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03【資料1】_HPVワクチンの接種について (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40341.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第60回 5/22)《厚生労働省》
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子宮頸がんとCIN3に対する2価HPVワクチンの有効性(英国)

第72回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討
部会、令和3年度第22回薬事・食品衛生審議会薬事分科会
医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)
2021(令和3)年11月12日

資料
1-2

○ 英国では、2008年の2価HPVワクチンの導入から10年以上が経過している。2価ワクチンの有
効性を調査するため、大規模ながん登録データを使用し、ワクチン接種群(12-13歳の定期接
種群、14-16歳及び16-18歳の2つのキャッチアップ接種群の3群:合計1370万人年)と参照群
(ワクチン導入前の4つの非接種群)で子宮頸がん及びCIN3病変の発生率の比較を行った。
○ 接種時の年齢毎の子宮頸がん発生率の減少率は、16-18歳接種群で34%(95%CI: 25-41%)、1416歳接種群で62%(95%CI: 52−71%)、12-13歳接種群で87%(95%CI: 72-94%)であった。
CIN3発生率の減少率は、16-18歳接種群で39%(95%CI: 36-41%)、14-16歳接種群で75%(95%CI:
72−77%)、12-13歳接種群で97%(95%CI: 96-98%)であった。
○ 英国では、 2019 年6月末の時点で、ワクチンの接種によって、448例の子宮頸がん及び
17,235例のCIN3の発生が減少したと推定された。
○ HPVワクチン接種プログラムの導入は、英国の子宮頸がん発生の減少に大きく寄与した。
※CIN:子宮頸部異形成 軽度(CIN1)、中等度(CIN2)、高度(CIN3)に分類
出生コホートの分類(1〜7群)の概要

各出生コホートにおける子宮頸がんの発生率比
子宮頸がん

子宮頸がんの累積発生率

CIN3

23

出典:Milena Falcaro, et al. Lancet November 3, 2021 https://doi.org/10.1016/S0140-6736(21)02178-4.