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05参考資料 帯状疱疹ワクチンファクトシート第二版[3.2MB] (11 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47466.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第65回 12/18)《厚生労働省》 |
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表 1.帯状疱疹の出現した解剖学的部位別頻度 18 (文献 18 より翻訳)
右
左
計
発生率
脳神経
V1
V2
V3
VII
11
1
1
1
5
4
3
1
16
5
4
2
2.8
0.9
0.7
0.35
頸髄
1
2
3
4
5
6
7
8
-
1
3
2
2
2
1
1
-
4
4
2
1
0
3
0
-
5
7
4
3
2
4
1
-
0.9
1.2
0.7
0.5
0.35
0.7
0.2
胸髄
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
4
4
8
5
4
2
8
5
1
3
1
1
4
1
8
7
5
8
4
6
0
4
2
3
8
5
16
12
9
10
12
11
1
7
0.35
0.5
1.4
0.9
2.8
2.1
1.6
1.8
2.1
1.9
0.2
1.2
腰髄
1
2
3
4
5
4
5
2
-
1
4
4
2
-
2
8
9
4
-
3
1.4
1.6
0.7
-
0.5
仙髄
1
2
3
4
5
1
1
0
-
-
1
1
2
-
-
2
2
2
-
-
0.35
0.35
0.35
-
-
成人の帯状疱疹患者の 70~80%において、皮疹出現よりも典型的には 3~4 日、あるいは 1 週間以上疼
痛が先行することがある 21。また皮膚所見の改善後も疼痛が残存し、通常疼痛の消失に 4~6 週間を要す
る 1。これらの急性期の疼痛は発症機序別に組織の損傷による侵害受容性疼痛に分類され、後述する帯状
疱疹後神経痛(postherpetic neuralgia:PHN)とは発症機序が異なる 22。これらをあわせて帯状疱疹関連疼
痛と呼ばれている。
再発率はシステマティックレビューによると 1~6%の範囲の報告があり、その中でも長期観察研究に
おいては 5~6%とより高い傾向にあった 23。
3)重篤度
北海道釧路市で実施された前方視的観察研究(2013~2015年)によると、60歳以上の帯状疱疹患者のう
ち3.4%(27人/800人)が入院を要したと報告されている24。英国の臨床研究データリンク(2001~2018年)
のデータに基づく免疫不全のない帯状疱疹ワクチン未接種の18歳以上成人を対象としたコホート研究 25
(帯状疱疹患者178,964人および対照1,799,380人)において、帯状疱疹診断後3か月間の死亡、入院の寄与
危険は各々0.04%、0.97%(95%CI: 0.03~0.05、0.92~1.00)と報告された。
9
右
左
計
発生率
脳神経
V1
V2
V3
VII
11
1
1
1
5
4
3
1
16
5
4
2
2.8
0.9
0.7
0.35
頸髄
1
2
3
4
5
6
7
8
-
1
3
2
2
2
1
1
-
4
4
2
1
0
3
0
-
5
7
4
3
2
4
1
-
0.9
1.2
0.7
0.5
0.35
0.7
0.2
胸髄
1
2
3
4
5
6
7
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9
10
11
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1
2
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4
8
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4
2
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5
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3
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1
4
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12
9
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12
11
1
7
0.35
0.5
1.4
0.9
2.8
2.1
1.6
1.8
2.1
1.9
0.2
1.2
腰髄
1
2
3
4
5
4
5
2
-
1
4
4
2
-
2
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3
1.4
1.6
0.7
-
0.5
仙髄
1
2
3
4
5
1
1
0
-
-
1
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2
-
-
2
2
2
-
-
0.35
0.35
0.35
-
-
成人の帯状疱疹患者の 70~80%において、皮疹出現よりも典型的には 3~4 日、あるいは 1 週間以上疼
痛が先行することがある 21。また皮膚所見の改善後も疼痛が残存し、通常疼痛の消失に 4~6 週間を要す
る 1。これらの急性期の疼痛は発症機序別に組織の損傷による侵害受容性疼痛に分類され、後述する帯状
疱疹後神経痛(postherpetic neuralgia:PHN)とは発症機序が異なる 22。これらをあわせて帯状疱疹関連疼
痛と呼ばれている。
再発率はシステマティックレビューによると 1~6%の範囲の報告があり、その中でも長期観察研究に
おいては 5~6%とより高い傾向にあった 23。
3)重篤度
北海道釧路市で実施された前方視的観察研究(2013~2015年)によると、60歳以上の帯状疱疹患者のう
ち3.4%(27人/800人)が入院を要したと報告されている24。英国の臨床研究データリンク(2001~2018年)
のデータに基づく免疫不全のない帯状疱疹ワクチン未接種の18歳以上成人を対象としたコホート研究 25
(帯状疱疹患者178,964人および対照1,799,380人)において、帯状疱疹診断後3か月間の死亡、入院の寄与
危険は各々0.04%、0.97%(95%CI: 0.03~0.05、0.92~1.00)と報告された。
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