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資料1-2-3-4 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過)[305KB] (3 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_00106.html |
出典情報 | 厚生科学審議会・薬事審議会(合同開催) 予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(第102回 7/29)医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和6年度第4回 7/29)(合同開催)《厚生労働省》 |
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意識清明、失語/失行/失認(-)、瞳孔正円同大、対光反射(+/+)、眼球運動
制限・眼振(-)、嚥下障害(-)、筋力正常、小脳性運動失調(-1/-1、企図
振戦)、表在覚正常、下肢深部覚軽度低下、深部腱反射左右差(-)、病的反
射(-/-)、立位施行せず。
主要な検査所見:
CLcr:56.7mL/min
血液所見:Hb:15.6g/dL、白血球:8000/μL、血小板:23.7 万/μL、PTINR:0.93、APTT:25.4 秒(対照 28.2 秒)、D-dimer:1.80μg/mL
血液生化学所見:
TP:7.6g/dL、BUN:17.6mg/dL、Cr:0.57mg/dL、ALP:82U/L、AST:24IU/L、
ALT:27IU/L、LDH:193IU/L、CK:103IU/L、UA:3.8mg/dL、Na:143mEq/L、
K:4.0mEq/L、Cl:105mEq/L、Ca:9.9mg/dL、LDL:126mg/dL、HDL:62mg/dL、
TG:160mg/dL、Glu:153mg/dL(食後 255 分)、HbA1c:6.4%、BNP:33.4pg/mL
免疫学所見:CRP:0.11mg/dL
感染症:RPR(-)、TPHA(-)、HBs ag(-)、HCV ab(-)、HIV I/II ab
(-)
心電図:正常洞調律、ホルター心電図:洞調律、期外収縮散発
入院後経過と考察:
突然発症した病歴、神経学的診察に一致する急性期脳梗塞を認めた。発症から
時間が経って血管内治療の適応がなかった(Stroke. 2019;50:e344)。小脳の
梗塞でアテローム血栓性病変がなく、塞栓源心疾患がはっきりしなかった。動
脈解離の所見もなかった。アスピリンとクロピドグレルを処方した
(Circulation. 2013;128:1656)、エダラボンを点滴静注した。神;経学的診
察に増悪なく経過した。訓練に取り組んで、病棟内生活動作は自立していた。
自宅生活に戻った。心臓超音波検査は未施行だが、塞栓源不明の脳塞栓症と診
断された(Lancet Neurol. 2014;13:429)。慢性期抗血小板療法にアスピリン
を処方した(Stroke. 2021;52:e364)。
2023 年 12 月 29 日
患者は退院し、血小板減少症を伴う血栓症(血栓症(血栓塞栓症を含む。)
制限・眼振(-)、嚥下障害(-)、筋力正常、小脳性運動失調(-1/-1、企図
振戦)、表在覚正常、下肢深部覚軽度低下、深部腱反射左右差(-)、病的反
射(-/-)、立位施行せず。
主要な検査所見:
CLcr:56.7mL/min
血液所見:Hb:15.6g/dL、白血球:8000/μL、血小板:23.7 万/μL、PTINR:0.93、APTT:25.4 秒(対照 28.2 秒)、D-dimer:1.80μg/mL
血液生化学所見:
TP:7.6g/dL、BUN:17.6mg/dL、Cr:0.57mg/dL、ALP:82U/L、AST:24IU/L、
ALT:27IU/L、LDH:193IU/L、CK:103IU/L、UA:3.8mg/dL、Na:143mEq/L、
K:4.0mEq/L、Cl:105mEq/L、Ca:9.9mg/dL、LDL:126mg/dL、HDL:62mg/dL、
TG:160mg/dL、Glu:153mg/dL(食後 255 分)、HbA1c:6.4%、BNP:33.4pg/mL
免疫学所見:CRP:0.11mg/dL
感染症:RPR(-)、TPHA(-)、HBs ag(-)、HCV ab(-)、HIV I/II ab
(-)
心電図:正常洞調律、ホルター心電図:洞調律、期外収縮散発
入院後経過と考察:
突然発症した病歴、神経学的診察に一致する急性期脳梗塞を認めた。発症から
時間が経って血管内治療の適応がなかった(Stroke. 2019;50:e344)。小脳の
梗塞でアテローム血栓性病変がなく、塞栓源心疾患がはっきりしなかった。動
脈解離の所見もなかった。アスピリンとクロピドグレルを処方した
(Circulation. 2013;128:1656)、エダラボンを点滴静注した。神;経学的診
察に増悪なく経過した。訓練に取り組んで、病棟内生活動作は自立していた。
自宅生活に戻った。心臓超音波検査は未施行だが、塞栓源不明の脳塞栓症と診
断された(Lancet Neurol. 2014;13:429)。慢性期抗血小板療法にアスピリン
を処方した(Stroke. 2021;52:e364)。
2023 年 12 月 29 日
患者は退院し、血小板減少症を伴う血栓症(血栓症(血栓塞栓症を含む。)