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資料1-2-3-4 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過)[305KB] (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_00106.html
出典情報 厚生科学審議会・薬事審議会(合同開催) 予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(第102回 7/29)医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和6年度第4回 7/29)(合同開催)《厚生労働省》
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2024 年 01 月 28 日には起立歩行できなくなった。B 神経内科を受診し、神経内
科を紹介された。
日付不明
主な神経学的所見:意識清明、失語(-)/失行(-)/失認(-)、瞳孔正円同
大、対光反射(+/+)、衝動性眼球運動、眼振(-)、不明瞭発語、嚥下障害
(-)、左上肢ミオクローヌス、両手根屈筋・手指伸屈筋軽度低下、左腸腰
筋・右前脛骨筋軽度低下、小脳性運動失調(-1/-2、測定障害・企図振戦)、
C5 以下表在覚高度低下、下肢深部覚軽度低下、下肢深部腱反射(-)、病的反
射(-/-)、立位施行せず。
主要検査:
尿 M 蛋白(-)、赤沈:16mm/時、血液(Hb:9.5g/dL、MCV:116.6fL、MCH:
42.6pg、白血球:4900/μL、血小板:31.2 万/μL、葉酸:22.0ng/mL、
VitB12:1410pq/mL)、髄液(細胞数:0/3/μL、蛋白:138mg/dL、糖:
60mg/dL)。
脳 MRI(2024 年 01 月):テント上脳溝拡大、年齢相当。白質に慢性虚血性変
化。Gd 増強病巣なし。
脊椎 MRI:C3/4~C5/6 各椎間腔が狭小化、椎体縁に骨棘、C5 軽度前方辷り、
C4/5 椎間板は後方突出、C5/6 椎間板は左後方に突出、椎間板ヘルニア。ルシ
ュカ関節、椎間関節が肥厚、C4/5、C5/6 で両椎間孔狭窄。Th1/2 椎間腔がやや
狭小化、椎体縁に骨棘、Th1 軽度前方辷り、椎間板が後方突出、脊髄右側に軽
度変形、L4/5 と L5/S1 椎間腔が狭小化、椎体縁に骨棘、LA 前方辷り、L4/5 で
椎間板は全周性に突出し、椎間関節、黄色靱帯が肥厚。脊柱管中央、両外側陥
凹。硬膜内馬尾神経が Gd 増強、L5 神経肥厚。
頸胸腹 CT:胸部食道切除術、胸骨後経路で胃管再建術。局所再発なく、リン
パ節転移なく、胸腹膜播種なく、遠隔転移なし。肝 S7 に囊胞。
神経伝導検査:右正中神経遠位潜時延長(6.0>5.25ms)。伝導ブロックな
し。両腓骨・脛骨神経複合筋活動電位の高度低下(<20%)、感覚神経誘発な
し。
2024 年 02 月 02 日
入院した。
入院後経過と考察:慢性から亜急性の経過、神経学的診察に一致して感覚神経
は導出されなかった。慢性から亜急性感覚性末梢神経障害の病態に、傍腫瘍症
候群、代謝異常、中毒を疑った(up to date)。免疫グロブリン大量静注療法
で上肢表在感覚が改善した;。車椅子移乗に全介助から軽介助に軽減した。メ
チルプレドニゾロン大量静注療法を追加した。障害者病棟で回復期訓練を希望
した。
2024 年 03 月 18 日
退院し、末梢性ニューロパチー(末梢神経障害)の転帰は回復したが後遺症あ
り(感覚障害のためベッド上から車椅子生活している)。

報告時、麻痺(両手掌と下腿まで痺れが広がった)、振戦(震えた)、聴力低