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07 参考資料2-1 帯状疱疹ワクチン ファクトシート (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36248.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第21回 11/9)《厚生労働省》
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ぞれ 3.37、6.43(18~49 歳との比 1.91、95%CI 1.90-1.92)
、7.71(同 2.29、同 2.27-2.31)
、および、
8.43(同 2.50、同 2.48-2.52)であり、加齢により有意な上昇がみられた。
また、2011 年の調査(全年齢、国際疾病分類第 9 版のコードにより帯状疱疹を抽出)における
帯状疱疹の罹患率(/千人・年)は全体で 4.47 であり、男性と女性の罹患率はそれぞれ 3.66 と 5.25
で、女性で有意に高かった。年齢別の罹患率は 19 歳以下で 0.86 と最も低く、以降、加齢とともに
上昇し、80 歳以上は 12.78 であった。
○スペイン 90):バレンシア州における 2007~2010 年の診療録データ(全年齢、州人口の 98%以上を
カバー、国際疾病分類第 9 版のコードにより帯状疱疹および関連合併症を抽出)を用いた解析の
結果、帯状疱疹の罹患率(/千人・年)は全体で 4.60 であり、男性と女性の罹患率はそれぞれ 3.86
と 5.32 で、女性で有意に高かった。年齢別の罹患率は加齢により上昇がみられ、70 代でピーク(男
性 9.41、女性 11.55)を示した。15 歳以上および 50 歳以上の罹患率は、それぞれ 5.02 と 8.60 であ
った。
○ドイツ 91):2007~2008 年の健康保険のデータ(50 歳以上、国人口の 52~69%をカバー、国際疾病
分類第 10 版のコードにより帯状疱疹および関連合併症を抽出)を用いた調査の結果、帯状疱疹の
罹患率(/千人・年)は、2007 年が 9.66、2008 年は 9.85 であった。50 歳以上の全人口により補正
した罹患率は全体で 9.60 であり、男性と女性の罹患率はそれぞれ 7.80 と 11.12 で、女性で有意に
高かった。年齢別の罹患率は 50~54 歳の 6.21 から 90 歳以上の 13.19 まで加齢による上昇がみら
れた。
○フランス 92):2005~2008 年の定点医療機関からの患者データ(全年齢、臨床的に急性の疼痛を伴
う皮膚分節に分布する水疱性発疹により帯状疱疹と診断)を用いた調査である。帯状疱疹の年間
罹患率(人口 10 万人あたり)は全体で 382 であった。男性に対する女性の相対リスクは 1.15 で、
有意に女性で高かった。年齢別の年間罹患率は 0~14 歳から 35~44 歳では 200 未満(157~184)
であったが、45~54 歳の 416 から 95 歳以上の 1,437 まで加齢とともに上昇した。
4)国内および海外の疫学調査による帯状疱疹の罹患率
前述の国内および海外の疫学調査における帯状疱疹の罹患率について表6にまとめた。
罹患率は地域や調査期間により差がみられるが、女性の罹患率は男性それより高く、年齢別の罹
患率は 50 歳未満より 50 歳以上で高くなる傾向はすべての調査で共通していた。

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