よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料3-1 感染症定期報告感染症別文献一覧表[551KB] (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_53729.html
出典情報 薬事審議会 医薬品等安全対策部会(令和6年度第3回 3/14)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

ID

感染症(PT)

出典

概要

Emerg Microbes Infect. 13(2024)2352434

サル痘ウイルス(MPXV)はポックスウイルス科オルソポックスウイルス(OPXV)属の再興病原
体である。ヒトに感染すると天然痘に類似した疾患を引き起こし、ワクチン未接種者の致死率
はクレードI株では約10%、クレードII株では1%未満である。天然痘ウイルスとは異なり様々な
動物に感染する可能性があり、歴史的にヒトは中央・西アフリカの非ヒト霊長類や齧歯類との
接触を介して感染していたが、2022年にはヒト-ヒト伝播による世界的なアウトブレイクが発生
した。家畜動物のMPXV感受性は不明であるが、in vitroではブタ胚性腎臓の感受性が示され
ており、また大規模な血清学的研究では中央アフリカの1頭のブタからOPXV中和抗体が検出
された。本研究では仔豚にMPXVを接種し、ブタのMPXV感受性と伝播を調べた。3-5週齢の
仔豚10頭をBSL-3Ag施設で3日間順化させ、2頭をMPXV接種前に安楽死させベースライン剖
検に供した。6頭(主感染動物)に、静脈内、皮内、鼻腔内の3経路でクレードIib MPXV(2022年
ヒト症例由来株)を接種した。2頭(歩哨動物)は主感染動物と分けておき、接種2日後に合流さ
せ、同居するブタにMPXVが感染するかどうかを調べた。主感染動物は接種7日後、14日後、
21日後に2頭ずつ、歩哨動物は接種21日後に2頭とも安楽死させ、剖検に供した。臨床徴候を
毎日観察し、直腸温を毎日記録した。接種1日前、接種1、3、5、7、10、14、17、21 日後に、鼻
腔・口腔咽頭・直腸スワブ、全血を採取した。数頭のブタで口唇と鼻の近くに軽微な病変が認
められ、剖検時に採取した皮膚検体からMPXV抗原が検出された。感染性ウイルスは、主感
染動物のうち2頭で鼻腔・口腔咽頭スワブから分離された。重要なことに、歩哨動物を含むす
べてのブタの鼻腔・口腔咽頭スワブからMPXV DNAを分離することができた。主感染動物と歩
哨動物の血清中の抗MPXV抗体の存在により、ブタからブタへの感染が確認された。DNAは
血液やほとんどの内臓組織から検出されず、鼻腔・口腔咽頭スワブ、鼻の篩骨甲介、皮膚か
ら検出されたことから、MPXVはブタでは主に上気道組織で増殖する可能性が高い。結論とし
て、本研究ではブタがクレードII MPXVの増殖性感染に感受性があり、他のブタに感染を伝播
する可能性があることが初めて示された。

21 サル痘

ProMED-mail 20240629.8717277

DRCで蔓延している、専門家が「これまでで最も危険な変異株」と呼ぶエムポックスウイルスの
クレードIb変異は、通常の株と比較して最も伝染力が強く、欧州にまで広がる可能性があると
警告されている。この変異株は遺伝子検査により、クレードIIより毒性の強いクレードIに属する
ことが判明した。クレードIIと同様に、クレードIbは感染部位に重度の水疱のような発疹を引き
起こすが、症状はより重篤で、発疹が全身に広がることが多い。ウイルスが最初に発見された
カミツガでは、クレードIb感染者が約600人確認されている。初期の推定では変異株の死亡率
は成人で5%、子供で10%とされており、また妊婦の感染が驚くべき数の流産を引き起こして
いる。

22 サル痘

2024年8月14日、WHO事務局長は、DRC及び多くのアフリカ諸国におけるエムポックスの急増
が、国際保健規則の下で最高レベルの警報である「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急
事態」に該当すると決定した。2023年9月にコンゴ民主共和国で始まったクレードIbのエムポッ
クスウイルス(MPXV)アウトブレイクは、同国での患者数が増加しており、近隣諸国にも拡大し
ている。ブルンジ、ケニア、ルワンダ、ウガンダがそれぞれ最初のエムポックス症例を報告し、
WHOホームページ.
報告症例の中にはコンゴ民主共和国東部への渡航歴があるものも含まれ、これらの全ての国
https://www.who.int/emergencies/diseaseでクレードIb MPXVが確認されている。入手可能な疫学データによると、このクレードは、セック
outbreak-news/item/2024-DON528
スワーカーとその顧客のネットワーク内で確認された性的接触を含む密接な身体的接触によ
り、成人の間で急速に広がっている。ウイルスがさらに広がるにつれ、罹患グループも変化し
ており、家庭内やその他の環境でもウイルスが定着している。さらにコートジボワールでは、
2022年の複数国での流行開始以降初めて、クレードII型エムポックスの症例が報告されてい
る。

23 テニア症

J Helminthol. 98(2024)e20

ケニアにおける無鉤条虫(Taenia saginata )感染症の疫学像に関する利用可能なデータは限
られており、断片的である。Sarcocystis 種は重要な食肉媒介寄生虫であるが、ケニアにおけ
るその発生を調査した研究はほとんどない。本研究ではウシ嚢虫症の発生を推定し、
Sarcocystis 種の存在をスクリーニングすることを目的とした。2021年4-7月、ケニア、Narok郡
の10の食肉処理場で、無作為に選んだ573のウシ枝肉で食肉検査を行った。検査は食肉検査
官が上腕三頭筋の好発部位にナイフで切り込みを入れて目視によって行い、組織病変疑い試
料を採取した。寄生虫の見かけの発生は5.4%であった。ウシ1頭あたり1点の嚢胞性病変試
料を用いてDNA抽出を行い、ミトコンドリア12SリボソームRNA遺伝子と制限断片長多型を標的
とするネステッドPCRでT. saginata の分子的同定を、ミトコンドリア18SリボソームRNA遺伝子
配列とチトクロームcオキシダーゼサブユニットI遺伝子を標的とするマルチプレックスPCRで
Sarcocystis 種の分子的同定を行った。検査した31の嚢胞性病変のうち、26/31(83.9%)でT.
saginata が検出された。嚢胞性病変の8/31(25.8%)でSarcocystis cruzi が、1/31(3.2%)でS.
hominis が検出された。6/31(19.4%)でS. cruzi とT. saginata の重複感染が認められた。ウシ
嚢虫症とS. hominis が確認されたことは、感染を促進する危険な調理と衛生行為の存在を示
唆している。これはケニア国内のウシにおける初めてのSarcocystis 種の報告、初めての分子
的同定である。国内のウシにおいて人獣共通感染症のS. hominis と病原性のS. cruzi の両方
が存在することは、動物の健康とヒトの健康における十分に検討されていない懸念を浮き彫り
にしており、さらなる疫学的調査が必要である。

24 デング熱

〇AABB Weekly Report 2024年6月26日号Vol.30 No.20
CDCのHealth Action Networkは今週、米国におけるデングウイルス(DENV)感染リスクの増
加について、医療従事者、公衆衛生当局及び一般市民に対して通知するためのHealth
Advisoryを発表した。Health Advisoryには、DENVに関する背景情報、医療提供者に対する勧
AABBホームページ.
告、州、部族、地方、地域の保健局に対する勧告、及び一般市民に対する勧告が含まれてい
https://www.aabb.org/newsる。また、AABBの最近更新された新興感染症ファクトシートには、DENV及び献血ドナーと患
resources/news/article/2024/06/26/cdc- 者の健康と安全に関連する追加情報が記載されている。
health-action-network-issues-health(DENVファクトシートに記載されている主な内容)
advisory-for-increased-risk-of-denv・DENVの輸血による感染について
infections
・スクリーニングの質問内容について
・現在推奨されているドナーの延期期間について
・血液確保への影響について
・血液安全性への影響について
・血漿分画製剤の病原体除去効果について

20 サル痘

6 / 23