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03【資料1】_HPVワクチンの接種について (54 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40341.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第60回 5/22)《厚生労働省》
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日本のHPVワクチン接種事業開始以降の
高度子宮頸部病変におけるHPV 16/18型の陽性率

第69回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副
反応検討部会、令和3年度第18回薬事・食品衛生審
資料
議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調
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2021(令和3)年10月1日

○ 日本のHPVワクチン接種事業開始以降の子宮頸部病変におけるHPV型の変化を調査するた

めに、2012年から2017年まで、21の医療施設で新たに子宮頸部病変(CIN1-3, AIS, ICC(※))と診
断された16歳から39歳の女性7,709名を対象として、長期の追跡調査を行った。
○ CIN1及びCIN2-3/AISにおけるHPVウイルス型について、25歳未満においてはワクチン型HPV
(16/18型)の経時的な減少傾向を認めた(P < 0.0001)が、26歳以上では同様の傾向は認められ
なかった。
○ 20歳以下での初回接種群ではCIN2-3/AIS陽性例におけるHPV16/18型の陽性率が有意に低下して
いた(p=0.02)。一方で、21歳以上での初回接種群では、有意差は認めなかった(p=0.18)。


CIN:子宮頸部異形成 軽度(CIN1)、中等度(CIN2)、高度(CIN3)に分類
AIS:上皮内腺癌、ICC:浸潤性子宮頸がん

各病変におけるHPV 16/18型の保有率の経年変化
CIN1

各年齢層における、CIN2-3/AIS患者のHPV16/18型保有率

CIN2-3/AIS

出典:Koji Matsumoto et al. Cancer Science. 2019;110:3811–3820.

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