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資料2-1 一般社団法人次世代基盤政策研究所 御提出資料 (6 ページ)

公開元URL https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/meeting/wg/2409_04medical/241125/medical03_agenda.html
出典情報 規制改革推進会議 健康・医療・介護ワーキング・グループ(第3回 11/25)《内閣府》
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4.わが国における医療データ利活用の現状と課題
 わが国の医療DXの現状については、厚生労働省のホームページを参照。
https://www.mhlw.go.jp/stf/iryoudx.html#1

 わが国の医療DXは、コロナ対応における先進諸国からの遅れが認識されて以来、加速し、①オンライン資
格確認、②電子カルテ情報共有、③電子カルテの標準化、④電子処方箋、⑤予防接種事務、⑥介護情報、⑦
医療情報の2次利用、⑧診療報酬改定など、各課題ごとに、それぞれ検討のための会議体が設けられ、DX
が推進されている。
 政府全体としても、首相をトップとする医療DX推進本部が2022年に設置され、工程表を作成し、それに
従って推進されている。
 しかし、以下のような課題があると考える。
1.

EHDSにおけるEHRやMyHealth@EU、HealthData@EU のような核となる基盤を構築して、それに各分野のシス
テムを結び付けるという基盤となるグランドデザインを欠いているために、各システム間の相互運用性
(interoperability)が充分とはいいがたく、全体として複雑なシステムとなってしまっている。

2.

個人情報保護のために、リスクベースによらず、同意を要件とし、データ加工もカテゴリカルに匿名化・仮名化に分
類して規制するため、貴重な情報資源の利活用が妨げられている。

3.

国民各自のデータを確実に結合するためのIDとして、一意無二不変のID(マイナンバー)が用いられていないため、
本人のデータ識別・照合にコストがかかるとともに誤結合のリスクが存在している。
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