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資料1-2-3-4 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過)[305KB] (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_00106.html
出典情報 厚生科学審議会・薬事審議会(合同開催) 予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(第102回 7/29)医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和6年度第4回 7/29)(合同開催)《厚生労働省》
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本例は医薬品医療機器総合機構を通じて入手した主治医による予防接種後副反
応疑い報告書(厚生労働省受付番号:v2310001342)である。

患者情報:95 歳 1 ヶ月、女性
既往歴:頭部外傷(2019 年 01 月 24 日)、全身痙攣(2019 年 01 月 26 日)、
症候性てんかん(2019 年 01 月 26 日)、外傷性硬膜下血腫後遺症、混合型認
知症、糖尿病、高血圧症、誤嚥性肺炎、誤嚥、嚥下機能低下、認知症、入院
(2023 年 12 月 08 日、誤嚥性肺炎を契機に当院に入院し、今回のワクチン接
種まで入院継続していた。)
チアノーゼ;

呼吸不全;

循環虚脱;

播種性血管内凝
固;

末梢血管障害;

93

炎症;

痙攣発作;

発熱;

てんかん;

入院;

嚥下障害;

損傷;

混合型認知症;

痙攣発作;

硬膜下血腫;

糖尿病;

認知症;
肝機能異常;

肺塞栓症;

蒼白;

頻脈

投与歴のある製品(適応症不明の製品使用):イーケプラ:1000mg/日(1 回
500mg、1 日 2 回)処方を長く継続していたが、痙攣発作しなくなり、2021 年
04 月 10 日、イーケプラ投与は中止となっていた。有害事象はなかった。
併用薬:ペリンドプリル(2)(高血圧):1 日 2 回、1 回 1 錠、アマンタジン
(50)(適応症不明の製品使用):1 日 2 回、1 回 1 錠、シロスタゾール
(50)(適応症不明の製品使用):1 日 2 回、1 回 1 錠、ナトリックス(2)
(適応症不明の製品使用):1 錠、フォシーガ(10)(適応症不明の製品使
用):1 錠
その他の症状/事象の有無は不明であった。

2024 年 02 月 09 日
接種前の体温:36.9℃
09 時 50 分、COVID-19 予防のため、スパイクバックス筋注(1 価:オミクロン
株 XBB.1.5)の 7 回目(投与経路:筋肉内、投与量:1 剤形、ロット番号:
710003A)を接種した。
15 時、38℃の熱発し、ボルタレン坐薬(12.5mg)使用し、解熱した。
2024 年 02 月
四肢のチアノーゼ、足の蒼白化(レイノー現象の疑い)、熱発、痙攣、低酸素
誤嚥;

誤嚥性肺炎;

高血圧

血症/呼吸不全増悪、重篤な全身炎症、肺塞栓血栓症などの血栓性疾患の疑
い、DIC(播種性血管内凝固症候群)、末梢動脈血流不全が発現した。
2024 年 02 月 11 日
07 時 00 分、肝機能障害、急性循環不全、頻脈が発現した。夜勤看護師が定時
見回りで往室すると顔色不良で呼びかけに反応せず、体幹は熱い(この時の体
温:39℃)が四肢の冷汗とチアノーゼを認めた。血圧測定不能で主治医を緊急
呼び出しした。酸素(10L/min)投与し、アナフィラキシーショックとしてボ
スミン(0.3mg)筋注、静脈ルート確保してソルラクト TMR の急速点;滴投与を
行った。血圧不安定だった。
2024 年 02 月 12 日、2024 年 02 月 13 日
血圧は 100 以上で安定し低酸素血症も改善した(なお、この時期は両上肢に小
さな筋痙攣が継続出現していた)。
2024 年 02 月 14 日
患者は血圧低下、呼吸不全増悪し死亡した。報告された死因は低酸素血症/呼
吸不全増悪、肝機能障害、急性循環不全、足の蒼白化(レイノー現象の疑