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資料3-1 感染症定期報告感染症別文献一覧表[551KB] (17 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_53729.html |
出典情報 | 薬事審議会 医薬品等安全対策部会(令和6年度第3回 3/14)《厚生労働省》 |
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感染症(PT)
出典
概要
〇CDCのA(H5N1)鳥インフルエンザに対する対応の更新情報(2024年8月9日)
CDCは、米国の複数州にわたる乳牛、家禽及び他の動物における鳥インフルエンザA(H5N1)
ウイルスのアウトブレイクによる公衆衛生上の課題に対し引き続き対応している。
2024年4月以降、ヒトにおける13例の鳥インフルエンザA(H5)感染が米国で報告された。これ
ら症例のうち、4例は罹患した乳牛への接触、9例は鳥インフルエンザA(H5N1)に感染した家
禽への接触に関連していた。
USDAは、米国の13の州で、189の乳牛の群れにおいて、乳牛の鳥インフルエンザA(H5N1)ウ
イルス感染確定例が存在し、感染した群れの数は増加し続けていると報告している。
USDAは、2024年4月以降、35の商業用家禽の群れ及び21の裏庭の群れにおいてA(H5)が検
出されており、計1,868万例のトリが影響を受けていると報告していることなどについて記載。
75 鳥インフルエンザ
CDCホームページ.
https://www.cdc.gov/birdflu/spotlights/h5n1-response08022024.html
76 鳥インフルエンザ
2024年10月9日、CDCは、カリフォルニア州で3例目となるH5型鳥インフルエンザのヒト感染者
を確認したと報告した。前週同州で確認された2例と同様、感染した乳牛に職業的に接触した
ことが報告されている。現在までのところ、カリフォルニア州の3症例はすべて、3つの異なる罹
患農場の酪農労働者であり、互いに接触していないことから、動物からヒトへの感染が示唆さ
れている。また、過去2件のカリフォルニアの症例と同様、感染者は目の充血や目やに(結膜
炎)などの軽い症状を経験した。3例とも入院はしていない。感染動物に接触したヒトにH5が確
認されたことは予期せぬことではなく、CDCの一般市民に対するリスク評価を変えるものでは
なく、引き続き低いものであるとしている。
CDCホームページ.
この最新の症例を含めると、米国では2022年以降H5鳥インフルエンザのヒト感染例が18例報
https://www.cdc.gov/media/releases/2024
告されており、2024年には17例報告されている。CDCは、カリフォルニア州からさらに2例の推
/s1009-human-case-bird-flu.html
定陽性検体が報告され、確定検査が行われるのを待っている。
(カリフォルニア州の最初の2症例に関するCDC研究所の最新情報)
カリフォルニア州の最初の2症例の塩基配列から、これらは乳牛で検出されたウイルスと密接
に関連する2.3.4.4b A(H5N1)ウイルス系統群であることが確認された。2例のうち1例
(A/California/135/2024)から全ゲノム配列が決定され、B3.13遺伝子型ウイルスであることが
確認された。ヒトへの感染力や伝播力の増強に関連したり、抗ウイルス薬に対する感受性を
低下させることが知られている遺伝的変化は観察されなかった。これらの配列はGISAIDに公
開され、GenBankに提出された。3例目の確定症例からの配列決定は現在進行中である。
77 鳥インフルエンザ
Emerg Infect Dis. 30(2024)1335-1343
〇2024年2~3月にカンザス州及びテキサス州で発生した、乳牛及び飼い猫におけるクレード
2.3.4.4b HPAI A(H5N1)ウイルスの感染についての報告
感染した乳牛は、摂餌量及び反芻回数、泌乳量の減少が確認され、低温殺菌されていない生
乳を与えられた複数の飼い猫に神経疾患や失明等臨床症状を示し、集団で死亡した。牛乳及
びウシ組織、ネコ組織検体からHPAI A(H5N1)ウイルスが検出され、牛乳及びネコ組織検体
のヘマグルチニン遺伝子及びノイラミニダーゼ遺伝子の解析では、顕著な類似性が示され
た。結論として、乳牛はHPAI A(H5N1)ウイルスに感染しやすく、乳汁中にウイルスを排出する
ことから、低温殺菌されていない乳汁を介して他の哺乳類へ感染する可能性が示唆された。
ウシを含む家畜におけるHPAIウイルスのサーベイランスは、インフルエンザウイルスの進化と
生態を解明し、異種間及び哺乳類間の伝播を妨げるために必要である。
78 鳥インフルエンザ
Emerg Microbes Infect. 13(2024)2380421
2024年3月、米国で初めて乳牛におけるHPAI A(H5N1)感染が確認された。研究者らは、乳量
が急激に低下した乳牛や、ネコ、野鳥、スカンクから分離されたHPAIウイルスの遺伝子解析を
行った。その結果、これらのウイルスは、2.3.4.4bクレード内の新しい遺伝子型B3.13に分類さ
れ、ほぼ同一のゲノム配列を共有していた。B3.13ウイルスは2023年以降に2回の遺伝子再集
合を経験し、HA、M1、NS遺伝子に重要な変異が見られたが、哺乳類への適応や毒性を高め
るPB2やPB1遺伝子の重要な変異は欠如していた。しかし、ウシとの接触歴のあるヒト症例で
PB2遺伝子にE627K変異が確認され、感染後の急速な進化の可能性が示唆された。このこと
は、公衆衛生上の脅威を監視するための継続的なサーベイランスの必要性を浮き彫りにして
いる。研究者らは、野鳥を介したウイルスの単一の導入と、その後の乳牛や他の哺乳類への
伝播を示唆しており、この発見は、乳牛におけるHPAIウイルスの感染が公衆衛生に与える潜
在的な影響を強調し、継続的な監視と予防措置の重要性を示している。
79 鳥インフルエンザ
〇インフルエンザA(H5N1)2.3.4.4b B3.13_米国のウシにおけるアウトブレイク-ヒトの健康に関
するエビデンスと状況の評価(2024年7月17日時点)
米国ではインフルエンザA(H5N1)の伝播が継続している。乳牛によるものが主であるが、家
禽、野鳥、その他の哺乳類(ネコ、齧歯動物、野生の哺乳類)、ヒトなど複数の種が関与してい
る。入手可能なゲノムデータは、継続中の伝播と一致する拡大中の単一のクレード、遺伝子型
GOV.UK.
B3.13を示している。米国での現在のアウトブレイクに関連して、ヒトの症例が10例検出されて
https://assets.publishing.service.gov.uk/me いる。この10例は別々の農場の酪農従事者4例、1件の殺処分のイベントの際に接触した家禽
dia/66a0ff6dfc8e12ac3edb03e4/AH5N1産業従事者6例で、同イベント時には多くの従業員が症状を示した。ウイルスの生物学的特性
risk-assessment-july-2024.pdf
(受容体結合、ポリメラーゼ機能、pH安定性、制限因子への感受性)が評価されている。現時
点では、ヒトの上気道への適応を示す顕著な変異は見られていない。他のインフルエンザウイ
ルスとの再集合のリスクが継続的に高まっているが、現在の状況評価はレベル4(中程度の信
頼度)とされている。これは、持続的及び/又は複数種の哺乳類のアウトブレイク、人獣共通感
染例の増加、又は人獣共通曝露に関連した限定的なヒト-ヒト感染を示す。現時点でのヒトの
健康への脅威は増大しているが、パンデミックの前段階の事象と考えられている。
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感染症(PT)
出典
概要
〇CDCのA(H5N1)鳥インフルエンザに対する対応の更新情報(2024年8月9日)
CDCは、米国の複数州にわたる乳牛、家禽及び他の動物における鳥インフルエンザA(H5N1)
ウイルスのアウトブレイクによる公衆衛生上の課題に対し引き続き対応している。
2024年4月以降、ヒトにおける13例の鳥インフルエンザA(H5)感染が米国で報告された。これ
ら症例のうち、4例は罹患した乳牛への接触、9例は鳥インフルエンザA(H5N1)に感染した家
禽への接触に関連していた。
USDAは、米国の13の州で、189の乳牛の群れにおいて、乳牛の鳥インフルエンザA(H5N1)ウ
イルス感染確定例が存在し、感染した群れの数は増加し続けていると報告している。
USDAは、2024年4月以降、35の商業用家禽の群れ及び21の裏庭の群れにおいてA(H5)が検
出されており、計1,868万例のトリが影響を受けていると報告していることなどについて記載。
75 鳥インフルエンザ
CDCホームページ.
https://www.cdc.gov/birdflu/spotlights/h5n1-response08022024.html
76 鳥インフルエンザ
2024年10月9日、CDCは、カリフォルニア州で3例目となるH5型鳥インフルエンザのヒト感染者
を確認したと報告した。前週同州で確認された2例と同様、感染した乳牛に職業的に接触した
ことが報告されている。現在までのところ、カリフォルニア州の3症例はすべて、3つの異なる罹
患農場の酪農労働者であり、互いに接触していないことから、動物からヒトへの感染が示唆さ
れている。また、過去2件のカリフォルニアの症例と同様、感染者は目の充血や目やに(結膜
炎)などの軽い症状を経験した。3例とも入院はしていない。感染動物に接触したヒトにH5が確
認されたことは予期せぬことではなく、CDCの一般市民に対するリスク評価を変えるものでは
なく、引き続き低いものであるとしている。
CDCホームページ.
この最新の症例を含めると、米国では2022年以降H5鳥インフルエンザのヒト感染例が18例報
https://www.cdc.gov/media/releases/2024
告されており、2024年には17例報告されている。CDCは、カリフォルニア州からさらに2例の推
/s1009-human-case-bird-flu.html
定陽性検体が報告され、確定検査が行われるのを待っている。
(カリフォルニア州の最初の2症例に関するCDC研究所の最新情報)
カリフォルニア州の最初の2症例の塩基配列から、これらは乳牛で検出されたウイルスと密接
に関連する2.3.4.4b A(H5N1)ウイルス系統群であることが確認された。2例のうち1例
(A/California/135/2024)から全ゲノム配列が決定され、B3.13遺伝子型ウイルスであることが
確認された。ヒトへの感染力や伝播力の増強に関連したり、抗ウイルス薬に対する感受性を
低下させることが知られている遺伝的変化は観察されなかった。これらの配列はGISAIDに公
開され、GenBankに提出された。3例目の確定症例からの配列決定は現在進行中である。
77 鳥インフルエンザ
Emerg Infect Dis. 30(2024)1335-1343
〇2024年2~3月にカンザス州及びテキサス州で発生した、乳牛及び飼い猫におけるクレード
2.3.4.4b HPAI A(H5N1)ウイルスの感染についての報告
感染した乳牛は、摂餌量及び反芻回数、泌乳量の減少が確認され、低温殺菌されていない生
乳を与えられた複数の飼い猫に神経疾患や失明等臨床症状を示し、集団で死亡した。牛乳及
びウシ組織、ネコ組織検体からHPAI A(H5N1)ウイルスが検出され、牛乳及びネコ組織検体
のヘマグルチニン遺伝子及びノイラミニダーゼ遺伝子の解析では、顕著な類似性が示され
た。結論として、乳牛はHPAI A(H5N1)ウイルスに感染しやすく、乳汁中にウイルスを排出する
ことから、低温殺菌されていない乳汁を介して他の哺乳類へ感染する可能性が示唆された。
ウシを含む家畜におけるHPAIウイルスのサーベイランスは、インフルエンザウイルスの進化と
生態を解明し、異種間及び哺乳類間の伝播を妨げるために必要である。
78 鳥インフルエンザ
Emerg Microbes Infect. 13(2024)2380421
2024年3月、米国で初めて乳牛におけるHPAI A(H5N1)感染が確認された。研究者らは、乳量
が急激に低下した乳牛や、ネコ、野鳥、スカンクから分離されたHPAIウイルスの遺伝子解析を
行った。その結果、これらのウイルスは、2.3.4.4bクレード内の新しい遺伝子型B3.13に分類さ
れ、ほぼ同一のゲノム配列を共有していた。B3.13ウイルスは2023年以降に2回の遺伝子再集
合を経験し、HA、M1、NS遺伝子に重要な変異が見られたが、哺乳類への適応や毒性を高め
るPB2やPB1遺伝子の重要な変異は欠如していた。しかし、ウシとの接触歴のあるヒト症例で
PB2遺伝子にE627K変異が確認され、感染後の急速な進化の可能性が示唆された。このこと
は、公衆衛生上の脅威を監視するための継続的なサーベイランスの必要性を浮き彫りにして
いる。研究者らは、野鳥を介したウイルスの単一の導入と、その後の乳牛や他の哺乳類への
伝播を示唆しており、この発見は、乳牛におけるHPAIウイルスの感染が公衆衛生に与える潜
在的な影響を強調し、継続的な監視と予防措置の重要性を示している。
79 鳥インフルエンザ
〇インフルエンザA(H5N1)2.3.4.4b B3.13_米国のウシにおけるアウトブレイク-ヒトの健康に関
するエビデンスと状況の評価(2024年7月17日時点)
米国ではインフルエンザA(H5N1)の伝播が継続している。乳牛によるものが主であるが、家
禽、野鳥、その他の哺乳類(ネコ、齧歯動物、野生の哺乳類)、ヒトなど複数の種が関与してい
る。入手可能なゲノムデータは、継続中の伝播と一致する拡大中の単一のクレード、遺伝子型
GOV.UK.
B3.13を示している。米国での現在のアウトブレイクに関連して、ヒトの症例が10例検出されて
https://assets.publishing.service.gov.uk/me いる。この10例は別々の農場の酪農従事者4例、1件の殺処分のイベントの際に接触した家禽
dia/66a0ff6dfc8e12ac3edb03e4/AH5N1産業従事者6例で、同イベント時には多くの従業員が症状を示した。ウイルスの生物学的特性
risk-assessment-july-2024.pdf
(受容体結合、ポリメラーゼ機能、pH安定性、制限因子への感受性)が評価されている。現時
点では、ヒトの上気道への適応を示す顕著な変異は見られていない。他のインフルエンザウイ
ルスとの再集合のリスクが継続的に高まっているが、現在の状況評価はレベル4(中程度の信
頼度)とされている。これは、持続的及び/又は複数種の哺乳類のアウトブレイク、人獣共通感
染例の増加、又は人獣共通曝露に関連した限定的なヒト-ヒト感染を示す。現時点でのヒトの
健康への脅威は増大しているが、パンデミックの前段階の事象と考えられている。
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