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03【資料1】_HPVワクチンの接種について (19 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40341.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第60回 5/22)《厚生労働省》
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【1】経緯及び接種の現状

(3)HPVワクチンの接種に係る調査の結果

HPVワクチンに関する調査

調査結果の概要(調査2:インタビュー調査)②

■普段の情報接触
• 接種対象者本人・母親いずれもインターネットが中心。特にSNSやネットニュース、キーワード検索などが活用されている。
⁃ SNS:中学生~大学生のほとんどが利用している。Instagram、TikTok、YouTube、X(旧Twitter)など、一人で複数の媒体を利用してい
る。キーワード検索をすることもあるが、流れてくる情報を受動的に収集する傾向が強い。
⁃ テレビ:親が見ていれば見るという子どももいる一方、大学生相当以上の女性については、テレビを見なかったり所持していない人も多い。
⁃ 新聞・雑誌:現在は読んでいない、という人がほとんどであった。

■HPVワクチンに関する情報収集方法
• 対象者層によって情報収集方法は異なるが、自発的に調べる人は限定的であった。

⁃ 小6~高3相当の女性:自発的に調べる人は少ない。特に低年齢層では、母親からの情報がすべてという人も多かった。
⁃ 小6~高3相当の女性の母親:公的機関からの案内を読んで、それ以上は調べない人が多い。
⁃ 大学生相当以上の女性:周囲の接種した人との会話や、インターネット検索で情報を得る人が多かった。特に、規定回数の接種を完了した人
においては、公的機関の情報や医師からの情報も調べるなどの傾向がみられた。

■HPVワクチンについて知りたかったこと
• 規定回数の接種を完了した人からは「どれくらい痛いのかは事前に知りたかった」という意見が複数挙げられた。一方、接種を迷っている人
からは「どれくらいの人が接種しているのか」「接種したあとの経過」「接種によりどれくらい子宮頸がんのリスクを減らせるか」などが挙
げられた。
• 母親からは「どの学年でどれくらいの人が接種しているか」「接種について周りの人はどう考えているか」 のほか、「娘が対象年齢になる前
に知っていれば心の準備ができていたかもしれない」 「子宮頸がんやワクチンの専門知識がないので、学校などで医師から説明してほしい」
といった意見が挙げられた。

■望ましいHPVワクチンの情報の受け取り方
• 対象者層を問わず「紙で受け取りたい」と考える人が大多数であった。主な理由として「紙だと時間がある時に読むことができる」「自宅に
届けられたら大事なものだと思って読む」などが挙げられた。
• また、インターネットは自発的に検索する必要があることから「自分から調べようとは思わない。情報が一つにまとまったリーフレット形式
で提供されたほうがいい」といった意見も多くみられた。
• 接種の案内については、母親からは「自治体から送られてきたら必ず見て保管もする」「最初の案内は捨てたが、何回も来るのでそれだけ大
事なことなのかと思って読んだ」という声があった一方、対象者本人では「またHPVか、と思ってポイッと捨ててしまった」という人もいた。

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