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【参考3】医療用医薬品の安定確保策に関する関係者会議取りまとめ(令和2年9月). (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24780.html
出典情報 医療用医薬品の安定確保策に関する関係者会議(第6回 3/25)《厚生労働省》
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な医薬品の供給を求める要請5が寄せられているところである6。
2.医薬品供給の状況
(1)近年の状況
従来より、出荷調整等を実施した医療用医薬品については、製薬企業から
厚生労働省医政局経済課に自主的に報告するよう求めてきたところであ
る。平成 30 年度から令和元年度(令和2年1月末までのもの)にかけて、
出荷調整を行うなど、供給不安・欠品に陥った事案(出荷調整等を実施し
たもの)に関して、製薬企業から自主的に経済課に報告があったもの(平
成 30 年度 54 件、令和元年度(令和2年1月末まで)58 件の計 112 件)7
について、①原因別、②先発医薬品・後発医薬品別、③投与形態別(内注
外)、④薬価収載からの期間別(5 年以内、5~10 年、10~15 年、15 年超)、
⑤一日薬価別に集計し分析した結果は以下のとおりである。
①原因別
品質問題(30%)、需要増への対応(29%)、医薬品適正製造基準(Good
Manufacturing Practice; GMP)等への対応の遅れ(21%)に起因するも
のが上位を占める。
②先発医薬品・後発医薬品8別
後発医薬品の報告が半数を超え、先発医薬品は 34%、その他の長期に収
載されている医薬品 11%であった。
③投与形態別(内注外)
内用薬で6割を超え、注射薬 30%、外用薬8%であった。
5

令和元年8月に化学療法学会等の4学会から、11 月に日本医師会から、それぞれ
セファゾリン以外も含めた医薬品の安定供給について要請あり。
6全世代型社会保障検討会議中間報告(令和元年 12 月 19 日)においても、
「医療提
供体制の改革」として「必要不可欠な医薬品の安定供給の確保」が盛り込まれてい
る。
7 1件の報告に複数品目(規格)が含まれている場合がある。
8 先発医薬品は、新しい効能や効果を有し、治験等によりその有効性や安全性が確
認され、承認された医薬品、後発医薬品は、先発医薬品の特許が切れた後に、先発
医薬品と成分や規格等が同一で、治療学的に同等であるとして承認される医薬品を
いう。

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