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資料No.2~2-1_日本薬局方の参考情報の改正(案)について (8 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000174942_00008.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 日本薬局方部会(令和5年度第1回 1/22)《厚生労働省》 |
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めることもできる.
求めることもできる.
圧縮度=(ρtapped - ρuntapped)/ρtapped × 100
圧縮度=(ρtapped - ρbulk)/ρtapped × 100
Hausner比=ρtapped/ρuntapped
Hausner比=ρtapped/ρbulk
これらの変法として,タップ中に生じるかさ体積変化に
これらの変法として,タップ中に生じるかさ体積変化に代わ
代わって,圧密率が測定されることもある.圧縮度と
って,圧密率が測定されることもある.圧縮度 (%)と
Hausner比について,広く報告されている流動性の程度を
Hausner比を用いて,表2に示された流動性の尺度が一般
表2に示す.
的に認められている.
表2 流動性の程度と対応する圧縮度及びHausner比
1)
表2 流動性の尺度
圧縮度(%)
流動性の程度
Hausner比
圧縮度(%) 流動性の程度 Hausner 比
≦10
11 ~ 15
16 ~ 20
21 ~ 25
26 ~ 31
32 ~ 37
>38
極めて良好
良好
やや良好
普通
やや不良
不良
極めて不良
1.00 ~ 1.11
1.12 ~ 1.18
1.19 ~ 1.25
1.26 ~ 1.34
1.35 ~ 1.45
1.46 ~ 1.59
>1.60
≦10
11 ~ 15
16 ~ 20
21 ~ 25
26 ~ 31
32 ~ 37
>38
圧縮度とHausner比は粉体に固有な特性値ではなく,用
2.2.
極めて良好
良好
やや良好
普通
やや不良
不良
極めて不良
1.00 ~ 1.11
1.12 ~ 1.18
1.19 ~ 1.25
1.26 ~ 1.34
1.35 ~ 1.45
1.46 ~ 1.59
>1.60
測定に関して留意すべき点
いた測定法に依存する.疎充塡体積V0,最終タップ充塡体
圧縮度とHausner比は個々の粉体に固有な特性値では
積Vf,疎充塡かさ密度ρuntapped,及びタップ充塡かさ密度
ない.すなわち,これらは用いた測定法に依存する.(1)
ρ tappedの測定に影響するため考慮すべき重要な点は以下
疎充塡時のかさ体積V0,(2)最終かさ体積Vf,(3)疎充塡時
のとおりである.
のかさ密度ρbulk,及び(4)タップ密度ρtappedの測定に影響
(ⅰ) 用いたメスシリンダーとホルダーの直径と質量
する,次のような幾つかの重要な点が指摘されている.
(ⅱ)
(ⅰ) 用いたメスシリンダーの直径
タップ充塡かさ密度を得るための粉体のタップ回
数
(ⅱ) タップ密度を得るための粉体のタップ回数
(ⅲ) タップの高さ
(ⅲ) 試験に用いた粉体の質量
(ⅳ) 試験に用いた粉体の質量
(ⅳ)
(ⅴ)
回転
タップ中のメスシリンダー内における粉体試料の
回転
2.3.
タップ中のメスシリンダー内における粉体試料の
推奨される測定手順
100 gの試料を用いて250 mLのメスシリンダーによっ
て行う.これより少量であってもよいが,用いた試料量及
びメスシリンダーの容積を結果と共に記載しておく.3回
の測定値の平均を用いることが望ましい.
3. オリフィスからの流出
3. オリフィスからの流出速度測定法
粉体の流出は多くの因子に依存するが,そのうちの幾つ
粉体の流出速度は多くの因子に依存するが,そのうちの
かは粒子自体の特性に関係しており,また他の幾つかは測
幾つかは粒子自体の特性に関係しており,また他の幾つか
定法に関係する.粉体の流動度の測定には,(粉体がアー
は測定法に関係する.オリフィスからの粉体の流出速度
チングを生じ,それ以上流出することができなくなるオリ
は,粉体の流動性のより有効な尺度であるとされてきた.
フィス径である“アーチング径”を評価することにより)オ
ここで特に重要なことは,自由流動性のある試料であって
リフィスからの粉体の流出性とその流出速度を観測する
も脈動型の流動パターンが観察されるので,流出を連続的
方法が使用されてきた.ここで特に重要なことは,自由流
にモニターすることが有用であるということである.ま
動性のある粉体であっても脈動型の流動パターンが観察
た,容器が空になる際も流出速度の変化が見られる.これ
されるので,流出を連続的にモニターすることが有用であ
までにオリフィス径,粒子径及び粒子密度に対する流出速
るということである.また,容器が空になる際も流出速度
度に関係する幾つかの実験式が提案されているが,オリフ
の変化が見られる.これまでにオリフィス径,粒子径及び
ィスからの流出速度の測定は,自由流動性のある粉体に関
粒子密度に対する流出速度に関係する幾つかの実験式が
してのみ有用である.
提案されている.粉体のアーチング径の評価は,粉体が凝
オリフィスからの流出速度は,一般には多種類の容器
集性を有する場合も自由流動性を有する場合も適用でき
(円筒状容器,ファネル,ホッパー)のいずれにおいても,
るが,オリフィスからの流出速度の測定は,自由流動性を
これらから流出する試料の単位時間当たりの質量として
有する粉体にのみ適用可能である.
測定される.流出速度の測定は間けつ的又は連続的に行う
オリフィスからの流出速度は,一般には多種類の容器
ことができる.
(円筒状容器,ファネル,ホッパー)のいずれにおいても,
これらから流出する試料の単位時間当たりの質量として
測定される.流出速度の測定は間けつ的又は連続的に行う
7
備考
旧
めることもできる.
求めることもできる.
圧縮度=(ρtapped - ρuntapped)/ρtapped × 100
圧縮度=(ρtapped - ρbulk)/ρtapped × 100
Hausner比=ρtapped/ρuntapped
Hausner比=ρtapped/ρbulk
これらの変法として,タップ中に生じるかさ体積変化に
これらの変法として,タップ中に生じるかさ体積変化に代わ
代わって,圧密率が測定されることもある.圧縮度と
って,圧密率が測定されることもある.圧縮度 (%)と
Hausner比について,広く報告されている流動性の程度を
Hausner比を用いて,表2に示された流動性の尺度が一般
表2に示す.
的に認められている.
表2 流動性の程度と対応する圧縮度及びHausner比
1)
表2 流動性の尺度
圧縮度(%)
流動性の程度
Hausner比
圧縮度(%) 流動性の程度 Hausner 比
≦10
11 ~ 15
16 ~ 20
21 ~ 25
26 ~ 31
32 ~ 37
>38
極めて良好
良好
やや良好
普通
やや不良
不良
極めて不良
1.00 ~ 1.11
1.12 ~ 1.18
1.19 ~ 1.25
1.26 ~ 1.34
1.35 ~ 1.45
1.46 ~ 1.59
>1.60
≦10
11 ~ 15
16 ~ 20
21 ~ 25
26 ~ 31
32 ~ 37
>38
圧縮度とHausner比は粉体に固有な特性値ではなく,用
2.2.
極めて良好
良好
やや良好
普通
やや不良
不良
極めて不良
1.00 ~ 1.11
1.12 ~ 1.18
1.19 ~ 1.25
1.26 ~ 1.34
1.35 ~ 1.45
1.46 ~ 1.59
>1.60
測定に関して留意すべき点
いた測定法に依存する.疎充塡体積V0,最終タップ充塡体
圧縮度とHausner比は個々の粉体に固有な特性値では
積Vf,疎充塡かさ密度ρuntapped,及びタップ充塡かさ密度
ない.すなわち,これらは用いた測定法に依存する.(1)
ρ tappedの測定に影響するため考慮すべき重要な点は以下
疎充塡時のかさ体積V0,(2)最終かさ体積Vf,(3)疎充塡時
のとおりである.
のかさ密度ρbulk,及び(4)タップ密度ρtappedの測定に影響
(ⅰ) 用いたメスシリンダーとホルダーの直径と質量
する,次のような幾つかの重要な点が指摘されている.
(ⅱ)
(ⅰ) 用いたメスシリンダーの直径
タップ充塡かさ密度を得るための粉体のタップ回
数
(ⅱ) タップ密度を得るための粉体のタップ回数
(ⅲ) タップの高さ
(ⅲ) 試験に用いた粉体の質量
(ⅳ) 試験に用いた粉体の質量
(ⅳ)
(ⅴ)
回転
タップ中のメスシリンダー内における粉体試料の
回転
2.3.
タップ中のメスシリンダー内における粉体試料の
推奨される測定手順
100 gの試料を用いて250 mLのメスシリンダーによっ
て行う.これより少量であってもよいが,用いた試料量及
びメスシリンダーの容積を結果と共に記載しておく.3回
の測定値の平均を用いることが望ましい.
3. オリフィスからの流出
3. オリフィスからの流出速度測定法
粉体の流出は多くの因子に依存するが,そのうちの幾つ
粉体の流出速度は多くの因子に依存するが,そのうちの
かは粒子自体の特性に関係しており,また他の幾つかは測
幾つかは粒子自体の特性に関係しており,また他の幾つか
定法に関係する.粉体の流動度の測定には,(粉体がアー
は測定法に関係する.オリフィスからの粉体の流出速度
チングを生じ,それ以上流出することができなくなるオリ
は,粉体の流動性のより有効な尺度であるとされてきた.
フィス径である“アーチング径”を評価することにより)オ
ここで特に重要なことは,自由流動性のある試料であって
リフィスからの粉体の流出性とその流出速度を観測する
も脈動型の流動パターンが観察されるので,流出を連続的
方法が使用されてきた.ここで特に重要なことは,自由流
にモニターすることが有用であるということである.ま
動性のある粉体であっても脈動型の流動パターンが観察
た,容器が空になる際も流出速度の変化が見られる.これ
されるので,流出を連続的にモニターすることが有用であ
までにオリフィス径,粒子径及び粒子密度に対する流出速
るということである.また,容器が空になる際も流出速度
度に関係する幾つかの実験式が提案されているが,オリフ
の変化が見られる.これまでにオリフィス径,粒子径及び
ィスからの流出速度の測定は,自由流動性のある粉体に関
粒子密度に対する流出速度に関係する幾つかの実験式が
してのみ有用である.
提案されている.粉体のアーチング径の評価は,粉体が凝
オリフィスからの流出速度は,一般には多種類の容器
集性を有する場合も自由流動性を有する場合も適用でき
(円筒状容器,ファネル,ホッパー)のいずれにおいても,
るが,オリフィスからの流出速度の測定は,自由流動性を
これらから流出する試料の単位時間当たりの質量として
有する粉体にのみ適用可能である.
測定される.流出速度の測定は間けつ的又は連続的に行う
オリフィスからの流出速度は,一般には多種類の容器
ことができる.
(円筒状容器,ファネル,ホッパー)のいずれにおいても,
これらから流出する試料の単位時間当たりの質量として
測定される.流出速度の測定は間けつ的又は連続的に行う
7
備考