第24回厚生科学審議会 予防接 種・ワクチン分科会
予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会

HPVワクチンの男性接種に係る検討

2024(令和6)年３月14日

資料
２－３
（改）

議論の経緯
令和2年12月
令和4年8月
令和6年3月

第7回薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会において、前駆病変を含む肛門癌（男女）及び尖圭コンジローマ（男性）
の予防に対する適応拡大が承認された。
ワクチン評価に関する小委員会において議論開始。国立感染症研究所にファクトシート作成を依頼。
ワクチン評価に関する小委員会において、４価ワクチンを３回接種するという前提でこれを定期接種化する場合の
有効性、安全性は一定程度確認されたものの、費用対効果については課題があるとされた。

薬事承認の状況
ワクチンの種類

効能又は効果

「用法及び用量」にお
ける接種対象者・接種
回数

薬事承認

組換え沈降2価ヒトパピローマ
ウイルス様粒子ワクチン
（2価）

ヒトパピローマウイルス（HPV）16型及び18型感染に起因する子宮頸癌（扁平上
皮癌、腺癌）及びその前駆病変（子宮頸部上皮内腫瘍（CIN）2 及び3 ）の予防

10歳以上の女性
3回

平成21年

組換え沈降4価ヒトパピローマ
ウイルス様粒子ワクチン
（4価）

ヒトパピローマウイルス6、11、16及び18型の感染に起因する以下の疾患の予防
・子宮頸癌（扁平上皮癌及び腺癌）及びその前駆病変（子宮頸部上皮内腫瘍
（CIN）1、2及び3並びに上皮内腺癌（AIS））
・外陰上皮内腫瘍（VIN）1、2及び3並びに腟上皮内腫瘍（VaIN）1、2及び3
・肛門癌（扁平上皮癌）及びその前駆病変（肛門上皮内腫瘍（AIN）1、2及び3）
・尖圭コンジローマ

9歳以上の者
3回

平成23年
（男性への接種
は、令和2年）

組換え沈降9価ヒトパピローマ
ウイルス様粒子ワクチン
（9価）

ヒトパピローマウイルス6、11、16、18、31、33、45、52 及び58型の感染に起因
する以下の疾患の予防
・子宮頸癌(扁平上皮癌及び腺癌)及びその前駆病変(子宮頸 部上皮内腫瘍(CIN)1、2
及び3並びに上皮内腺癌(AIS)
・外陰上皮内腫瘍(VIN)1、2及び3並びに腟上皮内腫瘍 (VaIN)1、2及び3
・尖圭コンジローマ

9歳以上の女性
2回もしくは3回

令和2年
（2回の接種は、
令和５年）

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