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03【資料1】_HPVワクチンの接種について (47 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40341.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第60回 5/22)《厚生労働省》
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HPVワクチンの接種に関する論点について③
論点案
論点1

HPVワクチンのキャッチアップ接種及び本来の定期接種の周知広報について

• キャッチアップ接種については、円滑な接種を確保しつつ、より高い年齢でワクチンの有効性がより低くなるこ
とや、「より早期に接種する必要がない」という誤ったメッセージにつながりうることなどを勘案し、予防接種
施行令上、令和4年度から3年間実施することとしており、今年度末で終了となる。
• 今年度がキャッチアップ接種の最終年度であることを踏まえ、より効果的な周知広報のために、国で作成した周
知用資材の他、自治体における好事例については、改めて接種の主体である市町村等の自治体に対して情報提供
し、自治体における効果的な周知広報活動に活用いただくことしてはどうか。
• ワクチンの3回の接種を完了するためには最長6か月程度要することも踏まえ、夏までの間に重点的な周知広報
を行うよう、自治体や関係省庁等とも連携し、取り組んではどうか。
• その際、本来の定期接種の対象者に対する周知についても、改めて確実な周知広報等の取組を実施することとし
てはどうか。
論点2 HPVワクチンの男性への接種について
• 小委においては、以下のような意見があった。
✓ 定期接種化を検討する際、基本計画の中でも安全性、有効性、そして費用対効果を重視して評価すると
明記されており、今回、費用対効果の点で課題が残る結果であることは重く受け止めるべき。一方で、
男女平等性や相乗的効果などの観点や、薬事承認に基づかない接種回数の変更が可能かどうかの観点な
どによっては評価が変わりうる。

✓ gender neutral vaccinationとVPD(vaccine preventable diseases)の考え方も踏まえて総合的に判断すべき。
• こうした指摘を踏まえ、HPVワクチンの男性に対する接種について、女性への波及効果等を勘案して評価を進め
ていくことについてどう考えるか。

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