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資料1-2-3-4 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過)[305KB] (12 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_00106.html |
出典情報 | 厚生科学審議会・薬事審議会(合同開催) 予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(第102回 7/29)医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和6年度第4回 7/29)(合同開催)《厚生労働省》 |
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分、整、血圧:89/40mmHg、SpO2:98%(FiO2:40%)。眼瞼結膜に貧血なく、
眼球結膜に黄染ない。呼吸音、心音に異常ない。腹部平坦で、腸音に異常な
く、軟で圧痛はない。
主な神経学的所見:意識障害、痛み刺激へ反応(-)、瞳孔散瞳、対光反射(/-)、眼球頭位反射(-)、不随意運動(-)、深部腱反射左右差(-)、病的
反射(-/-)、立位施行せず
主要な検査所見:
血液所見:Hb:10.1g/dL、白血球:9100/μL、血小板:21.0 万/μL、PTINR:1.15、APTT:33.4 秒(対照 28.2 秒)、FDP:52.7μg/mL。血液生化学所
見:TP:5.5g/dL、T-bil:0.1mg/dL、BUN:9.3mg/dL、Cr:0.62mg/dL、ALP:
75U/L、AST:114IU/L、ALT:67IU/L、LDH:404IU/L、CK:287IU/L、Amy:
132IU/L、NH3:131μg/dL、Na:143mEq/L、K:4.0mEq/L、Cl:102mEq/L、Ca:
7.4mg/dL、Glu:428mg/dL、HbA1c:5.7%
免疫学所見:CRP:0.02mg/dL
感染症:感染症:TPHA(-)、HBs ag(-)、HCV ab(-)、HIV I/II ab(-)
頸胸腹 CT:右優位に胸壁から頸部の皮下、筋層間、傍咽頭間隙、咀嚼筋間隙
に及ぶ気腫。縦隔気腫。左気胸。肋骨骨折なし。軽度心拡大。両肺にすりガラ
ス状濃度上昇、小葉間隔壁肥厚、肺うっ血疑い。冠動脈に中等度石灰化。右側
優位に両肺下葉背側に濃度上昇、誤嚥性肺炎疑い。右肺下葉 S9 末梢に結節、
非特異的な所見。病的な心囊液貯留なし。横行結腸や骨盤内小腸内腔が拡張、
一部液面形成。リンパ節腫大なし。椎に骨折や脱臼なし。
脳 CT:急性期血腫なし、頭蓋骨骨折なし、気脳症なし、脳室脳溝は年齢相
当、皮髄境界保たれた。
入院後経過と考察:心拍は再開したが自発呼吸はなく人工呼吸器管理で外科病
棟へ入院した。
2023 年 12 月 25 日、2023 年 12 月 26 日、2023 年 12 月 27 日
いずれも瞳孔は散瞳し、対光反射は消失していた。随意運動はなく、刺激への
反応はなかった。神経学的な予後は極めて不良と判断した
(Neurology.2006;67:203)。家族に現状と予後を説;明するとともに、呼吸循
環など全身管理をいつまで続けるか、気管切開術や胃瘻造設術を踏まえた長期
療養を相談した。患者はもともと自然な看取りを望んでいたが、家族は方針を
決められなかった。
2023 年 12 月 27 日
19 時 31 分、患者は死亡した。報告された死因は突然死であった。剖検を実施
した。剖検結果には異常は認められなかった。剖検による死因は心肺停止であ
った。
肉眼解剖:心筋壊死、冠動脈閉塞、動脈解離、肺動脈血栓なし、両上部胸膜肥
厚、副腎出血、膀胱内膿
尿;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
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眼球結膜に黄染ない。呼吸音、心音に異常ない。腹部平坦で、腸音に異常な
く、軟で圧痛はない。
主な神経学的所見:意識障害、痛み刺激へ反応(-)、瞳孔散瞳、対光反射(/-)、眼球頭位反射(-)、不随意運動(-)、深部腱反射左右差(-)、病的
反射(-/-)、立位施行せず
主要な検査所見:
血液所見:Hb:10.1g/dL、白血球:9100/μL、血小板:21.0 万/μL、PTINR:1.15、APTT:33.4 秒(対照 28.2 秒)、FDP:52.7μg/mL。血液生化学所
見:TP:5.5g/dL、T-bil:0.1mg/dL、BUN:9.3mg/dL、Cr:0.62mg/dL、ALP:
75U/L、AST:114IU/L、ALT:67IU/L、LDH:404IU/L、CK:287IU/L、Amy:
132IU/L、NH3:131μg/dL、Na:143mEq/L、K:4.0mEq/L、Cl:102mEq/L、Ca:
7.4mg/dL、Glu:428mg/dL、HbA1c:5.7%
免疫学所見:CRP:0.02mg/dL
感染症:感染症:TPHA(-)、HBs ag(-)、HCV ab(-)、HIV I/II ab(-)
頸胸腹 CT:右優位に胸壁から頸部の皮下、筋層間、傍咽頭間隙、咀嚼筋間隙
に及ぶ気腫。縦隔気腫。左気胸。肋骨骨折なし。軽度心拡大。両肺にすりガラ
ス状濃度上昇、小葉間隔壁肥厚、肺うっ血疑い。冠動脈に中等度石灰化。右側
優位に両肺下葉背側に濃度上昇、誤嚥性肺炎疑い。右肺下葉 S9 末梢に結節、
非特異的な所見。病的な心囊液貯留なし。横行結腸や骨盤内小腸内腔が拡張、
一部液面形成。リンパ節腫大なし。椎に骨折や脱臼なし。
脳 CT:急性期血腫なし、頭蓋骨骨折なし、気脳症なし、脳室脳溝は年齢相
当、皮髄境界保たれた。
入院後経過と考察:心拍は再開したが自発呼吸はなく人工呼吸器管理で外科病
棟へ入院した。
2023 年 12 月 25 日、2023 年 12 月 26 日、2023 年 12 月 27 日
いずれも瞳孔は散瞳し、対光反射は消失していた。随意運動はなく、刺激への
反応はなかった。神経学的な予後は極めて不良と判断した
(Neurology.2006;67:203)。家族に現状と予後を説;明するとともに、呼吸循
環など全身管理をいつまで続けるか、気管切開術や胃瘻造設術を踏まえた長期
療養を相談した。患者はもともと自然な看取りを望んでいたが、家族は方針を
決められなかった。
2023 年 12 月 27 日
19 時 31 分、患者は死亡した。報告された死因は突然死であった。剖検を実施
した。剖検結果には異常は認められなかった。剖検による死因は心肺停止であ
った。
肉眼解剖:心筋壊死、冠動脈閉塞、動脈解離、肺動脈血栓なし、両上部胸膜肥
厚、副腎出血、膀胱内膿
尿;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
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