過去から現在にわたっての推移などを詳しく分析している。なお、東日本大震災の影響を考慮し、調査方法を従・・・
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2012年11月19日(月)
[小児難病] 成長過程や病状に応じた療養・学校生活等の総合的支援策を検討
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- 小児慢性特定疾患児への支援の在り方に関する専門委員会(第3回 11/19)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 雇用均等・児童家庭局 母子保健課 カテゴリ: 医療提供体制
この日は、関係者からヒアリングを行ったほか、普及啓発・相談支援等について議論した。
意見を述べたのは、「全国心臓病の子どもを守る会」の神永芳子副会長(p8~p14参照)、「がんの子どもを守る会」の近藤博子副理事長(p15~p29参照)、「PKU(フェニルケトン尿症)親の会連絡協議会」の藤原和子氏・・・
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2012年11月19日(月)
[新型インフル] 新型インフルワクチン、医療、介護等関係職種に優先接種
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内閣官房は11月19日に、新型インフルエンザ等対策有識者会議の「社会機能に関する分科会」を開催した。この日は、特定接種対象者の選定基準などが議題となった。
特定接種対象者とは、「一般国民に優先して、新型インフルエンザウイルスの接種を受けられる」人をいう。たとえば、医師や警察官、消防職員などが該当するが、その範囲を明確にしておく必要がある。
この点、「なぜ優先的に接種するのか」を明確にしなければ、国・・・
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2012年11月19日(月)
[緩和ケア] がん診療連携拠点病院指定要件に、緩和ケアへのアクセス等追加
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- 緩和ケア推進検討会(第6回 11/19)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 医療提供体制
前回(9月26日)会合では中間とりまとめが行われ、「がん医療に携わる全ての医療従事者による基本的緩和ケアを、全てのがん患者やその家族等が受けられること」が必要とする一方で、専門的緩和ケアの重要性も強調している(p20~p27参照)。
専門的緩和ケアにおいては・・・
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2012年11月19日(月)
[高度医療センター] ナショナルセンターの特許取得、独立行政法人化で向上
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厚生労働省は11月19日に、「国立高度専門医療研究センターの在り方に関する検討会」を開催した。この日も、前回に引続き、国立高度専門医療研究センター(ナショナルセンター)の組織等について議論を行った。
厚労省当局からは、(1)ナショナルセンターの特許取得数(2)ナショナルセンターの疾患別患者割合―について、新たに資料が示された。
(1)の特許取得数を見ると、平成19年度には29件であったものが、23年度では66・・・
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2012年11月19日(月)
[医療費] 2010年度推計の生涯医療費は男性2300万円、女性2500万円
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厚生労働省は11月19日に、2010年度推計の生涯医療費を公表した。生涯医療費とは、年齢階級別1人当たりの国民医療費および死亡率が該当年度(この場合は2010年)から変化しないと仮定した場合に、1人の人が生涯でどのぐらいの医療費を必要とするかを推計したもの。今回の推計は、2010年度の年齢階級別1人当たりの国民医療費をもとに、平成22年完全生命表による定常人口を適用して推計している。
資料には、(1)男女計(2)男性・・・
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2012年11月17日(土)
[医療改革] 在宅医療連携拠点事業やバイオバンク事業、抜本的見直しを
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内閣府は11月17日に、行政刷新会議ワーキンググループ「新仕分け」を開催した。ここでは、さまざまな施策について、「無駄がないか」「より適切な運用方法はないのか」という観点から検討を行い、施策の継続や修正などを決定する。
この日は、(1)生活保護における医療扶助(p42~p47参照)(2)市販品類似薬(p48~p67参照)(3)在宅医療連携拠点事業(p81~p90参照)・臨床研究中核病院の整備(p91~p104参照)(4・・・
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2012年11月16日(金)
[医療機器] 治療用装具の療養費、代理受領の拡大は慎重に検討
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政府は11月16日に、「医療保険における治療用装具に係る療養費の支給に関する質問」に対する答弁書を公表した。
療養費の支給対象となる治療用装具(以下、装具)については、疾患や負傷の治療遂行上必要な範囲に限られている。また、装具の購入または修理には、通常、治療中の被保険者等が装具業者に費用の全額を支払った後、被保険者等から保険者に療養費として支給を申請することとされている。しかし、この償還払いでは、・・・
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2012年11月16日(金)
[インフル] 抗インフルウイルス薬の偏在等防ぐため、都道府県による調整を
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厚生労働省は11月16日に、「抗インフルエンザウイルス薬の安定供給等」に関する通知を発出した。
冬期に流行するインフルエンザへの対策としては、患者に対する適切な検査・治療が必要となることは述べるまでもない。そこでは、抗インフルエンザウイルス薬・インフルエンザウイルス抗原検出キットの安定供給が重要である。
厚労省は、都道府県に対し、抗インフルエンザウイルス薬等を安定的に供給するために、次のような方策・・・
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2012年11月16日(金)
[教育機関] 札幌保健医療大学看護学部が平成25年4月に開設
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文部科学省は11月16日に、「平成25年度開設予定の大学、および大学院」を発表した。
まず、大学について見てみると、大学の設置が3校、学部の設置が6校、短期大学の学科設置が1校などという状況(p1~p8参照)。
このうち、医学・薬学関係について見てみると、(1)札幌保健医療大学・看護学部を設置(p1参照)(2)共立女子大学に看護学部を設置(p2参照)(3)関東学院大学に看護学部を設置(p2参照)(4)・・・
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2012年11月16日(金)
[病床機能] 病床機能分化に向け、急性期・回復期等に必要な医療内容検討
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厚生労働省は11月16日に、「病床機能情報の報告・提供の具体的なあり方に関する検討会」の初会合を開催した。
現在、病院病床は(1)精神病床(2)感染症病床(3)結核病床(4)療養病床(5)一般病床―に区分されている(医療法第7条第2項)。ただし、(5)の一般病床にはさまざまな機能を持った病床が混在しており、これが医療の質の向上・効率性の向上を阻害していると指摘されている。
社会保障・税一体改革大綱(平成24・・・
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2012年11月16日(金)
[医療保険] 70~74歳の患者一部負担、段階的に2割に上げる案に賛否両論
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厚生労働省は11月16日に、社会保障審議会の医療保険部会を開催した。この日は、(1)70~74歳の患者一部負担(2)後期高齢者支援金の負担方法(3)高額療養費の見直し―などが議題となった。
(1)は、現在、予算措置で1割になっている70~74歳の患者一部負担を「法律上の2割に戻すかどうか」という問題だ。
平成20年度の医療保険改革の一環で、70~74歳の患者一部負担が、従前の1割(老人保健制度)から2割に引上げられた。・・・
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2012年11月15日(木)
[意見募集] 給与の一部が食事等で提供される場合、実勤務地の換算額を適用
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厚生労働省は11月15日に、「厚生労働大臣が定める現物給与の価額」の一部改正に関する意見募集を開始した。
健康保険や厚生年金の保険料額を決定する標準報酬の範囲には、給与などの現金のみならず、食事などの現物で支給されるものも含まれる。ただし、現物で支給された場合に、それを金額に換算しなければ標準報酬を決定できない。そこで、換算にあたって、健康保険法第46条は「その地方の時価によって、厚生労働大臣が定め・・・
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2012年11月15日(木)
[介護保険] 24年6月審査分の介護サービス受給者は356万2700人
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厚生労働省は11月15日に、平成24年6月審査分の介護給付費実態調査の概要を公表した。
受給者は、介護予防サービスでは96万1600人(前月比2万8700人増)、介護サービスでは356万2700人(同9万2700人増)であった。複数サービスを受けた者については名寄せを行っている。
受給者1人当たりの費用額は、介護予防サービスで3万9900円(同500円増)、介護サービスで18万9300円(同5700円増)と、前月に比べて増加している。
介護・・・
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2012年11月15日(木)
[病院] 24年7月、1日平均入院患者数は増加するも外来患者数は大幅減
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厚生労働省は11月15日に、平成24年7月分の病院報告(概数)を発表した。
報告によると、一般病床を含む病院の1日平均患者数は、128万678人(前月比1190人増)となっている。一般病床の1日平均患者数は67万5778人(前月比1330人増)、外来患者数は141万1972人(前月比1万5126人減)となっていた(p1参照)。
病院全体の月末病床利用率は81.3%で、うち一般病床は75.8%、介護療養病床は93.2%だった(p1参照)。
ま・・・
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2012年11月15日(木)
[難病対策] 「新たな難病研究の枠組み案」提示、創薬・実用化を重点推進
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厚生労働省は11月15日に、「難病対策委員会」を開催した。
この日は、(1)治療方法の開発に向けた難病研究の推進(2)国際協力の推進(3)難病患者データの精度の向上と有効活用(4)医療体制の整備(5)医療の質の向上(6)医療費助成の対象患者の認定等の考え方―の大きく6点について議論が行われた。
まず、(1)の「難病研究の推進」について見てみよう。平成24年度予算では、難治性疾患克服研究事業に80億円、難病・・・・
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2012年11月15日(木)
[臓器移植] 臓器移植後5年生存率、心臓では95%台と高いが、肺・小腸は低め
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厚生労働省は11月15日に、「臓器移植の実施状況等に関する報告書」を発表した。平成9年に臓器移植法の審議・裁決が国会で行われた際、「厚生労働大臣は、参議院厚生労働委員会で臓器移植等の実施状況を報告する」旨の附帯決議(政府に課せられた努力義務規定)が付された。
これに基づき、三井厚生労働大臣は同日の参院厚生労働委員会で臓器移植の実施状況を報告している。
それによると、移植希望登録者数は、24年10月31日・・・
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2012年11月15日(木)
[医療安全] 硬膜外カテーテルの、中心静脈への誤接続で注意喚起
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- 医療事故情報収集等事業 医療安全情報No.72(11/15)《日本医療機能評価機構》
- 発信元:日本医療機能評価機構 カテゴリ: 医薬品・医療機器
今回は「硬膜外腔に持続注入する薬剤の誤った接続」を掲載している。2008年1月1日~2012年9月30日までの間に、硬膜外腔に持続注入すべき薬剤を、誤って静脈カテーテルに接続・投与した事例が2件報告されている(p1参照)。
事例は、「食道がん手術後の疼痛コントロールのため、硬膜外カテーテルよりバルーンジェクターを使用して塩酸モルヒネ等を持続・・・
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2012年11月14日(水)
[医薬品] エルビテグラビルなど4品目、希少疾病用医薬品に指定
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厚生労働省は11月14日に、希少疾病用医薬品の指定に関する通知を発出した。
薬事法に基づき、今回、希少疾病用医薬品として指定されたのは、(1)エルビテグラビル(2)コビシスタット(3)乾燥ポリエチレングリコール処理人免疫グロブリン(4)SAR302503―の4品目。
「効能または効果」を見てみよう。(3)の乾燥ポリエチレングリコール処理人免疫グロブリンは、「スティーブンス・ジョンソン症候群および中毒性表皮壊死症(・・・
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2012年11月14日(水)
[看護] 准看護師養成校への応募者は増加、養成停止は非常に遺憾 日医
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日本医師会は11月14日の定例記者会見で、平成24年の医師会立「助産師・看護師・准看護師学校養成所」調査の結果を発表した。
調査は、全国の医師会立「助産師・看護師・准看護師学校養成所」に対し、定員や競争倍率などをアンケート方式で尋ねる形で行われた(p3参照)。
まず、24年度の入学状況を見ると、助産師課程は135人の定員に対し、413人が応募し、実際の入学者は129人となった。競争率(本誌では定員/応募者、・・・
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2012年11月14日(水)
[意見募集] ワクチン等の検定合格証書による封緘、時代に合わせた見直しを
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- 薬事法施行令の一部を改正する政令(案)に関する意見募集の実施について(11/14)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 医薬食品局 監視指導・麻薬対策課 カテゴリ: 医薬品・医療機器
医薬品のうち、厚生労働大臣の指定したもの(ワクチンと血液製剤)については、検定を受け、合格しなければ、製造・販売等を行うことができない(薬事法第43条第1項)。この検定で合格した医薬品については、都道府県知事が、薬事監視員に対し「検定機関が発行した検定合格証書で、医薬品等を納めた容器等に封をさせる」取扱・・・
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2012年11月14日(水)
[臨床研修] 地域医療の確保に向けた臨床研修における取組みを検討
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厚生労働省は11月14日に、「臨床研修制度の評価に関するワーキンググループ」を開催した。この日は、厚労省当局が論点骨子の修正版を提示し、これに基づいた議論を行った。
論点骨子の修正点で目立つのは、「地域医療の安定的確保」が追加された点だ(p23~p24参照)。
新医師臨床研修制度が平成16年度から導入されたが、これにより「研修医や指導医が都市部、拠点地域に移行してしまい、地域医療崩壊の引き金になった」と・・・
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2012年11月14日(水)
[医療機器] 小児の右心室流出路再建に用いる人工血管、薬事承認
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厚生労働省は11月14日に、医療ニーズの高い医療機器等の早期導入に関する検討会を開催した。この日は、(1)選定品目の現状(2)平成23・24年度学会等要望(3)早期導入品目の選定―などについて議論が行われた。
(1)の「選定品目の開発・審査状況(24年10月31日現在)(p2~p8参照)」を見てみると、24年7月3日時点に比べて、(i)動・静脈瘤、悪性腫瘍等の治療に用いる「ヒストアクリル(血管内塞栓物質)」(ビー・ブラ・・・
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