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05参考資料 帯状疱疹ワクチンファクトシート第二版[3.2MB] (37 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47466.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第65回 12/18)《厚生労働省》
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加えて、倦怠感 4 人(1.5%) 、発疹 4 人(1.5%)であった 155。重篤な有害事象(喘息)が 1 人で認められ
たが、治験薬との因果関係は否定された 156。1%未満と非常に稀ではあるが、関節痛、筋骨格痛、動悸、疼
痛が報告された(表 9)

表 9 帯状疱疹予防を目的とした乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」®を 50 歳以上の健康成人を対象と
した臨床試験における副反応発現割合(国内臨床治験)
(n=259)
5%以上

1~5%未満

1%未満

局所症状 (注射部位) 発赤、そう痒感、 熱感、 ―



腫脹、 疼痛、硬結
皮膚



発疹

紅斑、そう痒

筋・骨格系





関節痛、筋骨格痛

その他



倦怠感

動悸、疼痛

なお、乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」®及び ZOSTAVAX ®の添付文書によると、帯状疱疹予防に乾
燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」®を接種する場合(水痘予防を目的として使用する場合を除く)、明ら
かに免疫機能に異常のある疾患を有する人(先天性および後天性免疫不全状態の人:急性および慢性白血
病、リンパ腫、骨髄やリンパ系に影響を与えるその他疾患、HIV 感染または AIDS による免疫抑制状態、
細胞性免疫不全など)および薬剤などによる治療を受けており、明らかに免疫抑制状態である人は接種不
適当者である 158-160。
2)海外での状況
帯状疱疹ワクチンを製造販売承認に導いた海外の第Ⅲ相臨床試験は 2 つあり、一つはアメリカで行わ
れた 60 歳以上の健康な成人を対象とした帯状疱疹ワクチンの大規模研究(The Shingles Prevention Study;
SPS) 136 と、北米と欧州で行われた 50~59 歳を対象とした無作為化二重盲検プラセボ対照比較研究
(Zostvax Efficacy and Safety Trial;ZEST)137 である。SPS では、ワクチン関連の重篤な有害事象はプラセ
ボ群と比較し有意な差はなかった 136。SPS 参加者の一部を対象とした有害事象の調査では、帯状疱疹ワ
クチンによる全身反応は 6.3%、局所反応は 48.3%に認められた(表 10)136。

表 10. 帯状疱疹ワクチン接種 42 日後までの有害事象(文献 136 より翻訳)

ワクチン関連の重篤
な有害事象

ワクチン群

プラセボ群

リスク差

人(%)

人(%)

(%)

19,270

(100)

19,276

(100)

2

(<0.1)

3

(<0.1)

35

95%CI