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別紙3:「遠隔医療モデル参考書-オンライン診療版-」(改訂版)別添 (3 ページ)

公開元URL https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu06_02000395.html
出典情報 「遠隔医療モデル参考書-オンライン診療版-」(改訂版)の公表(5/31)《総務省》
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オンライン診療の基礎知識
1.1

遠隔医療とは

遠隔医療とは、情報通信機器を活用した健康増進、医療に関する行為であり、どの関係
者(医療従事者、介護関係者、患者等)との情報の伝達・提供・共有を行うかによって、大きく
次の2つに分類・整理されます。

医療従事者と患者間での遠隔医療

特定機能病院
地域中核病院等
(専門医)

DtoPwithD

地域の病院
(専門医)や
診療所
(非専門医)

医師

患者

DtoP

医療従事者
(看護師等)

DtoPwithN

青矢印:遠隔(非同位置)
黄色矢印:対面(同位置)

図1-1 医療従事者と患者間での遠隔医療の実施イメージ
医療従事者と患者間での遠隔医療の代表的なモデルに、医師と患者間の DtoP(Doctor
to Patient)でオンライン診療を実施するモデルがあります。例えば、テレビ電話を通して医
師が在宅患者を診療するなど、遠隔地の患者に対し直接医師が伝送されてくる映像やバイ
タルデータを通じて診療や健康維持・向上のための助言を行うモデルなどがあります。また、
内容面では、医療行為と、健康増進、介護・見守り、指導・教育など直接的な医療行為にな
らないものとに分けられます。オンライン診療以外に医学的な判断を含むものとして、オンラ
イン受診勧奨、医学的判断を伴わないものは遠隔健康医療相談と位置付けられています。
医療従事者と患者間での遠隔医療として、医療従事者(例えば看護師等)が患者の日々の
バイタルデータを遠隔でモニタリングし、患者の健康状態を管理したり、健康指導したりする
遠隔モニタリングもあります。

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