RI内用療法の提供体制について
○ 入院待機期間は平均114日（3.8か月）、待機期間が180日以上の医療機関は約20％にのぼり、RI内用
療法を実施する病室のない県がいまだ存在している。
○ RI内用療法の開始が遅延した場合、予後の悪化の可能性が指摘されている。

茨城、滋賀、奈良、
和歌山、佐賀
待機期間180日以上の
医療機関は約20％
治療病床なし

治療病床１床

出典：日本核医学会分科会 腫瘍・免疫核医学研究会 甲状腺RI治
療委員会 「甲状腺癌の放射性ヨウ素内用療法におけるRI治療病室
稼働状況の実態調査報告（第5報）」(2018.9-10月アンケート)、核医
学56; 107-116, 2019

全68施設、154病床

北海道：３施設、９床
東 北：９施設、26床
関 東：12施設、27床
甲信越：４施設、８床
北 陸：４施設、11床
東 海：５施設、８床
関 西：８施設、16床
中 国：８施設、14床
四 国：５施設、７床
九 州：９施設、27床
沖 縄：１施設、１床
(2019年11月25日時点)
出典：QST量子医科学研究所東達也先生提供資料

被膜外浸潤、転移のある甲状腺癌において、甲状腺全摘手
術後の早期（半年以内）にRI内用療法を行わなければ、予後
が有意に悪い。
待機期間が半年以上の場合、半年以内の場合に比べて、死
亡の確率が4.2倍上がる。
出典： Higashi, et al. Delayed Initial Radioactive Iodine Therapy Resulted in Poor Survival
in Patients with Metastatic Differentiated Thyroid Carcinoma: A Retrospective Statistical
Analysis of 198 Cases, J Nucl Med 2011; 52:683–689

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