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07 参考資料2-1 帯状疱疹ワクチン ファクトシート (31 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36248.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第21回 11/9)《厚生労働省》
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表11. 60-69 歳と 70 歳以上の帯状疱疹ワクチン接種後の局所反応
(文献 118 より翻訳)
60-69 歳
人 (%)

70 歳以上
人 (%)

リスク
差(%)

95%CI

1,726

(100)

1,600

(100)

局所反応

977

(56.6)

627

(39.2)

16.4

13.1,

19.8 p<0.001

発赤

718

(41.6)

479

(29.4)

11.1

8.0,

14.3 p<0.001

腫脹

559

(32.4)

312

(19.5)

12.2

9.2,

15.1 p<0.001

疼痛

743

(43.0)

404

(25.3)

17.1

13.9,

20.2 p<0.001

発疹

12

(0.7)

8

(0.5)

0.2

-0.5,

0.8

掻痒感

164

(9.5)

73

(4.6)

4.6

2.9,

6.4 p<0.001

血腫

23

(1.3)

30

(1.9)

-0.5

-1.5,

0.3

腫瘤

22

(1.3)

8

(0.5)

0.8

0.2,

1.6 p<0.05

熱感

39

(2.3)

18

(1.1)

1

0.2,

2.0 p<0.05

その他

20

(1.2)

13

(0.8)

0.3

-0.4,

1.1

対象者

北米と欧州で行われた 50~59 歳を対象とした無作為化二重盲検プラセボ対照比較研
究では、ワクチン群で局所反応が認められたのは 63.9%(このうち重度の局所反応は
0.7%)であった(表12)。また、最も多く認められた全身反応は頭痛であり、ワクチ
ン群とプラセボ群で、それぞれ 9.4%と 8.2%で認められたが、ワクチン関連と考えられ
るのはそれぞれ~3%、~2%であった。頭痛を解析から除外すると、ワクチン群とプラ
セボ群でワクチン関連全身反応に有意差は認められなかった(リスク比 1.17

95%CI:

0.0-2.4)104)。
表12 50~59 歳を対象とした帯状疱疹ワクチン接種42 日後までの有害事象
(文献104 より翻訳)
ワクチン群
人 (%)

プラセボ群
人 (%)

対象者

11,094

11,116

1つ以上の有害事象

8,080 (72.8)

4613 (41.5)

31.3

30.1

32.6

局所反応

7,089 (63.9)

1596 (14.4)

49.5

48.4

50.6

全身反応

3,932 (35.4)

3,722 (33.5)

2.0

0.7

3.2

7,213 (65.0)
7,089 (63.9)
746 (6.7)

1,988 (17.9)
1,596 (14.4)
526 (4.7)

47.1
49.5
2

46.0,
48.4,
1.4,

48.3
50.0
2.6

0.1
0.0
0.0

-0.1,
0,
0

0.3
0.1
0

ワクチンに関連有害事象
局所反応
全身反応
重篤な有害事象
ワクチン関連
死亡**

69
1*
1

(100)

(0.6)
(0.0)
(0.0)

61
0
3

95%CI

(100)

(0.5)
(0.0)
(0.0)

*ワクチン接種 15 分後のアナフィラキシー反応
**死亡者は全員ワクチン関連ではないと判断された
26

リスク差
(%)