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資料3-1 感染症定期報告感染症別文献一覧表[551KB] (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_53729.html
出典情報 薬事審議会 医薬品等安全対策部会(令和6年度第3回 3/14)《厚生労働省》
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令和7年3月14日
令和6年度第3回

感染症定期報告感染症別文献一覧表(2024/8/1~2024/11/30)

ID

感染症(PT)

出典

医薬品等安全対策部会
資料 3-1
概要

新型インフルエンザAウイルスによるヒトへの感染がペンシルベニア州保健省によって報告さ
れた。患者はインフルエンザA(H1N2)変異型(A(H1N2)v)ウイルスに感染していた。患者は18
歳未満で、2024年3月9日までの週(第10週)に医療機関を受診し、入院したが、その後回復し
た。地元の公衆衛生当局による調査により、患者は発症前にブタとの接触があったことが判
明した。追加調査により、ブタとの接触もあった患者の濃厚接触者2人が、患者が発症する前
に軽度の症状を発症していたことが判明した。この患者に関連したA(H1N2)vウイルスのヒト
からヒトへの感染は確認されていない。調査は進行中である。これは、2024年に米国で報告さ
れた変異型インフルエンザAウイルスによる最初のヒトへの感染である。

1 インフルエンザ

CDC FluView. 2024/03/23

2 インフルエンザ

2024年6月28日、CDCは通常ヒトではなくブタに感染するインフルエンザウイルスによる今年2
番目と3番目の米国でのヒトへの感染を報告した。これらのインフルエンザA(H1N2)変異ウイ
CDCホームページ.
ルスによる感染は、ペンシルベニア州でブタのいる家畜オークションに参加した2人に発現し
https://www.cdc.gov/flu/spotlights/2023- た。CDCは、ブタと接触するヒトは予防措置をとることを推奨し、インフルエンザによる重篤な合
2024/two-variant-flu-infections-reported- 併症を発症するリスクが高いヒトに対しては、具体的な指導を行っている。患者は2人とも成人
PA.html
で、濃厚接触者である。両者とも6月22日までの1週間に、医療機関を受診した。患者の1人は
入院したが、その後退院し、2人とも回復している。ペンシルベニア州の保健当局による調査で
は、両患者の濃厚接触者の間で新たな疾病は確認されなかった。調査は継続中である。

3 インフルエンザ

CDCは米国で2024年最初のブタインフルエンザ感染例を報告した。ヒト同士での感染拡大の
エビデンスはない。保健当局は金曜日(3月29日)、ペンシルベニア州の小児がブタとの接触後
にブタインフルエンザへ感染したことを報告した。CDCは米国インフルエンザサーベイランスの
週間報告書で、この感染例は、米国で今年これまでに報告された最初のブタインフルエンザ
のヒト症例となったことを報告した。この感染症はペンシルベニア州保健省で最初に検出さ
れ、インフルエンザの主要なタイプの1つである「新型」インフルエンザAウイルスにより引き起
こされていた。検出されたウイルスは、H1N2と呼ばれる、ブタへ定期的に感染するインフルエ
ンザAの既知のサブタイプに属していたが、新たに確認された株であった。H1N2等のブタイン
フルエンザウイルスは散発的にヒトへ感染し、感染した場合は「変異型」インフルエンザウイル
スとして知られている。変異型インフルエンザウイルスによるヒトの感染症は、感染したブタと
の最近の接触歴を有するヒトで最も多く発生する。例として、病気のブタが咳やくしゃみをする
と、大気中にウイルスを含んだ飛沫が飛散し、これをヒトが吸い込んだり、ヒトが触れる表面に
付着する可能性がある。最近の症例では、地元の保健当局は患者が「発病前にブタへ接触し
た」ことを確認した。電子メールによる声明で、CDCは感染者がペンシルベニア州の養豚場付
LIVE SCIENCE.
近に在住していたことを付け加えた。感染した小児は3月9日に治療を開始され、最終的に入
https://www.livescience.com/health/viruse
院し、その後回復した。CDCは、「調査は進行中である」が、感染者から他のヒトへ感染が拡大
s-infections-disease/novel-swine-fluしたエビデンスはないと報告した。保健当局は、患者の濃厚接触者2例が軽度の症状を発現
virus-sickens-pennsylvania-child-in-1stし、体調不良の前にブタへ接触していたことを報告した。しかし、これら2例がブタインフルエン
case-of-the-year
ザである疑いがあるかどうかは明らかにされていない。「ほとんどの場合、変異型インフルエン
ザウイルスは容易かつ持続的にヒトからヒトヘ拡散する能力を示していないことに留意するこ
とが重要である」とCDCは本報告書で述べている(2009年の「ブタインフルエンザ」パンデミック
はブタ、トリ、ヒトインフルエンザウイルスの遺伝子が混合されたウイルスが関与しており、ヒト
同士で容易に感染可能であった)。ヒトのブタインフルエンザ症例は、通常の季節性インフルエ
ンザと同様の症状を引き起こすことが多い。症状には発熱、倦怠感、食欲不振、咳嗽を含む。
鼻漏、咽頭痛、眼の刺激、悪心、嘔吐、下痢を発現するヒトもいる。とはいえ、ブタインフルエン
ザは季節性インフルエンザと同様、時に進行し、入院を必要とする重篤な疾患を引き起こす可
能性があり、致死的になり得る可能性もある。季節性インフルエンザの治療で用いられる抗ウ
イルス薬はブタインフルエンザの治療にも使用可能である。昨年、CDCはミシガン州の農業展
示会に参加したヒトのブタインフルエンザ感染2例を報告し、2022年には4例を報告していた。3
例は農業展示会に関連しており、1例は原因不明であった。ブタインフルエンザへの感染を避
けるための予防策として、ブタの近くで飲食をしない、病気であるように見えるブタとの接触を
避ける、ブタへ触る前後に石鹸と水でよく手を洗うことが含まれる。

4 ウイルス感染

2019年に中国、内モンゴル自治区のWetland parkでダニに咬まれた男性に、Wetland virus
(WELV)と名付けられたこれまで確認されていなかったオルソナイロウイルスが検出されたこ
とが報告された。インデックス患者からウイルスを分離した後、北京微生物疫学研究所の研究
者が率いる研究チームは、発熱がありダニに咬まれた既往歴のある入院患者におけるWELV
感染の有病率を調べるために調査を実施した。インデックス患者は61歳の男性で、5日前にダ
CIDRAP. https://www.cidrap.umn.edu/tickニに咬まれた後、発熱と多臓器障害を発症し、2019年6月に入院した。また、マウスに病気を
borne-disease/scientists-discover-novel引き起こす能力を調査した。WELVはナイロウイルス科のオルソナイロウイルス属であり、クリ
orthonairovirus-man-bitten-tick-china
ミア・コンゴ出血熱ウイルスを含むダニ媒介性Hazaraオルソナイロウイルス遺伝子群に最も近
縁であると著者らは指摘した。回復した患者8名の血清を検査したところ、急性感染時に採取
されたサンプルに比べてWELV特異抗体が4倍高いことが判明した。現地調査では、中国北東
部で採取された5種のダニの他、ヒツジ、ウマ、ブタ、ヒガシモグラネズミのサンプルからも
WELV RNAが検出された。

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