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03【資料1】_HPVワクチンの接種について (18 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40341.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第60回 5/22)《厚生労働省》 |
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【1】経緯及び接種の現状
(3)HPVワクチンの接種に係る調査の結果
HPVワクチンに関する調査
調査結果の概要(調査2:インタビュー調査)①
■HPVワクチンについて知ったきっかけとその印象
• 世代によって、認知のきっかけやHPVワクチンに対する印象が異なっている。
⁃ 小6~高3相当の女性:学校の授業や講演がきっかけで認知しており、ニュートラルな情報として受け取っていることが多い。
⁃ 小6~高3相当の女性の母親:HPVワクチンの定期接種が始まったニュース、または接種後の症状に関するニュースがきっかけで知った人
が多い。接種後の症状についてのイメージが強く、ネガティブな印象が残っている人がほとんど。
⁃ 大学生相当以上の女性:HPVワクチンの定期接種が始まった頃に自治体から届いた案内を見て認知している。その後、接種後の症状に関
する報道について親から聞いたり、積極的勧奨の差し控えについて知ったりしたことで、ネガティブな印象を持った人が多い。
■HPVワクチンを接種した理由
• 母親や医療従事者、友人など、周囲の人との会話が影響していた。なお、母親や大学生相当以上の女性においては、接種について考え始め
たきっかけの大多数は 「自治体から接種の案内が届いたこと」であった。
⁃ 小6~高3相当の女性:母親の勧めのほか、周囲に接種した友人が増えたことやその友人たちとの会話、学校の授業で医療従事者から直接
話を聞いたことなど、周囲の環境や会話による影響が大きい。
⁃ 小6~高3相当の女性の母親:自身や周囲の人ががんになって予防の必要性を感じたり、周囲のママ友達との会話などが影響している。
その他には、娘からの申し出がきっかけで接種させることを決めた、という人もみられた。
⁃ 大学生相当以上の女性:定期接種の開始直後に接種した人は「(案内が届いたから)受けるのが当たり前」という考え方で接種していた
が、キャッチアップ接種として受けた人は、接種の案内を読んだりインターネット検索等で収集した情報をもとに接種を判断している。
さらに、公費で接種できる期限への意識や、親や医療従事者との会話も、接種を決断する後押しになっていた。
■HPVワクチンの接種を迷っている理由
• 低年齢層を中心に、母親の反対意見を受け入れて接種をためらっている。母親においては、接種後の症状に関する報道等のイメージが強く
残っており、それによる不安な気持ちと、子宮頸がん予防の必要性との間で葛藤している傾向がみられた。
⁃ 小6~高3相当の女性:「接種するもしないも母親の意見次第」と考えている人もいる一方、身近に子宮頸がんで亡くなった人がいて本人
は接種したい考えを持っているが、母親の反対意見を受け入れて接種をためらっている人もみられた。
⁃ 小6~高3相当の女性の母親:接種後の症状に関する報道等による不安な気持ちが強い一方、子宮頸がん予防の必要性も感じており、その
間で葛藤している。その他、娘が注射を嫌がっているが、公費で受けられるうちに接種させたいと考えている人もみられた。
⁃ 大学生相当以上の女性:定期接種の対象年齢だった時に、接種後の症状に関する報道について親から聞いたり自分でも見たりして接種を
見送っており、その頃に持ったネガティブなイメージが接種を迷っている理由につながっている。それに加えて、多忙で接種に行く時間
が取れずにタイミングを逃してしまったという人もみられた。
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(3)HPVワクチンの接種に係る調査の結果
HPVワクチンに関する調査
調査結果の概要(調査2:インタビュー調査)①
■HPVワクチンについて知ったきっかけとその印象
• 世代によって、認知のきっかけやHPVワクチンに対する印象が異なっている。
⁃ 小6~高3相当の女性:学校の授業や講演がきっかけで認知しており、ニュートラルな情報として受け取っていることが多い。
⁃ 小6~高3相当の女性の母親:HPVワクチンの定期接種が始まったニュース、または接種後の症状に関するニュースがきっかけで知った人
が多い。接種後の症状についてのイメージが強く、ネガティブな印象が残っている人がほとんど。
⁃ 大学生相当以上の女性:HPVワクチンの定期接種が始まった頃に自治体から届いた案内を見て認知している。その後、接種後の症状に関
する報道について親から聞いたり、積極的勧奨の差し控えについて知ったりしたことで、ネガティブな印象を持った人が多い。
■HPVワクチンを接種した理由
• 母親や医療従事者、友人など、周囲の人との会話が影響していた。なお、母親や大学生相当以上の女性においては、接種について考え始め
たきっかけの大多数は 「自治体から接種の案内が届いたこと」であった。
⁃ 小6~高3相当の女性:母親の勧めのほか、周囲に接種した友人が増えたことやその友人たちとの会話、学校の授業で医療従事者から直接
話を聞いたことなど、周囲の環境や会話による影響が大きい。
⁃ 小6~高3相当の女性の母親:自身や周囲の人ががんになって予防の必要性を感じたり、周囲のママ友達との会話などが影響している。
その他には、娘からの申し出がきっかけで接種させることを決めた、という人もみられた。
⁃ 大学生相当以上の女性:定期接種の開始直後に接種した人は「(案内が届いたから)受けるのが当たり前」という考え方で接種していた
が、キャッチアップ接種として受けた人は、接種の案内を読んだりインターネット検索等で収集した情報をもとに接種を判断している。
さらに、公費で接種できる期限への意識や、親や医療従事者との会話も、接種を決断する後押しになっていた。
■HPVワクチンの接種を迷っている理由
• 低年齢層を中心に、母親の反対意見を受け入れて接種をためらっている。母親においては、接種後の症状に関する報道等のイメージが強く
残っており、それによる不安な気持ちと、子宮頸がん予防の必要性との間で葛藤している傾向がみられた。
⁃ 小6~高3相当の女性:「接種するもしないも母親の意見次第」と考えている人もいる一方、身近に子宮頸がんで亡くなった人がいて本人
は接種したい考えを持っているが、母親の反対意見を受け入れて接種をためらっている人もみられた。
⁃ 小6~高3相当の女性の母親:接種後の症状に関する報道等による不安な気持ちが強い一方、子宮頸がん予防の必要性も感じており、その
間で葛藤している。その他、娘が注射を嫌がっているが、公費で受けられるうちに接種させたいと考えている人もみられた。
⁃ 大学生相当以上の女性:定期接種の対象年齢だった時に、接種後の症状に関する報道について親から聞いたり自分でも見たりして接種を
見送っており、その頃に持ったネガティブなイメージが接種を迷っている理由につながっている。それに加えて、多忙で接種に行く時間
が取れずにタイミングを逃してしまったという人もみられた。
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