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03【資料1】_HPVワクチンの接種について (25 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40341.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第60回 5/22)《厚生労働省》
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第69回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会
副反応検討部会、令和3年度第18回薬事・食品
資料
衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会
1-2
安 全 対 策 調 査 会 ( 合 同 開 催 )
2021(令和3)年10月1日

子宮頸がんに対するHPVワクチンの効果についてのコホート研究(デンマーク)


HPVワクチンの子宮頸がんに対する有効性を調査するため、デンマークにおいて、2006年12月
から2019年12月までの間に在住した17歳から30歳までの女性を対象として、ワクチンの接種及び
子宮頸がんの発症について、国のレジストリに登録された情報を抽出し、ワクチン接種の有無に
おける子宮頸がんの罹患率比を算出したコホート研究。
○ 対象となった867,689名の女性のうち、314,852名(36.3%)が17歳になる前に初回のHPVワクチ
ンを接種しており、観察期間中、17-19歳での初回接種は20,063名(2.3%)、20-30歳での初回接
種は167,607名(19.3%)であった。
○ 接種群における子宮頸がんの罹患率比は接種時の年齢が16歳以下で0.14(95%CI: 0.04-0.53)、
17-19歳で0.32(95%CI: 0.08-1.28)であった。一方で、20歳以上では1.19(95%CI: 0.80-1.79)で
あった。
○ 19歳以下のHPVワクチン接種では子宮頸がんの予防に対する高い効果が認められたが、16歳以
下の接種でより高い有効性が認められ、若年での接種の重要性が示された。
HPVV接種の有無で比較した子宮頸がんの罹患率比

子宮頸がんの累積発生率

出典:Susanne K. Kjaer, Christian Dehlendorff, et al. Journal of the National Cancer Institute 2021. 25